ワイヤーネットを連結させて、カラーボックスのような棚を作った時に、重いものを入れると棚がたわんでしまったり、倒してぺしゃんこにしてしまうことがあると思います。
また、ワイヤーネットの棚に小さなワイヤーラックや突っ張り棒を取り付けた時に、「外れないように補強したい」と考える方もいるでしょう。
簡単に作れて様々な使い方ができ、軽くて扱いやすいワイヤーネットの棚ですが、丈夫に作るためにはどのようなグッズが役にたつのでしょうか。
おすすめのワイヤーネットを使った収納方法もお伝えしますので、参考にしてください。
ワイヤーネット棚は簡単に作れる!補強は必要?
ワイヤーネットは100均ショップやホームセンターで色々な大きさ、種類のものが売っています。
値段も安く、様々な使い方ができます。
何枚も買って組み合わせて棚にする時には、工具などを使わずに、専用の連結ジョイントなどを使うだけで簡単に作成することができるので便利です。
たとえば、側面2枚、底と上に1枚、そして棚に使うワイヤーネットを用意し、連結ジョイントで留めていけば、カラーボックスのようなワイヤーネット棚が短時間で完成します。
一度作ったワイヤーネットの棚に、さらに数枚のワイヤーネットと連結ジョイントを足していけば、棚を上や横に増やして、大きくすることも可能です。
連結ジョイントは、ワイヤーネットを売っているコーナーですぐに見つかるものですし、安く購入することができます。
ワイヤーネットの棚の底の四方に取り付けて、棚の安定感を高めることができるジョイントもあります。
ただし、一つ一つが小さくて連結方法が簡易的なので、強度が高いものではありません。
重いものを収納したい時には補強しないと、棚が大きくたわみ、ワイヤーネット同士が外れてしまうでしょう。
ワイヤーネットで棚を作ったことがある方にはご紹介するまでもないですが、結束バンドを使って固定する方法もあります。
ジョイントで作るよりは丈夫になりますので、ワイヤーネット棚には基本のグッズと言えるでしょう。
まずは結束バンドで補強しよう
結束バンドはワイヤーネットの端と端のワイヤーを包んで、縛り付けて使うことができます。
結束バンドの先端をヘッド部分に差し込むと爪に引っ掛かるので、一度括りつけるとめったなことでは外れません。
固定方法は簡単なので、多めに取り付ければ補強効果も高いでしょう。
連結ジョイントをワイヤーネット棚の角に取り付けて、その他の部分に補強として使う場合もありますし、はじめから、結束バンドしか使わない場合もあります。
結束バンドは、購入した状態のまま結ぶと、紐が少し余ってしまい見た目が悪いため、余った部分はカットしたほうがいいでしょう。
そんな結束バンドですが、ワイヤーネット棚以外にも使えます。
バーベキュー網やカゴなど、ワイヤーネットと同じように網状になっているものや、穴が開いている収納ケースにも使うことができる便利なアイテムなのです。
文字が書きにくくシールなどを貼りたくないカゴに、結束バンドでタグをつけて、中に何が入っているか表示することもできるので、ラベリングにも活用できます。
針金でぐるぐる巻きにして補強!安全に仕上げよう
針金もワイヤーネット棚の補強に使えます。
ホームセンターのDIYコーナー、園芸コーナーなどに置いてある短い針金でも、ワイヤーネット同士を結び付けて固定することができるでしょう。
太くて長めの針金をぐるぐると巻き付ければ強度を上げることができます。
ワイヤーネットの色に合わせれば、それほど違和感もないものです。
針金で補強する場合は、先端の処理に注意しなければいけません。
針金の先が外側に飛び出していると危険なので、怪我をしないように最後まできちんと巻きつけておきましょう。
その上にテープなどを巻くのもおすすめです。
また、ワイヤーネット棚の補強には、突っ張り棒や、プラスチックレンガブロックなども使えます。
どのように使うと補強になるのか、次項でご説明します。
ワイヤーネット棚の補強に使えるその他のグッズ!突っ張り棒で収納上手に
突っ張り棒には豊富な使い道がありますが、ワイヤーネットの棚の補強にも役立ちます。
