一人暮らしの家具選びのコツは?配置のポイントもご紹介!

最終更新日:2019/09/17

一人暮らしのための家具選びをどのように考えていますか?

家具を選んだら、その後は配置も考える必要があるかと思います。

今回は、これから一人暮らしを考えている方に向けて、限られたスペースを有効活用できる家具の選び方と、配置する上での工夫をご紹介したいと思います。

現在既に一人暮らしをされている方も、模様替えの参考にしてみてください!

夢の一人暮らしを家具選びで台無しにしないための基本的な注意点

初めて一人暮らしをする方にとって、部屋選びや家具選びは自分の城を築くような感覚で、とても楽しいものだと思います。

しかし、不動産会社さんでお気に入りの物件を決めて、いざ一人暮らしを始めるべく家具を運び込んだら、「想像していたものと違った」ということになってしまう人が多いのも事実です。

その理由はさまざまですが、一番多い理由は部屋に対して家具の占める割合が大きすぎるという点で、「あれも、これも」と何でも揃えてしまうタイプの人がこの状況に陥りやすいです。

入居前の何も無い部屋は、広々としているように感じられるので何でも好きなものを置けるように錯覚してしまいがちですが、日本の住環境(特に単身者向けの住宅)においては、余裕のあるスペースを確保できるのはレアケースです。

まずは必要最小限のものを配置して、新生活をスタートさせることを強くおすすめします。

少しずつ足りないものを買い足してゆく方が、部屋の雰囲気にマッチしたものを選べるので、インテリアも失敗しづらいのです。

生活動線を考えた家具選びと配置

一人暮らしに限ったことではありませんが、家具を新しく購入するときにはまず、部屋のどこに配置するかを考えると思います。

その際に必ず考えて欲しいのは、「自分の行動パターンに合ったレイアウトになっているか」という点です。

必要なものが必要なタイミングで必要な場所にある、という状態が理想なのは、誰にとっても当てはまることだと思います。

たとえばフェイスタオルは洗面所に近いところに収納されていると便利ですし、夜にしか使わないベッドが部屋の入口付近に配置されていれば邪魔になるでしょう。

当たり前のことではあるのですが、家具選びと配置をあらかじめ十分に考えていないと、生活動線が悪くなってしまいます。

ではこのような状況を避けるにはどうすれば良いのでしょうか?

ポイントは、備え付けの生活備品(キッチンや洗面所、クローゼットなど)を基準として家具を選ぶ・配置するということです。

要するに、絶対に動かせないものの用途からまず考えて、それを邪魔しないように家具を配置すれば失敗の可能性は少なくなるのです。

一人暮らしの家具配置で工夫したいこと

部屋に備え付けられている家財の利用方法のイメージが掴めたら、いよいよ家具の具体的な配置を考える番です。

その際には配置予定の家具に優先順位を付けておくと良いでしょう。

以下の2点がポイントです。

①ベッドなどの大型家具を生活導線上に配置しない

先にも少し述べましたが、ベッドなどの大きなものは場所を取る上に簡単には動かせないので、生活空間の中で最も邪魔にならないところに優先的に配置しましょう。

基本的には大きなものから順番に配置を決めるのがおすすめの方法です。

ただし、新たに一人暮らしを始める方の場合、大型家具は本当に必要不可欠なものだけで生活を始めた方が良いです。

暮らしてゆく中で分かってくる必要なもの・不要なものは、人それぞれなので、自分の生活スタイルを確立してから買い足してゆく方が合理的です。

②テレビやライティングデスクなど、使用する方向が決まっているものは他の家具にも影響するので注意

この点に関して最も影響があるのはテレビの配置です。

テレビの位置によって、必然的にソファやローデスクなどの位置も決まってくるので、最もスペースを有効活用できる場所に配置するように心掛けた方が無難です。

壁面のテレビ端子の位置はあらかじめ決まってしまっていることが普通ですが、配線を工夫すれば解決できることなので、あまりテレビ端子の位置に縛られない方が良いでしょう。

部屋の間取りに合わせて家具を配置する

一人暮らしを始める際の家具の購入で注意したいのは、間取りに合ったものをきちんと採寸して選ぶということです。

意外と見落としがちですが、特にチェストなどの収納家具は、扉の開け閉めの動作に必要なスペースも含めて採寸するということも忘れずにしてください。

よほど大きな部屋を借りられる方でも無い限り、限られたスペースに配置する場合がほとんどだと思いますが、そうしたケースでは扉の開け閉め分のスペースもきちんと想定しておかないといけません。

同様に、備え付けのクローゼットなどがある場合には、それらの扉の開閉も意識して家具を選ばないと、後で後悔することになってしまうかもしれませんので気を付けるようにしましょう。

また、クローゼットや押入れなどが確保されている部屋の場合には、収納家具は引越し後に購入するのがおすすめです。

備え付けのものに想定以上の収納力がある可能性もあるので、実際に生活を始めてみてから適切な用途・サイズのものを検討した方が失敗しにくいでしょう。

都会の一人暮らしであれば家具は最小限に

都会(特に東京都内)での一人暮らしであれば、家具は必要最小限の、確実に必要なもの以外は配置しない方が無難です。

学生や新社会人の方などが住む物件のほとんどは、6帖程度の1K、もしくは1ルームだと思います。

そうした住環境に重厚長大な家具を置くことは、生活環境を圧迫する恐れがあります。

そうは言っても必要なものは必要ですから、悩ましいところでしょう。

そこでおすすめしたいのは、機能性を持った家具を選ぶという選択肢です。

一番代表的なのは、ロフトタイプのベッドです。

寝るスペースを高い位置に置くことで、ベッド下の空間を有効活用できます。

単純なロフトタイプのベッドを置いても良いですし、備え付けの収納が少ない物件であれば、下部がチェストになっているようなタイプを最初から選んでしまうのも手です。

ベッド以外にも本棚にデスクが収納されているものなど機能性を持った家具はいろいろと販売されているので、部屋の間取りや生活スタイルに合わせて賢く活用すると良いでしょう。

家具の配置は複数パターン考えておく

新居の契約が済んだら、引っ越しまでの間に部屋の採寸をしっかりとしておきましょう。

その際、先に述べた通り、部屋の各扉の開閉に必要なスペースもきちんと採寸してください。

そして、その採寸したサイズを基にして家具の配置を考えるわけですが、できれば複数の配置パターンを考えておいた方が失敗も少なくなるでしょう。

一人暮らし用のスペースに限りのある物件では、一度配置した家具を動かすのにも大変な労力と工夫が必要になってしまいます。

また、家具が実際に部屋に運び込まれてみると、「思っていた雰囲気と違った」と感じることも稀にあります。

その際に第2、第3の案があれば、焦っておかしな配置にしてしまうようなことも無くなり、安心できます。

紙に書いて部屋のイメージを湧かせるのも良いですが、家具の配置をシミュレーションできるようなアプリなども公開されているので、そうしたツールを使ってみても良いと思います。

快適な住空間を実現するために家具選びは慎重に!

今回は一人暮らしにおける家具の配置の注意点をご紹介しました。

特に大型の家具の選び方に関しては、「石橋を叩いて渡る」ような気持ちで、ぜひ慎重に考えてみてください。

簡単に変えられるものは後から考えることにして、まずは大物をどうするかを考えてみてください。

新生活を始めるにあたって、皆さまの参考なれば幸いです。