風水を参考にお部屋のコーディネートされる方も少なくはないでしょう。
風水における黒の意味合いや性質などをマイナス面、プラス面から詳しくまとめてみました。
さらに、風水ではどちらかというとマイナスイメージが強い色とされる黒を、ベッドに取り入れた際の寝室のコーディネートについて考えてみます。
黒を避けたほうがよい配置や、黒と相性がよい色を具体的にご紹介していますので、是非参考にしてみてください。
風水における黒の性質を知っておこう!
引っ越しや模様替えなどで家具を配置する際やお部屋のコーディネートを考える際に、風水を考慮する方も多いと思います。
今回はベッドと風水における黒との関係についてのお話です。
そもそも風水とは、色、方角、季節との結び付きを考える古代中国の陰陽五行説をもとにした思想のことです。
この陰陽五行説では、自然界における万物は「木、火、土、金、水」の5つの五行に分類すると考えられ、その1つずつに対応する色があるとされています。
具体的にまとめてみますと、「木は青色」「火は赤色」「土は黄色」「金は白色」「水は黒色」となります。
このことから、風水的には黒が「水」に属する色ということが分かりますね。
さらに、五行における「水」では流水を表していると言われています。
この流水に属することからあらゆるものを取り込むイメージが強く、黒には気を吸収しやすい性質があるとされているのです。
ざっと風水における黒についてご説明してみましたが、まずはこの基本性質をしっかり把握しておきましょう。
風水で黒はマイナスイメージが強いの?
前章でご説明した通り、風水での黒は気を吸収しやすい性質から「陰」の気が強い色とも言われています。
このことからも、黒にはマイナスのイメージが多いとされています。
まずは、一般的にマイナスな印象を受ける黒の性質についてまとめてみましょう。
黒はその色合いから暗闇などを表し、隠し事や秘密など閉鎖的な意味合いの象徴と言われています。
このことから、孤独を連想するマイナスイメージがつきまといます。
また、黒は他のどんな色にも染まらないことから頑固なイメージがあり、これに伴いプライドを表すとされることから孤独や自閉的な意味合いをもつとも考えられています。
また、「陰」の気が強いことから黒は体にエネルギーを与えず、衣服などの身の回りのものに黒があることで病気になりやすく老化促進につながるとも言われているのです。
このように風水的なマイナスイメージを考慮すると、ベッドをはじめとする家具やカーテン、カーペットなどの色を考える際に、黒を使いすぎることはあまりおすすめできないということになりますね。
風水での黒!プラスイメージがあることを知っておこう
もちろん風水での黒はマイナスイメージばかりではなく、プラスイメージも持ち合わせています。
水の中でも流水の性質を強くもつ黒には、良いものは取り込み悪いものは洗い流すという意味合いもあるとされているのです。
黒には他の色のもつ運気を引き締める効果もあると言われています。
また、前章で触れたマイナスイメージの中に秘密を表す意味合いもあるとご説明しましたが、秘密を守る信頼や誠実の象徴というプラスイメージとも考えることができるのです。
お金の流出を止めるには黒い財布がよいというのを1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これは、風水の黒におけるプラスイメージの代表とも言えます。
さらには、集中力を高めて想像力を働かせて新しいものを生み出すような職種の方にも、黒が適しているとも言われているようです。
風水的なプラスイメージもしっかりと把握しておけば、お部屋のベッドや家具類などに黒を上手く使うことができそうですね。
黒いベッド!風水的にはどうなの?
衣服のコーディネートに黒を好む方も多いと思います。
黒い衣服や装飾品には、なんとなくクールなイメージやセクシーさを感じることができますよね。
実際に、黒を使用した衣服などは汚れやシワが目立ちにくく、他の色とも合わせやすいとも言われています。
衣服だけに限らず、お部屋のコーディネートにおいても同様に考えることが可能です。
お部屋の中に、黒を取り入れるだけで高級感や神秘的な雰囲気を演出できますし、差し色として上手く取り入れることでモダンなテイストを表現しているコーディネートにも人気が集まっています。
こういったことも踏まえて、風水でも黒を全否定することはできないことです。
風水的なプラスイメージは前章でご紹介しましたし、マイナスイメージがあるとはいえ使い方次第でプラスに変換していくことも可能とも考えられます。
言い換えると、ベッドに黒を取り入れること自体には問題があるわけではありません。
ベッドに黒を使用するのなら、風水的な考えをもとに、他の家具の色の調和や配置場所などを工夫すればよいということになりますね。
ベッドを黒にしたら寝室全体の色のバランスを考えてみよう!
風水において方角と季節も重要になってきます。
実は、黒は「水」の他に「北と冬」に属する色でもあります。
このことから、黒いベッドを置きたいとお考えの方には北の方角がおすすめです。
しかし、北の方角に黒を取り入れすぎると暗いイメージになってしまいますし、風水的な表現に置き換えると「陰」の気を引き締めすぎるとされどうしてもマイナス面が強くなってしまいます。
また、風水では寝室は気を吸収する場所とされるため、よい運気で満たすべきとも考えられています。
ここで、黒いベッドを配置した場合の寝室のコーディネートを考える手掛かりとして、黒と一緒に使用することで運気がUPする色を取り上げてみます。
●黒とグリーン
風水では黒はグリーンと相性がよく、明るいライトグリーンは金運UPや仕事などでの成功を招くとされています。
また、深みのあるグリーンと合わせることで健康運が強くなるとも言われています。
●黒と暖色系
風水的に黒はレッド、オレンジ、ピンクなどの暖色系との相性がよいとされています。
この組み合わせで恋愛運や家族運のUPが期待できるとも言われています。
このように、黒いベッドを配置した寝室には、グリーンや暖色系を上手く組み込んで運気UPをはかりましょう。
ベッドが黒ならパジャマの色には注意しよう!
寝室では、黒と相性のよいグリーンや暖色系を上手くコーディネートすることを前章でおすすめしてみました。
このことからも、風水的に黒を多く使いすぎることに注意が必要なことは、すでにご理解いただけていると思います。
ベッドをはじめとする家具類だけでなく、カーテン、カーペット、寝具などはもちろん、実は、寝室で着用するパジャマやルームウェアにもこの考えは適応されるのです。
特に風水では、人は衣服から運気を吸収し、寝ている間に運気をチャージするとも言われています。
つまり、睡眠時に着用するパジャマの色はとても重要だということが分かりますね。
黒いパジャマを着用した場合、睡眠中に「陰」の気をたっぷりと吸収してしまい冷えにつながるというのが風水的な考えだと言われています。
その結果、血液のめぐりが悪くなり病気を引き起こす原因にもなりますし、美容面でもマイナス要素しかありませんよね。
特に、ベッド自体を黒にされた方や寝室に黒を取り入れた方は、パジャマの色には注意することをおすすめしておきます。
寝室に風水!できる範囲で取り入れてみよう
寝室のレイアウトやコーディネートに風水を取り入れる方も多いと思います。
しかし、風水でよいとされる色の使い方や家具などの配置を、全て実践することはなかなか難しいものです。
1日の疲れを癒し体と心を休める寝室は、自身がリラックスする場所でなければならないとされていますし、こだわりのコーディネートや好みのカラーもあります。
納得のいく範囲内で上手に風水を取り込んでいくことをおすすめします。