カラーボックスのような形状のワイヤーネット棚でしたら、棚の中(背面)に、突っ張り棒を結束バンドで結ぶことで補強になります。
棚の角から角へ対角線上に、斜めに取り付けることもできますし、一段一段を補強するように、短い突っ張り棒で縦に補強していくこともできるでしょう。
また、100均ショップなどで販売されているプラスチックレンガブロックを、使いたい大きさにカットして、棚と棚の間に挟むこともできます。
要するに、「棚が重みでたわんでも支えになる何か」を挟むことで、補強をすることができるということです。
ちなみに、ワイヤーネットの収納グッズには、突っ張り棒と組み合わせて作れるものもあります。
例えば、キッチンカウンター奥の壁面収納です。
吊戸棚とキッチンカウンターの間の空間に、縦に突っ張り棒を2本取り付けます。
その2本の突っ張り棒の間にワイヤーネットを結束バンドで取り付ければ、フックやラックをかけて使用できる壁面収納スペースが完成します。
ワイヤーネット棚はアレンジしやすい!おすすめの収納方法
ワイヤーネット収納に使えるグッズはたくさん販売されていますし、園芸グッズなどを使って便利なアイテムをDIYすることもできます。
ワイヤーネット専用のフックやカゴもあります。
キャスター付きの花台などをワイヤーネット棚の底に取り付けて移動しやすくするなど、アイディア次第でアレンジできるのがDIYの魅力です。
DIYグッズを見ていると、どこにも載っていないような補強方法が思いつくかもしれませんね。
ぜひ、オリジナルなワイヤーネット棚を作ってみてください。
それでは、ここからはワイヤーネットを使った便利な収納方法についてご紹介します。
●クローゼット内の収納
クローゼットのパイプにワイヤーネットで作った棚を吊るすことで、帽子やストールなどを分類して収納することができます。
こうした小物は軽いので、ワイヤーネット棚の強度を心配する必要はありません。
ワイヤーネットをパイプに吊るす時には、紐やフックでもいいのですが、ハンガーを使うと安定します。
2つのハンガーの下の広がった部分を、ワイヤーネット棚の上(両端)に結び付ければ、ハンガーを普通にパイプに吊るすだけで、傾きにくい収納グッズのできあがりです。
これは便利!ワイヤーネット収納
引き続き、ワイヤーネットを使った収納方法をご紹介します。
●コンロ下収納
コンロの下の収納スペースにワイヤーネット棚を入れて、フライパンやボウル、片手鍋を収納することもできます。
手前が高くなるように棚を少し斜めに付けることで、鍋を取り出しやすくなります。
調理器具だけでなく、清掃グッズのストック、調味料などを収納することもできるでしょう。
収納するものの大きさに合わせて棚と棚の広さを調節できます。
重い鍋を置きたい場合は、しっかりと補強して頑丈に作りましょう。
●玄関の収納
ワイヤーネットは折り曲げることもできます。
その性質を活かしたグッズが、「スリッパ収納」です。
ワイヤーネットを、ぐるっと丸めるようにしながら、2回ほど折り曲げます。
横から見た時に三角形になって、上が少し開いている状態のグッズをイメージしてください。
これを使えば、上の開いている部分にスリッパを差し込んで、立てて置くことができます。
また、玄関の壁に、さきほどご紹介したキッチン収納の要領で壁面収納を作り、そこにカゴを取り付けてスリッパをしまうこともできます。
もちろんスリッパ以外にも、鍵や靴、ハンコ、チラシ、傘などたくさんのものを収納することができます。
ワイヤーネットを、好きな雑貨やドライフラワーで飾り、おしゃれにコーディネートするのもおすすめです。
ワイヤーネットの補強には結束バンドと針金がおすすめ!
ワイヤーネットで棚を作り重いものを収納しようと思ったら、頑丈に作ることが大切です。
連結ジョイントだけではなく結束バンドを多めに使いましょう。
太くて長い針金で巻いて補強することもできます。
また、突っ張り棒を棚の背面や側面に取り付けて、重さで歪むのを防ぐこともできます。
ただし、限界もあります。
安くて軽いのがワイヤーネット棚の魅力ですが、本など重いものをたくさん収納したい場合は、カラーボックスなどを購入したほうが安心です。