普段から使用している布団や、季節ものの布団の収納にお困りの方はいらっしゃいませんか?
「押し入れに布団が入りきらない」「押し入れがないので布団の収納ができない」などでお悩みの方に、ひと工夫加えるだけで簡単にできる布団のアイデア収納をご紹介していきます。
アイテムを使用した収納から見せる収納まで幅広くご紹介していきますので、参考にしてみてください。
おしゃれなカバーで布団収納!ソファにもなるアイデア収納
部屋に押し入れがない場合は、思い切って部屋の中に置くアイデア収納をしてみましょう。
この収納方法はとても簡単で、朝たたんだ布団にカバーをかけてソファに見立てるだけの収納法です。
カバーのカラーや柄をおしゃれにすると、部屋のアクセントになるのでインテリアとしても有効活用ができます。
この収納をする際は、置く場所が一番のポイントになります。
部屋に馴染みやすい場所は、たたんだ布団の片側が壁や棚に接する場所です。
部屋の中心に置く場合には、カバーの大きさを大きめにし、布団全体をしっかりと包み込むようにしなければ、布団が見えてしまい生活感が出やすくなるので注意が必要です。
カバーの布の端を布団の下に差し込むことで、布団全体にカバーをかけることができます。
たたんだ布団をソファのように形成し、カバーの端を全部布団の下にしっかりと入れ込むようにしましょう。
カバーで布団収納をすると、湿気対策にもなるので、朝起きた後の布団の湿気が気になる方にもおすすめのアイデア収納です。
クローゼットにひと工夫加えて押し入れ風にするアイデア収納
家にクローゼットがある場合は、クローゼットを押し入れ風に変えてみましょう。
その際に必要になるアイテムは、収納ボックスと押し入れの床部分になる板です。
収納ボックスと板を使用すると、ネジや釘を使わずに棚を作ることができ、棚の上に布団を収納することが可能になります。
それでは、この棚の作り方を簡単にご説明していきますので、DIYが苦手な方も試してみてください。
①収納ボックスを何段か重ねたものを2つ用意します。
②収納ボックスをクローゼットのそれぞれの端側にセットします。
③収納ボックスの一番上部に板をかけ、押し入れの床部分にすれば完成です。
この収納ボックスを使う収納は、下段にもボックスで仕切りを作ることができるので、上段に布団を置くだけでなく、下段も有効活用ができるのが特徴です。
下段のスペースは、枕やシーツ、小物を入れたカゴやケースを入れると出し入れが楽になります。
スペースを無駄にすることなくアイデア収納ができるので、クローゼット全体を有効利用することができるはずです。
布団収納袋やケース使って布団をコンパクトにしまおう!
普段使用している布団に加えて、季節ごとの布団や来客用の布団がある場合には、布団収納袋やケースを使ってアイデア収納してみましょう。
布団収納袋やケースの色を使用用途別に細かく分けておくと、布団を出す際に中身を確認してから出す必要がなくなり、とても便利です。
また、かさばる布団を収納袋やケースに入れることでコンパクトにたたむことができるので、狭い押し入れ内にもきれいに収めることができます。
季節ごとの布団は、頻繁に使用しないため、カビ対策のためにもこまめに干すようにし、その都度収納袋やケース内に防虫剤を入れておくと安心でしょう。
押し入れに入りきらない毛布や薄手の布団は、小ぶりの収納袋に入れて室内に置いておくと、クッション代わりとしても使うことができるのでおすすめです。
革やデニム生地などを使用すると、外から見ても布団には見えず、部屋のインテリアとしても映えるので試してみましょう。
クッション代わりにする場合は、こまめにチャックをあけるようにし、通気をよくすると簡単なカビ対策にもなります。
つっぱり棒を利用!布団を立てて収納してみよう
客用など普段なかなか使用しない布団がたくさんある場合には、押し入れ内につっぱり棒を設置してアイデア収納してみましょう。
ここでご紹介するのは、布団をたたんで上に積み重ねていくのではなく、くるくると巻いて立てかける方法です。
この収納をする際に必要となるアイテムは、つっぱり棒と布団を巻いた際に止めるためのバンドの2つのみになります。
