ソファの搬入時に必要なサイズは?間口70cmがポイント!

最終更新日:2019/07/28

ソファを購入したものの、ちゃんとお部屋に運び込めるかが心配になりますよね。

例外はありますが、一般的に、ソファは間口が70cm以上あれば搬入が可能とされています。

1階及び、2階以上に設置する場合をはじめ、マンションや戸建てにソファを設置する際に必要な間口サイズをまとめてみました。

エレベーターや階段を使用する際に考慮すべき高さや幅なども合わせて、搬入経路確認時の目安にしてみましょう。

ソファの搬入に重要!納品間口サイズって何?

通販などでソファを購入する際に、「納品間口サイズ70cm」や「間口75cm以上」という記載を目にしたことはないでしょうか。

建築用語では、間口は建物の正面の幅を表す言葉として使用されます。

しかし、ソファのカタログなどで見かける間口となると少し意味合いが変化し、商品の納品のための搬入作業時において、お部屋等の入口に必要な広さを表す用語になります。

例えば、購入したいソファに「納品間口サイズ70cm」と記載があれば、ソファを運び込む時に玄関や各お部屋、エレベーターなどの入口のサイズが70cm以上必要であるということになるのです。

ご家庭の入口からどうしても搬入が難しい場合は吊り下げ作業などで対処することになり、特殊車両の手配が必要になってきます。

また、入口のドアや窓を取り外したりと大掛かりな工事なども必要になってくることもあるのです。

当然のことながら別途料金も発生してしまいます。

ソファを購入するのなら、前もってこの間口について詳しく理解しておく必要がありますね。

ここでは、意外に知らないソファ搬入の際に重要な、間口について考えていきます。

ソファを買うなら事前の搬入経路の確認をしておこう!

ソファを購入する際には、搬入経路を前もって調べておくことがとても大切です。

まずは、各入口の幅を確認します。

玄関や部屋のドア、エレベーターの入口の幅はもちろんですが、場合によっては窓から搬入することもありますので、窓の幅なども測っておくと安心です。

同様に、搬入の際に通る通路や廊下の幅も計測しておきましょう。

マンションなどでしたら、通路のどのあたりに玄関があるのか、ドアがどちら向きに開くのかなどによって搬入に影響することもありますので、事前に購入店や配送業者に伝えておくことをおすすめします。

