「家の中の整理や物の収納が上手にできない」とお悩みの方は、意外に少なくありません。
実は、整理や収納方法はポイントを押さえるだけで、誰でも簡単に行うことができるようになります。
さらには、部屋をスッキリと片付けるだけでなく、インテリアをプラスしてお洒落な空間をつくることも可能です。
そこで、家の中の箇所別に整理、収納、インテリアコーディネートをご紹介していきます。
人が集まりたくなるリビング!収納を上手に利用する
リビングは、ゆったりとくつろげるスペースですが、それゆえ散らかりやすいスペースにもなりがちです。
そこで、物が多くなりがちなリビングでの整理や収納法、そして部屋のアクセントになるインテリアをご紹介していきます。
①テレビ台に引き出しがあれば収納スペースに
テレビ台はテレビを置く以外にも、引き出しがあれば収納スペースとして十分役割を発揮します。
例えば、充電器類、メモ帳などの文具類をそれぞれ引き出しボックスやトレーなどにまとめて整理し、テレビ台に収納することでリビングをすっきり見せることができます。
②リビングクローゼットがあれば収納にとても便利
最近はマンションリビングの設備として、リビングクローゼットが多く見られるようになりました。
このリビングクローゼットは、整理、収納にとても機能的なつくりで、さまざまな形や大きさに合わせて収納が可能です。
大きさや幅に合わせてボックスやカゴなどを上手に利用してみましょう。
③小物類などの収納が完了すれば小ぶりのインテリアでアクセントを
棚や引き出しに全ての物が整理、収納できれば、部屋のアクセントにインテリアを置いてみましょう。
棚などの上にスペースがあれば、観葉植物などのインテリアグリーンを置くと、自然な明るい空間をつくることができます。
物が密集しやすい洗面所はスペースがポイント!インテリアも取り入れて
洗面所は、毎日の生活に必要な日用品や小物が多く置かれがちな場所です。
また、洗濯機が備え付けられているお宅も多く、狭い空間になりやすい傾向にあります。
そのため、できるだけ実用性と機能性を考慮して整理、収納を行い、広いスペースを確保することが必要です。
収納が完了すれば、小窓や棚部分に小物インテリアを置いてみましょう。
暗い雰囲気になりがちな洗面所が明るい雰囲気に変わりますよ。
それでは洗面所のスペースを考慮した整理、収納法を挙げていきます。
①鏡台の裏のスペース
毎日使用する日用品を中心に収納します。
類似した形状の物を整理し、トレーなどを上手に使ってまとめましょう。
②洗面所のシンク下
シンク下は、シンク奥のスペースも上手に使えば、かなりの量が収納できます。
洗濯用洗剤などはボックスに整理したり、小さな引き出しや突っ張り棒を使ってできるだけ見やすく収納しましょう。
③洗濯機の上のスペース
洗濯機の上のスペースにはランドリーラックを設置して収納に利用しましょう。
カゴやボックスを使って、バスタオルや整理された洗剤などを置くことで機能的な収納が可能になります。
インテリアが映える玄関ホールの整理収納法!