それでは、押し入れ内にどのようにつっぱり棒を設置するのか、どのように布団を収納するのかをご説明していきます。
まずは、収納した布団をくるくると丸めていきます。
そして、丸めた布団が開いてしまわないようバンドでしっかりと布団を止めます。
そうしたら、押し入れの端にまるめた布団を置きます。
複数ある場合は、上に重ねます。
そして、この布団が倒れてこないように、つっぱり棒を使用して防ぎます。
布団が倒れてこないようにするためにつっぱり棒を、押し入れの手前側と奥側に1本ずつ固定しましょう。
もし2本で不安ということでしたら、手前と奥だけでなく、その間にもう1本つっぱり棒を取り付けるとより安定して布団を固定することができます。
つっぱり棒を購入する際には、押し入れ内の縦の高さをきちんと計測し、その高さに調整できるつっぱり棒を用意するようにしましょう。
また、できることなら耐荷重のあるつっぱり棒が良いですね。
キャスター付きの布団用ワゴンを使用したアイデア収納
押し入れ内やクローゼットのスペースに余裕がある場合には、キャスター付きの布団用ワゴンを使用したアイデア収納がおすすめです。
スムーズに布団の出し入れができるようになるだけでなく、外からの見栄えもよくなるので一石二鳥です。
さらに、通気性がよいため、湿気を多く含んだ布団をワゴンにしまうことで、カビやダニ対策をすることができます。
布団用ワゴンの使用方法は、とても簡単で、たたんだ布団をコンパクトにたたみワゴンに入れてしまうだけです。
キャスター付きの布団用ワゴンの大きさはさまざまなので、羽毛布団などかさばる布団類は大きめのワゴン、シーツや枕などの小物類は小さめのワゴンを使用し、スペースをフル活用しましょう。
ここで、キャスター付き布団用ワゴンを収納する際の注意点についてご説明していきます。
まず、クローゼットや押し入れとワゴンのサイズとを確認しましょう。
クローゼットや押し入れを開けた際に、扉がワゴンに引っかからないように注意してください。
引っかかってしまうと、引き出す際にワゴンがうまく出なかったり、無理な力で扉が壊れてしまう可能性があります。
ほかにも、ワゴンを移動させる際には、ワゴンの動線を考えて置くことが重要です。
もし、和室を通ってワゴンを移動しなければならない場合は、畳がキャスターで傷む可能性があるので注意して移動させるようにしましょう。
かさばる布団は圧縮袋でコンパクトに収納しておこう!
普段使用しない布団は、圧縮袋でコンパクトに収納しておくと、収納ペースを大幅に増やすことができます。
圧縮袋を使用すると、ふくらんでかさばる羽毛布団や厚みのある敷布団は驚く程薄くなります。
そのため、さまざまな種類の布団があってもしっかりと収納できるので、たくさんの布団の収納でお困りの方にはおすすめのアイデア収納です。
圧縮した布団を押し入れに積み重ねても、その上に普段の布団をのせて収納することができる程、押し入れに余裕ができます。
1枚の圧縮袋で圧縮することができる量は決まっていますが、できるだけ用途別に分けて圧縮しておくと、急な来客のときでもすぐに対応ができ、とても便利です。
さらに、圧縮袋を使用した収納は、圧縮することで袋の中の空気を吸い込み、真空状態にすることができるので防虫対策にもなります。
より高い防虫効果を得るためには、圧縮袋に入れる前にしっかりと布団を干し、湿気を少ない状態にしてから圧縮をかけるようにしましょう。
ただし、羽毛布団は中の羽根によって、記事に穴が空いてしまうことがあります。
そのため、通常の圧縮袋の使用はおすすめしません。
羽毛布団専用の圧縮袋もありますので、圧縮袋を使うことを検討している方はこちらをご使用ください。
収納スペースを広く作り効率よく収納しよう!
かさばる布団は少しの工夫を加えることで、スペースを無駄にせず収納できます。
収納に必要なアイテムも、店舗やインターネットで手に入れることができるものばかりなので、アイデア収納に初めて挑戦してみる方も気軽に試してみることができるでしょう。
布団をきれいに収納すると、押し入れやクローゼットを開けたときの外からの見栄えも違ってくるので、布団収納に興味のある方は参考にしてみてください。