リビングで化粧品を使いやすく収納するためには、どんな収納グッズを使えばいいのでしょうか。
邪魔にならないものや、使いやすいものを選ぶ際のポイントをお伝えします。
また、化粧品を保管するときの注意点や、リビングでのメイクのコツについてもご紹介します。
ドレッサーは使わない?リビングでメイクすると楽な理由
「お化粧をする場所」と聞いて多くの人が思い浮かべるのはドレッサーだと思います。
しかし、ドレッサーが本当に便利だとは言えないケースもあります。
ドレッサーに座って優雅にメイクするよりも、テレビの前のテーブルでパパっとすませてしまうことが多い、ということはありませんか。
いつのまにか、ドレッサーの影が薄くなってしまうことがあるかもしれません。
ドレッサーの引出しに収まりきらないほどの化粧品を集めていたりして、あまり使わないストック化粧品を収納するために使っている場合もあるでしょう。
忙しく働いていると、最低限のメイクだけになることがありますし、お子さんの様子を視界のすみに確認しながらメイクしたい人もいると思います。
また、洗面所の鏡でメイクする場合、ご家族と同居していれば共有するスペースですから、落ち着いてメイクできないことがあるでしょう。
洗面所は湿度が高い環境ですので、化粧品の劣化が早まるおそれもあります。
こうしたことから、リビングでメイクをすませる人が多く、「便利ですっきりと見える収納方法を知りたい」と思う人も少なくありません。
リビングの化粧品収納のポイント!持ち運びできること
化粧品が少なければ、収納グッズはポーチだけでも十分でしょう。
中には、バッグ型で自立するポーチもあります。
メイク道具をすべて入れておける大きめのポーチと、外出時のメイク直し用の小さめのポーチがあると便利です。
ポーチの中に、一回り小さいポーチや透明な収納袋なども入れて分類し、いちいちポーチの中をかき回さなくても、スッと出し入れできるようにしておくといいですね。
リビングに化粧品を置きたい場合は、こうしたポーチやコスメボックス、キャスター付きのワゴンのように、持ち運びや移動ができるものが役に立ちます。
そうすればリビングのどこに移動してもメイクできますし、夏場は涼しい場所に移動させて保管することができます。
また、来客時に隠すこともできます。
「隠したい」ということであれば、テーブル下に引出しがあるものを選べば、こまごました化粧品を取り出しやすく、すっきりと見せることができるでしょう。
汚れが落ちやすい・おしゃれ・インテリアに合った収納グッズを選ぶ
コスメボックスを選ぶときは、中にポケットがたくさんあって分類できるようになっているタイプや、素材がツルツルしていて汚れが落ちやすいものがおすすめです。
終わりかけのファンデーションが割れて、粉がパレットから剥がれ落ちはじめたり、メイクブラシについた化粧品がついたり、液体がこぼれたりして汚れやすいからです。
汚れが目立ちにくい色を選ぶのもいいでしょう。
また、コスメボックスとして販売されていない商品を、代わりに使うのもいいアイディアです。
おしゃれな工具箱、トランク、薬箱などに化粧品だけでなくアクセサリーやネイルグッズ、香水などを収納している人もいます。
意外性と遊び心があって素敵ですね。
コスメボックスが少し小さい場合には、こうした代用品を使うといいでしょう。
リビングのインテリアテイストに合わせて、収納グッズを選ぶことをおすすめします。
リビングに化粧品を使いやすく収納する方法
持ち運びできるポーチやコスメボックス、その他の収納グッズに収まりきらないほど多くの化粧品がある場合は、リビングにある収納棚の引出しや、クローゼットの中にも収納コーナーがあると便利です。
引出しの中に分類して収納したいなら、小さめのクリアケースが役に立ちます。
入れるグッズの大きさに合わせたクリアケースを選びましょう。
高さがあれば、コットンを積み重ねて収納したり、メイクブラシやリップを立てておくことができます。
また、プラスチック製のカゴをいくつか並べて、「よく使う化粧品」「ストック」などに分けて収納すると分かりやすくなります。
引出し収納の他に、吊り下げ収納もいいでしょう。
壁にワイヤーネットや収納ボックスを取り付けたり、布製のケースをピンで留めてぶら下げておくことで、壁面収納をすることができます。
鏡の近くに設置すれば、メイクするときにすぐに手に取れるので便利です。
ワイヤーネットで収納する場合は、とびきりカワイイお気に入りの化粧品を選べば、見せる収納として効果的です。
化粧品収納の注意点!高温多湿は劣化を早める
さきほど少し触れましたが、化粧品の保管には「高温多湿」が大敵です。
ファンデーションや下地が劣化すると肌荒れの原因になります。
アイシャドウも雑菌が繁殖しやすいですし、コンシーラーやリップが溶けてしまうかもしれません。
そのため、湿気がこもりやすい洗面所には収納を避けることをおすすめします。
また、リビングに置く場合も、窓際など高温になりやすいところは避けるようにしましょう。
日当たりが悪く、風通しがよい涼しい場所に保管すれば、なるべく品質のよい状態で長期間使えるようになります。
中には、化粧品専用のミニ冷蔵庫を使っている人もいます。
熱さが厳しい地域にお住まいの場合には、劣化しやすい化粧品は冷蔵庫に入れておくと長持ちさせることができるのは確かでしょう。
冷蔵庫に入れるならケースなどに入れて、においが移らないようにする工夫が必要です。
そして、劣化した化粧品を増やさないためには、置く環境を考えることも重要ですが、増やしすぎないようにすることも大切です。
使わないうちにダメになってしまった化粧品が多いともったいないので、使い切るペースや使いやすい色などを考えて購入していくといいでしょう。
リビングでメイクするときは光の当たり方にこだわって
化粧品の収納場所は日当たりの悪い場所にするといいのですが、実際にリビングなどでメイクする場合には、光にこだわることが大切です。
自然光でメイクする場合は、顔の片方だけに光が当たり、片方に影ができてしまわないように注意しましょう。
顔のどちらかが暗いと、それをカバーしようとして左右非対称なメイクになったり、メイクが濃くなってしまうことがあります。
また、テーブルや壁が白なら光が乱反射して顔を照らしてくれるため、明るい環境でメイクしやすくなるようです。
鏡にライトがついていて、ハッキリと照らしてくれるものもありますが、鏡の置く位置によっては下から照らすようになるので、「上方向からの光が足りない…」ということになるかもしれません。
なるべく部屋全体が明るいことを意識しましょう。
そして、外に出て晴れていたら、もう一度鏡を見てチェックすることも忘れないでください。
メイクのムラやお顔のムダ毛、眉毛の濃さなど問題点に気が付ければ、外出先で恥ずかしい思いをすることもないですよね。
化粧品は美しく便利に収納しよう!
リビングでメイクすることが多いなら、化粧品は持ち運びできる入れ物に入れておくか、棚の引出しやクローゼットの中に、取り出しやすく収納しておきましょう。
すぐに手に取れる場所にひとまとめに置いておくと使いやすいのですが、高温多湿での保管は避けるように注意してください。
また、お子さんがいる場合には手が届くところや目立つところにおいておくと、イタズラに使われてしまうことがあります。
大切な化粧品をかしこく収納して、長くお使いください。