ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くと節電ができる

最終更新日:2019/08/02

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことによって、節電対策をすることができるのでしょうか。

実はウォシュレットのプラグをコンセントから抜くと良いかどうかは、ライフスタイルによっても変わってきます。

この記事から、どんな場合にウォシュレットのプラグをコンセントから抜くと良いのか、具体的な考え方と節電方法について学びましょう。

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜く理由

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜く理由は「節電」です。

ウォシュレット機能の付いている便座のプラグをコンセントにつなげっぱなしの状態にしていると、消費電力が多くなってしまいます。

ウォシュレット機能の付いている便座が消費している電力は主に次の通りです。

・便座を温める機能
・温水洗浄機能

便座を温める機能の方によって、多くの電気を消費します。

そのため、ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことによって、消費電力を節約することができるでしょう。

しかし、プラグをコンセントから抜くことによって、本来温まっていてほしい便座が冷たくなってしまうことになります。

頻繁にトイレを利用する人にとってはかなりのデメリットになるのも事実です。

また、温水洗浄機能のためにも電力が使用されます。

しかし、基本的には温水洗浄機能よりも、便座を温める機能の方に電力が使われることが多いです。

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くと良い状況とは?

ウォシュレットのプラグを短時間でもコンセントから抜くメリットはいくつかあります。

もちろん「節電」をするためにウォシュレットのプラグをコンセントから抜く方が良いのですが、状況によっては節電にならない可能性もあります。

例えば、どんな家電製品であったとしても、起動し始めた時には多くの電力を消費することで知られています。

ウォシュレットも例外ではなく、プラグをコンセントに差し起動したときには消費電力が多くなります。

そのため、1日の中で何度もウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことによって、起動する回数まで増えてしまうのであれば、結果として消費電力も通常より増えてしまう可能性があります。

そのような事態を避けるためにも、「外出しているとき」にウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことができるでしょう。

例えば、午前中だけ外出する予定があるのであれば、家を出る前にウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことができます。

そして、帰宅した時に再びウォシュレットのプラグをコンセントに挿すことにより、午後は快適にウォシュレットの機能を利用できます。

しかし、近くのコンビニに買い物をするため10分間しか出かけないのであれば、ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くのは逆効果になってしまう可能性があります。

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜かないで節約する

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことをしないでも、節約することができます。

すでに紹介したとおり、基本的にウォシュレットがついている便座では「便座を温める機能」と「温水洗浄機能」で電力が消費されていることになります。

そのため、ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことがなかったとしても、上記の2つの機能に使われる電力が節約されるような工夫をすることが大切です。

1つ目の消費電力の原因である「便座を温める機能」で節電するためには、「便座を閉める」ことが大切です。

便座を閉めていない状態ですと、便座の温度が下がりやすいと言えます。

そして、周りの冷たい空気によってその温度が下がりやすい状態だと、さらに電力を消費して便座を温め続けなければなりません。

その際に多くの電力が必要であることがわかります。

しかし、少しの努力ではあるものの便座を閉めた状態を維持していれば、なるべく便座が冷えるのを防ぐことができます。

つまり、言い方を変えれば「便座を暖めるための電力が少なく済む状況」を生み出すことができているため、便座を閉めることで節電できています。

さらに、「温水洗浄機能」に使われる電力を節約するためには、温水が出る部分のノズルを小まめに手入れすることが大切です。

ノズルの部分が汚れて詰まっていると、温水を出すために機械のエネルギーが余分に必要になってしまうため、消費電力も増えてしまう可能性があります。

そのため、ノズルの部分を小まめに清掃してあげることにより、なるべく電力が必要でない状況を生み出してあげることができます。

これらの方法によってウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことがなくても、節約できると言えるでしょう。

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜く際の注意事項

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜く際の注意点は次の通りです。

・劣化が早くなってしまう
・火災に発展してしまう可能性

基本的にウォシュレットのプラグはコンセントから頻繁に抜くことを想定して設計されていません。

そのため、1日に何度もウォシュレットのプラグをコンセントから抜くようなことをすれば、プラグ部分の劣化を早めてしまう可能性があります。

せっかく節電をして電気代を安くすることができたとしても、プラグ部分が故障して修理しなければならないとしたら、節約した意味がなくなってしまいます。

短時間に頻繁にプラグを抜くことがないように注意しましょう。

さらに、ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことを繰り返して、気づかない間に故障したプラグ部分が火災の原因となってしまう可能性もあります。

故障していなければ何も問題はありませんが、故障したプラグの部分から周りのものに火が移ってしまうことがないように注意しなければなりません。

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜く回数が多いのであれば、プラグの状態を頻繁に確認することを心がけましょう。

ウォシュレットには2つの種類がある

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜いて節電することを考えてきましたが、これからウィシュレットを購入をしようと考えている方も少なからずいるかと思います。

そこで、ウィシュレットの種類を知ることで、電力の消費量を削減できることもお伝えしていきます。

ウォシュレットには「貯湯式」と「瞬間式」があります。

どちらにもメリットとデメリットがあることになります。

例えば、「貯湯式」の場合は、文字通り水がタンクの中に保管されていることになります。

そして、ウォシュレットが付けられていることによってタンクの水を常に温かい状態に維持しなければならないため、電気代が高めだと言われています。

一方で「瞬間式」の場合は、洗浄時に温水を作る方式のため、常時水を温め続けません。

温水が必要な時だけ電気を消費して水を温めていることになります。

電気代のことだけを考えれば「瞬間式」のウォシュレットの方が電気代がお得です。

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くという方法で節約をしているわけではありませんが、ウォシュレットの選び方で節電できることがわかります。

それに、ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことを「面倒くさい」と感じる人もいるでしょう。

そのような人は、ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くのではなく、ウォシュレットを購入する時に「瞬間式」を選ぶことをおすすめします。

「瞬間式」は「貯湯式」よりも費用が高いですが、月々の電気代が安くなることが期待できます。

「節電モード」で少しずつ節電

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことによって節電を期待することができるのは、ウォシュレットが待機しているときに消費する電力です。

では、ウォシュレットのプラグをコンセントから抜く以外の方法で、ウォシュレットが待機している電力を節電することができるのでしょうか。

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことがなくても「節電モード」を使用することができるでしょう。

ウォシュレットのプラグをコンセントから抜いていないため、電力自体は消費され続けています。

しかしながら、「節電モード」を使用することによって、本来消費されている電力よりも少ない電力でウォシュレットが待機してくれます。

プラグが刺さったままのため節電効果は高くはありませんが、「少しでもいいので節電をしたい」と感じる人におすすめの方法です。

ライフスタイルに合わせてウォシュレットのプラグをコンセントから抜く

在宅ワークなどで1日中家にいることが多いのであれば、ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことによって得られるメリットは少ないでしょう。

ウォシュレットを頻繁に稼働させてしまい、消費電力を普段よりも多くしてしまう可能性があるからです。

しかし、外で仕事をしていて家にいることが少ないのであれば、ウォシュレットのプラグをコンセントから抜くことによって節電効果が期待できます。

ライフスタイルに合わせてウォシュレットのプラグをコンセントから抜いて、節電生活を行なってみてください。