最近では、「DIY」という言葉をよく耳にします。
「DIY」とは、「Do It Yourself」の略で、「自分自身でやる」という意味になります。
自分でオリジナルの家具などを作るのは、とても楽しく、多くの人がDIYにチャレンジしています。
今回は、DIYで机の塗装をする場合に、より綺麗に仕上げるための「ニス」の塗り方のコツなどをご紹介していきます。
この最後のひと手間で、仕上がりが大きく変わります。
机の塗装をした後にニスを塗るとどうなる?
机の塗装をした後に仕上げでニスを塗ると、どのような仕上がりになるのかお伝えしていきます。
ニスを塗ることによって、机などに使われている木材を保護する効果があります。
この「木材の保護」というのが、ニスを塗る一番の目的とも言えます。
もちろん、それだけではありません。
他にもニスを塗ることで得られる効果があるので、ご紹介していきましょう。
ニスを塗ることにより、「防虫」効果も得られます。
木材なので、やはり虫食いを心配している人も多いはずです。
せっかく作った机が、虫からの被害を受けるのを防いでくれる役割がニスにはあります。
また、「防カビ」の効果も期待できます。
木材の家具などは、カビが発生してしまう可能性もあるので、こちらは非常に重要な効果の1つと言えるでしょう。
その他には、「木目を美しく見せる」という効果も挙げられます。
このように、塗装の仕上げにニスを塗ることで、様々な効果を得ることができます。
仕上げにニスを塗るのと塗らないのとでは、最終的な見た目の美しさや、完成後の耐久性などにも影響してきます。
そのため、塗装の仕上げとしてニスを塗るのは、重要な工程と言えるでしょう。
ニスには多くの種類がある
前項では、机の塗装の仕上げにニスを塗る意味や、その効果についてご紹介してきました。
ニスの重要性が理解できたのではないでしょうか。
そのニスですが、現在では様々な種類が存在しています。
ホームセンターなどへ行った際には、どのニスを購入すればいいのか迷ってしまうことも、多くあるかと思います。
そこで、ニスの種類と机に塗るのに適したニスは、どのようなものなのかについてご紹介していきます。
ニスの種類には大きく分けて3つのタイプがあります。
●水性ニス
文字通り、水性のニスになります。
屋内で使う場合に適しているニスで、艶出しや汚れ防止を目的として使うことが多いです。
手軽に使うことができるので、初心者向けであるとも言えます。
ただし、少しベタつくという性質もあるので、塗った後には注意が必要になります。
●油性ニス
こちらは、油性のニスになります。
耐久性に優れていて、主に屋外で使う木材の保護に使うのに適しています。
紫外線を吸収することのできるものも多くあります。
塗った後は若干乾きにくいという性質があり、取り扱いが難しいという指摘もあるので、初心者が使う際には注意が必要になります。
●水性ウレタンニス
水性ウレタンニスは、水性と油性の長所を合わせたような特徴のある、水性のニスになります。
こちらも水性ニスと同様に屋内で使うのに適したニスです。
臭いは少なく、安全面にも優れているので、小さなお子様が使うような家具にも利用できるのが特徴です。
ただし、湿気には弱いので、そういった場所で使う場合には向きません。
以上、ニスには3つの種類があります。
机の塗装仕上げに適したニスについては、次項より記載していきます。
適切なニスを選び!机を塗装していこう
上記では、ニスの種類を3つ取り上げてご紹介してきました。
このうち、机の塗装仕上げに適したニスはどれになるのか、ご紹介していきます。
今回おすすめしたい、机の塗装仕上げに適したニスは、「水性ウレタンニス」になります。
こちらのニスは、机に塗るニスとしておすすめされることが多いです。
水性ウレタンニスは、塗膜が比較的硬くなります。
そのため、上で何らかの作業をすることになるであろう、机に使うのに適しています。
また、机だと小さなお子様が使うことも十分に考えられるので、耐久性、臭いなども含めた安全面を配慮しても、こちらのニスがおすすめです。
より仕上がりを綺麗にするためにも、適切なニスを選んで塗装していくことが重要なポイントになります。
机の塗装仕上げにニスを塗ろう!必要な道具をご紹介
机の塗装仕上げに適したニスがわかったところで、実際にニスを塗っていく方法やコツなどをご紹介していきます。
まずは、必要になる道具を用意しましょう。
●ニスを塗る際に必要となる道具
・ニス
こちらは上記でご紹介した水性ウレタンニスを用意しましょう。
・ニス刷毛
ニスを塗るための刷毛を用意しましょう。
ローラーもありますが、より綺麗に仕上げるためには、刷毛がおすすめです。
ローラーだと気泡ができやすいためです。
・薄め液
こちらは水で大丈夫です。
・サンドペーパー
木材の研磨に使います。
・新聞紙や雑巾
ニスを拭き取ったりする際に使います。
・容器
こちらはニスを入れるためのものです。
以上の道具を用意しましょう。
では、次項で上手にニスを塗るコツ、塗り方をご紹介していきます。
上手にニスを塗るコツを伝授
必要な道具を用意することができたら、いよいよ机にニスを塗って仕上げていきましょう。
ここでは、上手にニスを塗る方法やコツなどをご紹介していきます。
より、綺麗に机を仕上げるために、しっかりと確認していきましょう。
●木材をサンドペーパーで研磨
この工程は、ニスを綺麗に塗り仕上がりを美しくするために重要な工程の1つになります。
地味な作業になりますが、しっかりと行ないましょう。
ニスを塗装する部分が滑らかになればなるほど、仕上がりに差が出ます。
●ニスを上手に塗るコツ!少しずつ塗ろう
ニスを塗る際には、少しずつ、塗り重ねていくことが綺麗に仕上げるコツになります。
1度に大量のニスを塗ってしまうと、ムラができたり、うまく塗るのは難しいでしょう。
あせらずに、少しずつ、しっかりと塗り重ねていきましょう。
机の塗装仕上げにニスを使う際の注意点
机の塗装仕上げとして、ニスを使う場合の注意点についてご紹介していきます。
まず、異なる種類のニスを混ぜて使わない、ということが挙げられます。
多くの人は理解されていると思いますが、水性ニスと油性ニスを混ぜると弾いてしまい、うまく塗ることができません。
また、別の箇所を塗ったとしても、乾燥する時間が異なるので、仕上がりにもムラが出やすくなります。
その他の注意点としては、ニスを使って塗装していく際には、屋外で行なうようにしましょう。
しっかりと換気できる場所で塗装するようにしましょう。
閉め切った空間で行なうと、気分がわるくなってしまう可能性もあります。
もし作業中にそのような症状が出た場合には、すぐに作業を中断して、換気されている場所で休憩するなどしましょう。
それでも改善されない場合は、病院にいくことも考えましょう。
安全面には十分に注意して作業することが、とても重要です。
ニス塗って完成品の仕上がりに差をつけよう!
今回は、DIYで机を作った際に、仕上げとしてニスを使う必要性やニスの効果、種類、上手にニスを塗るコツなどについてご紹介してきました。
思いのこもった作品は、できるだけ綺麗に仕上げたいものです。
今回のご紹介を参考にして、ニスで完成品の仕上がりに差をつけてみましょう。
きっと、納得できる綺麗な見た目の机が完成するでしょう。