失敗しないソファ選び!ゆったり4人掛けはサイズ把握が重要

最終更新日:2019/07/28

その存在感からお部屋の雰囲気を決めてしまうために、4人掛けのソファ選びは慎重になるものです。

高価な家具の買い物になることもその1つの理由として挙げられますが、何にしろ失敗のないように選びたいものですよね。

4人掛けのソファをお部屋に配置する際に特に重要になる、サイズ選びを取り上げてまとめています。

お部屋のリラックススペースとして、最適な4人掛けのソファを見つける手掛かりにしてみましょう。

4人掛けソファってどんなもの?

今回は、リビングなどのゆっくりとくつろぐスペースに配置されるソファの中でも、大きなサイズである4人掛けソファについて考えてみます。

大人4人が使用できるサイズのソファになりますので、その幅は2mを超えてくることになります。

家族でゆったりと過ごせるスペースを確保できる反面、広いお部屋でないと配置することが難しいでしょう。

特に、4人掛け以上のソファになってきますと、横幅が長くなるよりもL字型のコーナータイプになるケースが多いとされています。

このタイプですとどうしても圧迫感があり、お部屋のコーナーを占領してしまうこともあります。

また、サイズが大きいゆえに存在感があるので、お部屋全体の印象が4人掛けソファを配置することで決まってしまうとも言われています。

つまり、他の家具類やインテリアとバランスを取るのが難しいということになりますね。

4人掛けソファ選びに失敗しないためにも、配置するお部屋に適したサイズであるかということはとても重要になってくるのです。

4人掛けソファの種類

お部屋にぴったりのソファを探すためにも、4人掛けソファの種類を把握しておきましょう。

●ベンチタイプ・・・4人が並んで使用できる横長タイプ

●コーナータイプ・・・コーナーを挟んで使用するタイプ

●セパレートタイプ・・・組み換えが自由で、ベンチタイプでも2分割できるものや1人分ずつパーツ分けできるものがある

●カウチタイプ・・・座面部分が長い形状で、寝そべったり背もたれに身体を預けて足を伸ばしたりできる

さらに4人掛けソファには、座面が低く設定されているローソファや背もたれが高いハイバックソファ、頭をのせる場所があるヘッドレスト付きソファなどもあります。

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭などでは、落下の心配を考えてローソファなどがおすすめですね。

ハイバックソファは身体全体を包み込むような形状で、ゆったりと使用できます。

ヘッドレスト付きのものですと、頭部が安定することから読書やDVD鑑賞時などに楽な体勢で使用することができます。

4人掛けソファを選ぶ際にはサイズはもちろんのこと、お部屋の広さや形状、使用する人やその使い方などをもとに、ソファの種類も考慮しておきましょう。

4人掛けソファのサイズ選びのポイントは?

前章でも少し触れていますが、4人掛けソファは家具の中でも特に大きなものになるため、そのサイズ選びがとても重要になってきます。

注意すべきポイントは次の3つになります。

●幅

●奥行き

●高さ

4人掛けソファになりますと、コーナータイプでも幅が2mを超えてくるものがほとんどになることは既にご説明しました。

幅のサイズがお部屋の広さにダイレクトに影響してくることになります。

次に、奥行きはお部屋の生活導線に影響を与えるものであることも把握しておきましょう。

生活動線とは、リビングやキッチン、トイレなどを行き来する線のことを表していて、この線がシンプルであるほど生活しやすい間取りであるとされています。

例えば奥行きがあるソファですと、ソファの後ろの空間が狭くなりその部分の通路が通りにくくなってしまいます。

狭い通路ですとどうしてもその場所を通ることを避けるようになるので、わざわざ遠回りをして移動することになりますね。

この時点で、生活導線は複雑なものになってしまいます。

4人掛けソファを選ぶ際には、この奥行きも大切になってくるのです。

最後に高さですが、これはお部屋の開放感に影響してきます。

高さがあればあるほど、圧迫感があることも念頭に入れておきましょう。

サイズが大きい4人掛けソファを配置できるお部屋の広さは?