また、3人掛けソファなど大きなものは立てて運ぶのが一般的と言われています。

この場合は、エレベーター内の高さや通路や廊下、踊り場の天井高などの確認も必要になります。

搬入経路に梁や配電盤、照明などの障害物がないかもチェックしておきましょう。

実は、「納品間口サイズ70cm」というのが、ソファの搬入において最も一般的なサイズ記載であると言われています。

搬入経路確認をスムーズに行うためにも、ソファを運ぶのに、間口や天井高には基本的にどれぐらいのサイズをが必要になるのかを詳しく知っておく必要がありますね。

次章から、詳しくまとめていきますので参考にしてみて下さい。

ソファを1階に設置!間口70cm以上かをしっかり確認しよう

実際にソファを搬入する際に必要な、間口のサイズについて考えていきましょう。

ここで示すサイズは、ソファを搬入するにあたって一般的に必要と考えられるものになります。

もちろん、ソファのデザインや形状によってはこのサイズ以上がどうしても必要になることもありますので、あくまで目安としてお考えください。

まずは、1階にソファを設置する場合になります。

戸建てはもちろん、マンションやアパートの1階にお住いの方はこちらをしっかり把握しておきましょう。

●玄関から搬入する場合

玄関幅が70cm以上必要

●窓から搬入する場合

窓の開口が70cm以上必要

●1階の自室やリビングなどの入口から搬入する場合

玄関幅をクリアしたうえで、さらに各部屋の入口のドア幅が70cm以上必要

このように、1階にソファを設置する場合は、玄関やお部屋の入口の幅が重要になってきます。

ソファを1階に設置する際の注意点

1階にソファを設置する場合に、基本的に玄関やお部屋の入口などをはじめとする、間口70cm以上が必要になってくることはご理解いただけたと思います。

それ以外にも注意しておくべきポイントがあります。

戸建てでしたら、玄関から入って真っ直ぐ設置したいお部屋の入口があれば問題ないのですが、廊下を曲がった先のお部屋に搬入する場合ももちろんあります。

マンションなどの1階のお部屋であったとしても、エントランスなどを通過したうえで各お部屋に向かうことになりますよね。

途中の通路が直線でない場合も想定しておく必要があります。

3人掛けなどの大きなソファの場合と同様に、廊下や通路が直線でない場合は一旦ソファを立てて運ぶことになるのです。

ここで、重要なのが廊下や通路の天井高になりますので、ソファサイズごとにまとめておきます。

●2人掛けソファ

天井高が1m80cm以上必要

●2.5人掛けソファ

天井高が2m以上必要

●3人掛けソファ

天井高が2m10cm以上必要

こちらも、あくまで目安の高さということになることをご理解下さい。

2階以上にソファを設置するならエレベーターの間口70cm以上がポイント!

マンションなどにおいて2階以上のお部屋にソファを設置する場合、エレベーターか階段を使用することになります。

ここでは、エレベーターを使ってソファを搬入する場合の、基本的な納品間口サイズを考えてみましょう。

まず、玄関などのサイズと同様に、エレベーターの入口の幅が70cm以上必要になってきますね。

エレベーター内ではソファを立てて運ぶことになりますので、エレベーター内の高さも考慮しておきましょう。

●2人掛けソファ

エレベーター内の高さが1m80cm以上必要

●2.5人掛けソファ

エレベーター内の高さが2m以上必要

●3人掛けソファ

エレベーター内の高さが2m10cm以上必要

これらの基本的な間口サイズやエレベーター内の高さに加えて、ソファがエレベーター内にまっすぐに立てて入らない場合も想定しておかなければなりません。

エレベーター前のホールに、ソファを斜めに倒すスペースがあるかなどの確認もしておきましょう。

階段を使うなら階段幅が70cm以上必要!

建物によってはエレベータを設置していない場合もありますし、戸建ての2階のお部屋にソファを設置する場合なら、基本的には階段を使用することになります。

また、前章で示したソファを運ぶ際に必要な間口サイズや、エレベーター内の高さに満たない場合には、エレベーターがあっても使用できず階段での搬入作業になってしまいますよね。

最後に、階段を使ってソファを搬入する際に必要とする幅や天井の高さについて考えてみましょう。

玄関や各お部屋、エレベーターの入口と同様に考えて、階段を使用する際にも階段幅が70cm以上必要になってきます。

さらに、階段を運び終わった時にソファを立てる場所として、踊り場の天井高も考慮しておかなければなりません。

●2人掛けソファ

踊り場の天井高が1m80cm以上必要

●2.5人掛けソファ

踊り場の天井高が2m以上必要

●3人掛けソファ

踊り場の天井高が2m10cm以上必要

階段の形状や踊り場の天井に照明がついている場合などによっては、上記のサイズを確保できていても搬入が難しい場合があります。

2階以上にソファを設置する場合は特に、前もっての搬入経路の確認に加え、購入店や配送業者などとしっかりと相談しておくことをおすすめします。

ソファ購入時には納品間口サイズを必ずチェックしよう!

ソファを購入する際には、デザインや座り心地をはじめ、お部屋の配置したい場所にぴったりのサイズであるかなどを考慮するものです。

しかし、ここでもう1つ必ずチェックすべきなのが、納品間口サイズです。

ソファの納品時を想定して、搬入経路を考える際にもとても重要になるサイズでもあります。

気に入って購入したソファが、どうしてもお部屋に入らないなんてことにならないためにも必ず確認しておきましょう。