洗濯可能なカーペットなら、コインランドリーがおすすめです。
一般的なコインランドリーの洗濯機は、洗剤自動投入タイプのものがほとんどと言われています。
洗剤自動投入の洗濯機を取り上げ、使用されている洗剤の種類をはじめ、カーペット洗濯に適した洗剤かどうかなども考えてみます。
洗剤を馴染ませやすくする洗濯槽への入れ方や追加投入は可能かなど、気になるコインランドリーの洗剤のあれこれをまとめています。
カーペットも洗える!コインランドリー利用時に洗剤は持参するの?
大きいサイズのカーペットは、丸洗いできるものならコインランドリーで手軽に洗濯することができます。
今回は、コインランドリー使用時の正しい洗剤の投入方法について考えてみます。
そもそも、コインランドリーには洗剤を持参した方がいいのでしょうか。
実際には、新しくできたコインランドリーや、新しい洗濯機や洗濯乾燥機の入っているコインランドリーでは、自動で洗剤を投入してくれる装置が付いていることがほとんどです。
また、洗剤の料金も洗濯代金の中に含まれていて、追加料金も必要ないのが一般的です。
しかし、洗濯機の型が古いと、この洗剤自動投入装置が付いていない可能性もあります。
この場合でも、たいていは専用洗剤の自動販売機が設置されていますので、基本的に、コインランドリーには洗剤をわざわざ持参しなくてもいいことを把握しておきましょう。
コインランドリーで自動投入される洗剤はどんなもの?
コインランドリーで「洗剤自動投入」や「洗剤無料」と記載されている洗濯機には、液体洗剤が使われているのが一般的です。
どのような成分を含む洗剤なのか、家庭用の洗濯洗剤と違いがあるのかなども気になりますよね。
自動投入されている洗剤は、界面活性剤や蛍光剤、抗菌剤を配合した無リンの弱アルカリ性や中性タイプのものが使用され、市販の家庭用洗濯洗剤とほとんど変わらないと言われています。
あえて違いを挙げるとすれば、香料でしょうか。
また、コインランドリーでドラム式洗濯機が回っているのを見ていて、泡が立っていないので、きちんと洗剤が投入されているか心配になった方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、コインランドリーでは基本的に低発泡の洗剤を使用しています。
ドラムの回転で衣類を持ち上げて落とすという衝撃を利用した、いわゆる「たたき洗い」がドラム式洗濯機の最大の特徴です。
投入した洗剤が泡立ちすぎるとクッションの役割となり、回転するドラム内の衝撃を吸収してしまうため、「たたき洗い」の効果が減少してしまうのです。
このことを踏まえて、コインランドリーで自動投入される洗剤がカーペットの洗濯時に適したものであるのかを、次章で考えてみましょう。
コインランドリーで自動投入される洗剤!カーペットを洗うのに適したものなの?
まず、カーペットをご家庭で洗濯する場合の行程を考えてみましょう。
カーペットが丸洗いできるものかを洗濯表示などでしっかり確認しておきます。
丸洗いできる素材でサイズの小さいものでしたら、ご家庭の洗濯機での洗濯が可能です。
普段、衣類の洗濯などに利用している洗濯洗剤を適量投入してください。
また、丸洗いできるカーペットで、サイズが大きくてご家庭の洗濯機に入らないものは、お風呂場での足踏み洗いで汚れを落とすことができます。
浴槽内にぬるま湯を張り、この場合も普段使っている洗濯用洗剤を入れてからカーペットを足で踏んで洗っていきます。
つまり、カーペットの洗濯時は、一般的なご家庭用の洗濯洗剤を利用すれば問題ないことが分かりますね。
1つだけ注意すべきなのは、粉状の洗濯洗剤を使用する際に、カーペット全体に洗剤が行き渡るようによく溶かしておくことです。
洗いムラを避けるためにも、可能でしたら液状の洗濯剤の利用をおすすめします。
さて、前章でご説明しましたが、コインランドリーで自動投入される洗剤の成分はご家庭の洗濯洗剤とほとんど変わりなく、しかも液状でした。
コインランドリーで自動投入される洗剤は、カーペットの洗濯に適しているということが分かります。
しかし、素材によっては色落ちすることなどもあることを、しっかり念頭に入れておきましょう。
コインランドリー利用時の注意点!カーペットに洗剤を馴染ませるには?
