ベランダに洗濯機を設置する場合に対策すべきこととは?

最終更新日:2019/04/19

賃貸などの住宅によっては、ベランダに洗濯機の設置スペースが設けられていることも珍しくありません。

ほとんどの場合は、雨や風、日光を遮るものがなく、何かしらの対策が必要になります。

今回は、ベランダに洗濯機を設置する場合に、どのようなことに対策すべきなのか、対策を怠るとどのようなことになるのかについてご紹介していきます。

上記で挙げた雨や風、日光の他に対策すべきことについてもお伝えしていきます。

ベランダに洗濯機を設置する場合には雨風対策が必要!

ベランダに洗濯機を設置する場合には、雨や風の対策が必要になります。

多くの家庭では、ベランダは基本的に雨ざらしになるかと思います。

屋根などがある場合は、ある程度の雨や風を防ぐことができますが、雨や風の向きによっては洗濯機に直撃してしまうでしょう。

洗濯機は電気製品なので、いくら水を使うとはいえ、雨風にさらしっぱなしでは劣化していきます。

室内で使う洗濯機と比べると、劣化スピードや故障の可能性も高くなります。

特に、洗濯機の操作パネルの部分は、洗濯機の中でも一番弱い部分になります。

その部分に雨水が当たり続けることは、故障の可能性を高めているということが容易に想像できます。

また、風によって吹き付けられる砂埃などは、洗濯機の外側のカバーの隙間などから中に侵入してしまうこともあります。

そのため、異音の原因にも繋がりやすくなってしまいます。

太陽光が洗濯機を劣化させる?ベランダに設置するなら対策を!

雨や風の他にも、洗濯機を劣化させる要因が、ベランダに設置する場合にはあります。

それは、太陽光です。

太陽の光も洗濯機を劣化させてしまうので、こちらも対策が必要になります。

洗濯機は、外側のカバーはプラスチックで作られているものがほとんどです。

プラスチックは、長い期間、太陽光にさらされ続けると、変色してしまったりなど見た目も劣化していきます。

その他に、硬化していくことも挙げられます。

プラスチックが硬くなることで、割れやすくなってしまったり、変形の原因にもなるでしょう。

また、日中は太陽の光の温度で、高くなり、夜に冷えるということを繰り返した場合には、状態が変化することにより、元の強度を保つことが難しくなります。

そのため、ベランダに洗濯機を設置する場合には、太陽光に対しても対策が必要になります。

ベランダに洗濯機を設置する場合は防犯対策が必要!

ここまでは、自然に対する対策が必要であることをお伝えしてきましたが、ベランダに洗濯機を設置する場合には、人間に対しても対策が必要になります。

特に、女性に言えることになりますが、下着泥棒などへの対策が必要になるでしょう。

洗濯機を使う際には、明らかに使っているということが、誰の目から見てもわかります。

それがベランダにある場合には、人の目に付きやすいです。

2階以上に部屋があるという場合でも、油断することはできません。

2階以上であっても侵入されるケースもあるので、確実な防犯対策が必要です。

洗濯機には、チャイルドロックが付いているものは多くありますが、使用中でも一時停止などはスイッチ1つで誰でも簡単にできます。

そこから盗まれる、ということは十分に考えられます。

また、ベランダに洗濯機を設置している場合には、そのままベランダに洗濯物を干す人もいるかもしれませんが、防犯の対策をするのであれば、部屋干しにする必要もあるでしょう。

寒い地域では水道管凍結にも注意が必要!

寒い地域では、ベランダに洗濯機を設置する場合、水道管の凍結対策が必要になります。

寒い時期に外に洗濯機がある場合には、洗濯機を使っているときは問題ありませんが、使っていないときに注意が必要です。

多くの場合は、洗濯し終わった洗濯機はそのままにしておくかと思います。

しかし、寒い地域や気温の低い日などには、そのまま放置していると洗濯機の中の水が凍ってしまい、故障の原因にもなりかねません。

こちらの対策方法については、「水抜き」が挙げられます。

洗濯機を使うときに通水して、洗濯機を使い終わったら水抜きしておけば、多くの場合は水道管凍結を防げるでしょう。

ベランダに別で水道の元栓がある場合には、そちらで水抜き作業を行ないましょう。

また、寒い地域であれば、部屋の水道の元栓から水抜きの作業を行なうようにします。

水抜きの方法についてご紹介しておきます。

【手順①】

全ての蛇口が閉まっていることを確認します。

【手順②】

水道の元栓を閉めます。

【手順③】

全ての蛇口を全開にします。

そうすると、水道管の中に残っていた水が蛇口から出てきます。

この水抜き作業を行なうと、水道管凍結する可能性もかなり低くなるので、寒い地域や寒い日などになる場合には、必ず行なうといいでしょう。

ベランダの洗濯機を守ろう!対策方法をご紹介!

ベランダに設置した洗濯機を雨や風、太陽光から守ることが大切です。

また、防犯対策についても併せてお伝えしていきます。

まずは、ベランダに洗濯機を設置する場合には、洗濯機にカバーをかけることが最も簡単で効果的です。

この洗濯機カバーは、ホームセンターやネットショップ、100均ショップなどで幅広く取り扱われています。

デザインも豊富で、おしゃれなものから可愛いものまであるので、選ぶのも楽しいですね。

しっかりと洗濯機を守りたい人は、洗濯機を囲むような柵やラックを設置するといいでしょう。

こちらは少々取り付けが大変になりますが、防犯対策にも繋がるので、おすすめです。

特に、柵で洗濯機を囲ってしまい、南京錠をかけられるようにしておくと、防犯対策としては特に効果的です。

これらの対策で、洗濯機を守りましょう。

また、対策方法とまではいきませんが、中古の安い洗濯機を設置する、ということもおすすめです。

高級な洗濯機をわざわざベランダに設置するよりは、安いものを設置したいという人も少なくはないでしょう。

実際に、中古の洗濯機をベランダで使っている人も多いようです。

ベランダに洗濯機を設置するメリットは?

ベランダに洗濯機を設置する場合には、対策が必要になりますが、デメリットばかりではありません。

住宅によっては、ベランダに置くしかないという場合も多くあります。

そんな場合には、何かメリットがないと気分も下がってしまいますよね。

そこで、ベランダに洗濯機を設置するメリットについて触れていきましょう。

【メリット①】

洗濯機の使用中の騒音が、少なくなることが挙げられます。

特に、ワンルームの部屋の場合には、部屋の中に洗濯機があると、使用中はどうしても洗濯機の音と付き合わなければなりません。

ベランダに洗濯がある場合には、その音も軽減されるでしょう。

【メリット②】

もし、水漏れが起きたとしても、部屋の中が水浸しになることはありません。

ベランダに洗濯機があるので、そのような場合には、安心できることがメリットと言えるでしょう。

このように、ベランダに洗濯機を設置する場合には、ある程度の対策が必要になり、「デメリットも多いのでは?」と感じる人は多いかもしれませんが、しっかりとメリットもあるのです。

ベランダに洗濯機を設置する場合はカバーや囲いを取り付けよう!

今回は、ベランダに洗濯機を設置する場合の対策方法として、洗濯機カバーを取り付けること、囲いを作ることなどをご紹介してきました。

洗濯機カバーは、比較的どこでも購入することができ、おすすめです。

故障やトラブルを少なくするためにも、ベランダの洗濯機にはカバーを取り付けるなどして、しっかりと対策しておきましょう。