玄関は靴を脱着するだけの場所ではなく、人が家に入る際に最初に足を踏み入れる空間です。
そのため、普段から玄関はきちんと整理収納し、雰囲気も明るくなるように小物インテリアなどを置くようにしましょう。
それでは簡単にできる整理収納法をご説明していきます。
まず玄関にシューズクローゼットがある場合は、そこに靴をしまうことで玄関ホールをすっきりと整理することができます。
シューズクローゼットがないご家庭では、靴の縦幅に合わせた収納棚を設置することで、玄関ホールのスペースが確保できるでしょう。
次に、傘は細身の傘立てを設置することで、傘の整理が可能です。
玄関外に屋根があるのであれば、外に設置するのも良いでしょう。
他にも、玄関の鍵はシューズクローゼットやクローゼット扉裏にフックを貼り付けて収納すれば、外からは見えずに鍵を保管することができるのでおすすめです。
整理収納が完了し、玄関スペースが広くなれば、玄関の棚にグリーンインテリアや絵などを飾ってみると素敵な空間が完成します。
キッチンの整理収納法!使いやすさも考慮して
キッチンは様々な調味料やキッチン用品、小物類などが多くあるので、使い勝手を考慮して整理し、収納をしていくと良いでしょう。
そして収納が完成すれば、アクセントとして小物インテリアをキッチンの窓枠や棚に置いてみましょう。
小物インテリアがあるだけで、普段よりもキッチンがお洒落になります。
それでは、キッチンの収納についてご説明していきます。
①調味料は同じケースに統一
砂糖や塩、顆粒だしなどは同じ保存容器に入れて、引き出しに収納しましょう。
醤油などの液体調味料は、ファイルボックスやトレーなどを利用してみてください。
それらを使いながら、高さが十分にある引き出しに収納すると、安定して倒れにくくなるのでおすすめです。
②フライパンは一つずつ収納
フライパン収納は、横幅がスリムで高さがあるファイルボックスのような収納ケースを使ってみましょう。
一つずつ収納できるので、必要なフライパンがどれなのか一目瞭然です。
③よく使うキッチン用品は引き出しや壁を使って収納
おたまやフライ返しなどのキッチン用品は、浅いタイプのケースに入れて引き出しに収納すると良いでしょう。
または、コンロ側の壁にスペースがあれば、フックなどで吊り下げて整理するのもおすすめです。
ベッドルームの整理収納法!デッドスペースも上手に活用
寝室にベッドがある方は、ベッド周りのスペースを上手に活用して整理収納をしてみましょう。
ベッド周りで収納に活用できるデッドスペースは、以下の場所が挙げられます。
・ベッド下
・ベッドサイドの隙間
・ベッドの頭部分のフレームと壁との間
まず、ベッド下は放っておけば自然に埃やゴミが溜まってしまう完全なデッドスペースです。
このスペースを上手に活用することで、整理収納にも役立ち、ゴミなどが溜まりっぱなしになることを防ぐこともできます。
ベッド下には、キャスター付きの収納ケースを入れ、そこに衣類や下着類、溜まった書類などを整理して入れておくととても使いやすいです。
キャスターが付いたケースは簡単に引き出すことができるので、お掃除もとても楽に行えます。
そして、ベッドサイドや頭フレームと壁との間の隙間には、サイズの合った棚を置くと良いでしょう。
本や眼鏡、ティッシュなどを置くことができ、とても実用的です。
また、観葉植物などをインテリアとして置くこともおすすめです。
さらに、ベッド脇のスペースがまだ空いているようであれば、照明やライトなどのインテリアを置くとよりお洒落な雰囲気のベッドルームが完成するでしょう。
トイレも忘れずに!簡単にできる収納法やインテリアコーディネート術
トイレは、比較的面積が狭いことが多く、余分なスペースが少ない場所です。
そんな場所でも、トイレットペーパーなどの日用品や掃除用品をすっきりとまとめられる収納法をご説明していきます。
①トイレットペーパーなどの日用品を隠す収納法
トイレットペーパーの予備など必要な日用品を目につかない所に隠したい方は、トイレ脇などの空いているスペースに、幅の合う棚や収納ボックスを置いてみましょう。
そして、その中に隠したい日用品などを整理して収納することで、生活感が出ないトイレが完成します。
ボックスや棚にはシールやペイントなどのアレンジを加えると、一層お洒落な雰囲気になりますよ。
②物を隠さず見せる収納法
トイレ内にある日用品を敢えて見せて収納する方法もあります。
トイレの上スペースや空いている部分に板を取り付け、オープン感のある棚をつくります。
そして、その棚に必要な日用品や掃除用具などを整理して置くことで使い勝手の良い収納になります。
この際に、お洒落にデコレーションされたボックスやカゴなどを置き、その中に整理して収納しておくと、お洒落感がプラスされたトイレが完成します。
棚に空いているスペースがあれば、インテリアグリーンや明るい絵、置物を置くと、トイレの雰囲気がガラリと変化するのでおすすめです。
小物やスペースを上手に活用しスマートな収納を
部屋や小物の整理は、100均で購入できるボックスやトレーを上手に利用してまとめてみましょう。
そして収納は、空いているスペースを見つけて有効活用すると、すっきりと収納することができるようになります。
まず最初は、自分や家族の日常の行動や使い勝手を考慮しながら、物の整理や収納場所を想像することから始めてみてください。
そして、そこにインテリアをプラスし、さらにワンランク上の部屋づくりをしてみましょう。