最近では、多くのご家庭でユニットバスが取り入れられています。
ユニットバスのイメージは、賃貸物件でよく見かける3点式のものが多いかもしれませんが、2点式(浴槽と洗面台がある)ユニットバスもあります。
今回は、一軒家の2点式ユニットバスの各部分が故障した場合の修理費用についてご紹介していきます。
比較的、故障やトラブルの報告が多い箇所や、それにかかる修理費用の相場をお伝えしていきます。
ユニットバスの浴槽の故障トラブル
ユニットバスの浴槽の故障やトラブルには、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
ユニットバスの素材として使われていることが多いのは、「繊維強化プラスチック」という素材です。
この繊維強化プラスチックは、ユニットバスの他にも様々なものに活用されています。
特徴としては、耐久性に優れていて、比較的軽量であることが挙げられます。
しかし、経年による劣化で、傷が目立ちやすいといった欠点もあるのです。
また、ユニットバスの浴槽では、何か物を落としてしまった時などに傷が付いてしまう可能性があります。
その他にも、経年劣化が進んでいる浴槽では、ひびが入ってしまう恐れもあります。
浴槽にひびが入った場合は、そこからの水漏れなども考えられます。
また、ひびまでは入らなくても、小さな傷から汚れが広がれば、こちらも経年により落ちにくい汚れとなってしまうこともあります。
このような状態の浴槽を修理する場合の費用は、どれくらいになるのでしょうか。
費用の相場を把握して、早めに修理をするようにしましょう。
ユニットバスの壁で修理が必要になる場合は?
ユニットバスの壁面も、故障したり、トラブルが発生しやすい箇所であると言えます。
修理が必要になるのは、どういった場合なのかご紹介していきます。
ユニットバスの壁面も、浴槽と同じで経年劣化していきます。
壁になんらかの衝撃が加わったりすることで、傷やひびが入ることがあります。
また、タイルなどを使用している場合には、タイルの剥がれも起きることがあります。
ユニットバスの内側は水に強いですが、外側はそうでないことも多いのです。
そのため、壁のひびなどから水が漏れ、外側に達すると、その部分から建物を侵食してしまう恐れがあります。
サビやカビなどが目に見えないところで広がってしまう恐れもあるということです。
こちらも早めに修理費用を把握して、早めに対処することが重要になります。
浴槽や壁の傷、ひびなどは意外と気づきにくいことも多いので、普段の掃除の時などに意識してみると、早めに発見しやすいでしょう。
早めに発見できればその後の対処も早くなり、大きな被害にならずに済むこともあります。
ユニットバスの蛇口やシャワーの故障トラブル
ユニットバスの蛇口やシャワーでは、主に水漏れのトラブルが多いです。
蛇口を閉めていても、水が出てきてしまっていたり、シャワーホースの根本などから、水が漏れてきてしまうことが多く報告されています。
この原因は、各接続部分の緩みなどが考えられます。
そのような場合には、緩んでいる接続部分を再び絞めなおすことで解決することが多いです。
しかし、配管のトラブルや、建物の中での水漏れとなると、素人では修理することは難しいです。
また、配管の亀裂やひびなどによる水漏れの場合も、早めの修理が必要になるでしょう。
そのまま放置していると、他の部屋にまで水の被害が出る恐れがあるので、こちらのトラブルについても早めの対処が重要になります。
もし、水漏れが発生していて、接続部分を絞め直しても収まらない場合は、止水栓を止めておきましょう。
そして、修理を依頼するのがいいでしょう。
この場合にも、あらかじめ修理費用を知っておくことで、心に余裕を持つことができます。
浴槽の修理にかかる費用はどれくらい?
ユニットバスの浴槽のひび割れや、傷、汚れが原因で修理を依頼する場合には、どれくらいの費用がかかるのか、ということについてご紹介していきます。
業者や修理の内容によっては、金額が変わることがありますが、部分的な補修の場合には、50,000円ほどになることが多いです。
浴槽のひび割れでも、軽度の場合はそれほど深刻ではなく、補修程度でできる場合も多いようです。
浴槽の交換になる場合には、ユニットバスだと床とセットになっていることもあり、修理の費用は高くなることが多いです。
交換の場合には修理費用は、150,000円~200,000円ほどになることもあります。
交換が必要になる場合には、傷やひび割れも深刻なことが多いので、そのままにしておくことは危険です。
業者が交換が必要と判断した場合には、おおよそ上記のような費用がかかると考えておいた方がいいでしょう。
壁の修理費用の相場
ユニットバスの壁面の修理にかかる費用についてご紹介していきます。
こちらも浴槽の時と同様に、業者や傷やひび割れのの程度、範囲によって修理費用は異なります。
部分的な補修で済む場合には、それほど高額な修理費用にはならないことが多いです。
ただし、使用している壁の材質などによっては、もう少し費用がかかる場合もあるので注意が必要になります。
部分的な補修の場合には、20,000円~50,000円ほどの修理費用になることが多いです。
修理する範囲が広かったり、ひび割れなどが深刻な場合には修理費用は多くなり、壁のパネル交換などが必要になると50,000円~100,000円ほどになることがあります。
また、ユニットバスの壁の修理の場合には、ユニットバスの構造によっても、交換する範囲が変わったりするので、実際の修理費用は大きく異なることもあります。
浴槽の場合にも言えることですが、業者から見積もりをもらってみるといいでしょう。
蛇口やシャワーなどの水回りの修理にかかる費用は?
ユニットバスの蛇口やシャワーなどの水回りのトラブルでかかる修理費用についてご紹介していきます。
上記で取り上げた方法では水漏れがおさまらない場合には、業者による修理が必要になります。
各部品の劣化による水漏れの場合には、部品の交換で修理することができるため、部品代と工賃で10,000円~20,000円ほどになることが多いです。
しかし、こちらも使っているシャワーや水栓バルブなどの種類によっては、修理費用が大きく異なることがあるので注意が必要です。
また、蛇口本体が劣化していて、水栓バルブ交換が必要になる場合には、修理費用も高額になり、30,000円~50,000円ほどになることがあります。
ユニットバスの外の給湯器の配管での水漏れなどの場合には、10,000円~40,000円ほどになることが多いです。
こちらも、業者や修理の内容によって、費用が前後します。
水回りのトラブル場合は、水漏れなどの元がどこなのか、素人では判断することが難しいため、早めの対応が重要になります。
上記でも触れましたが、そのような場合には止水栓を止めて、被害の拡大を阻止する対応をして、早急に業者に連絡をするようにしましょう。
放置せずに早めの対応を心がけよう!
ユニットバスでの各部分の故障やトラブルは、なるべく早めに気付き、早めに修理することが重要です。
放置していると、知らないうちに水漏れが発生していて、ユニットバスの外に被害を拡大してしまう恐れがあります。
普段の掃除時などに、意識的にユニットバスの状態をチェックする習慣を身につけておくと、早めの発見に繋がります。
そして、トラブルを発見した場合には、早めに修理を依頼しましょう。
今回ご紹介した修理費用が参考になれば幸いです。