さて、前章の内容から、洗剤の種類を心配することなく、コインランドリーで丸洗い可能なカーペットが洗濯できることがご理解いただけたと思います。
自宅での足踏み洗いはとても手間ですし、水を含んだカーペットは非常に重たいうえに乾かすのに数日を要します。
コインランドリーを活用すれば、とても手軽にカーペットを洗うことができますね。
コインランドリー使用時に、上手にカーペットを洗うための注意点を2つ挙げてみましょう。
1つ目は、くしゃくしゃに丸めたままカーペットを洗濯槽に押し込まないことです。
屏風だたみにして、できれば大きめの洗濯ネットに入れておきましょう。
こうすることで、洗剤が満遍なくカーペット全体に行き渡ります。
また、2つ目はコインランドリー使用前に、自宅でできる限りの汚れを落としておくことです。
コインランドリーに持ち込む前に、しっかりと掃除機を掛けておきましょう。
カーペットに付着しているホコリや汚れを落としておくことで、カーペットの毛足の根元の方にまでしっかり洗剤が行き届き、絡みついたしつこい汚れをきちんと落とすことができると言われています。
洗剤自動投入の洗濯機!洗剤を追加しても大丈夫?
コインランドリーの洗剤自動投入タイプの洗濯機でカーペットを洗う際に、持参した洗剤や仕上げ剤を追加投入してもいいのでしょうか。
「汚れがひどいから洗剤をもっと足したい・・・」
「自動投入される洗剤の香りが好みではないので、持参した仕上げ剤などを加えたい・・・」
このように様々な理由が考えられますが、洗剤の追加投入などは基本的におすすめできません。
まず、洗剤自動投入タイプの洗濯機は途中で止めることができませんので、最後のすすぎときに投入する仕上げ剤を入れることは不可能です。
また、ベストの量の洗剤が自動投入されているので、洗剤を勝手に追加すると適量オーバーになり、洗剤がすすぎきれずにカーペット内に残ったままになってしまいます。
これではカーペット内に逆に汚れが残ってしまうことになりますし、カーペットの素材を傷める原因にもなると言われています。
どうしても自分で洗剤を投入したい方や、好みの香りの仕上げ剤を使いたいという方には、洗剤を手動で投入するコインランドリーを探すか、ご自宅での丸洗いをおすすめします。
洗剤手動投入タイプの洗濯機の使い方は?
最後に、洗剤自動投入タイプの洗濯機以外で、カーペットを洗うときの方法についてまとめておきます。
ドラム式でも古い型の洗濯機や縦型式の洗濯機は、洗剤を手動投入するタイプがほとんどです。
このような洗濯機を利用する際は、1回分の洗剤を持参するか、コインランドリー内に設置されている使い切りの洗剤を購入しましょう。
縦型式の洗濯機はご家庭の洗濯機とあまり変わりありませんので、カーペットのサイズによっては使用できない場合があることも把握しておきましょう。
また、洗剤手動投入タイプの洗濯機を利用する場合は、どのタイミングで洗剤を入れればいいのか悩んでしまいますよね。
洗い始める前にまとめて洗剤を投入するものや、洗っている途中に投入合図のランプが点灯するもの、ブザーが鳴って知らせてくれるものなど、洗濯機の種類によって洗剤投入場所やタイミング、合図の方法も様々です。
コインランドリー内にある、洗濯機の使い方や洗剤投入方法などの説明書きや、洗濯機に直接書かれている使用方法にしっかりと目を通して、正しい使用方法をしっかり把握しておきましょう。
コインランドリー利用時は使い方をしっかり確認しておこう!
丸洗いが可能なカーペットなら、コインランドリーを活用して手軽に洗うことができます。
まずは、店内の張り紙や洗濯機などに直接書かれている、注意書きや取り扱いの説明書きをしっかりと確認しておきましょう。
乾燥機や洗濯機が使用できるカーペットの種類から、洗剤や仕上げ剤が必要かどうかなどの情報が満載です。
これらをしっかりと理解し、正しくコインランドリーを利用して、カーペットの洗濯に役立てましょう。