4人掛けソファを配置するに当たって、お部屋の広さがどれぐらいあればバランスがよいかも考えてみましょう。

一般的には、約14畳以上のリビングダイニングであれば、コーナータイプの4人掛けソファが置けると言われています。

また、ローソファなら、約14畳の広さのリビングダイニングに4.5~5人掛けのソファを配置してもそこまで圧迫感がないとされています。

さらに、セパレートタイプの4人掛けソファでしたら14畳より少し狭いお部屋であっても、スペースを考慮しながら各パーツに配置することも可能になります。

逆に、約20畳ほどの広いお部屋になると、さらに大きいサイズの5人掛けソファはもちろん、4人掛けソファにオットマンを置くこともできますね。

オットマンは、ソファの前に置いて使用する足乗せのことです。

自由に移動させられるうえ背もたれが付いていない形状から、視界を遮りにくく、圧迫感なく配置できるのがメリットとされています。

このように、14畳というお部屋の広さを基準にソファのサイズを考えると分かりやすいとは思いますが、実際には、他の家具類やインテリアのサイズ、配置の仕方によっても変わってくるものです。

あくまで14畳というお部屋の広さを目安に、前章で示したソファの幅、奥行き、高さから最適な4人掛けソファを選んでいくことをおすすめします。

4人掛けソファを置くのなら周囲のスペースも考えよう!

前章で、ソファのサイズ選びの際に奥行きが生活導線に影響してくることをお話ししましたね。

ここでは、4人掛けソファを配置する際に考えておくべき生活導線について、詳しくまとめておきます。

4人掛けソファをはじめとする大きいサイズのソファを配置するときは、その周囲に無理なく動けるスペースを確保しておくことが基本になります。

ソファを配置するときに、最低限必要と考えられるスペースを具体的に挙げてみましょう。

●ソファからセンターテーブルまで・・・足を伸ばすスペースとして40~50cm

●ソファの背後の広さ・・・通路として最低50~60cm

●TVからソファまで・・・目が疲れない距離として最低130cm

このように、ゆったり足を伸ばしてソファに座ったり横になったり、ソファの後ろを無理なく移動できたり、長時間DVD鑑賞をしても目が疲れないというのは、くつろぎの場としてソファを使用する場合には、不可欠なことと言っても過言ではないでしょう。

ゆったりと過ごすための最低限のスペースとして、これらもしっかり把握しておきましょう。

4人掛けソファを選ぶなら細かな部分のサイズと座り心地も確認しておこう!

4人掛けソファを選ぶ際には、幅、奥行き、高さという基本サイズに加えて、細かな部分のサイズまでしっかりと気を配っておきましょう。

ヘッドレスト付きやリクライニング付きのソファなどは、特に注意が必要になります。

ヘッドレスト部分のサイズはもちろんですが、リクライニングを倒したときのスペースも考慮しなければ、実際に使用するときに不具合が生じかねません。

また、肘掛部分のサイズにも注意しておきましょう。

お部屋に配置した後に、肘掛けのサイズ分少し窮屈に感じてしまうこともあるからです。

また、少し話は逸れてしまいますが、座り心地などもしっかり確認しておきましょう。

どんなにお部屋にぴったりのサイズであっても、座り心地や使用感がよくなければ意味がありませんよね。

細かなサイズに気を配りつつも、まずは普段お部屋で使用するように、靴を脱いでゆっくりと腰掛けることからソファ選びをスタートさせましょう。

幅だけじゃない!奥行きや高さも考慮して4人掛けソファを選ぼう

家具の中でも大きな4人掛けのソファを選ぶとなると、どうしてもその幅が気になってしまうものです。

お部屋に適した4人掛けのソファを選ぶためにも、幅に加えて、奥行きや高さをしっかりと確認しておきましょう。

奥行きを把握しておけば生活動線を配慮して配置することができますし、高さを考慮することで見た目の圧迫感を軽減できます。

デザインや素材、使用感に加えて、この3つのサイズを押さえておきましょう。