家具と家電は必要なものだけ!一人暮らしを快適にするために

最終更新日:2019/08/31

いざ、一人暮らしを始める時に、住まいを決めるのと同時に必要な家具や家電を揃える方は多いでしょう。

それまで実家に住んでいた方は、つい同じものを揃えようと考えてしまいがちですが、一人暮らしなら必要でない家具や家電もあります。

ここでは、一人暮らしを快適に過ごすための家具や家電の選び方についてご紹介しましょう。

一人暮らしで必要な家具や家電を購入する前に

一人暮らしを始める時には、どのように家具や家電を選ぶと良いのでしょうか。

欲しいものを欲しいだけ購入するのは、金銭的にもお部屋の広さを考えても現実的ではありません。

そのため、購入する前に一度リストアップして本当に必要なものだけを手に入れるようにしましょう。

まず、考えなくてはいけないのは家具家電の必要性と予算です。

人が暮らす上で絶対に必要なものというものは現実にありますし、自分にとっては大切だというものもあるでしょう。

また、使えるお金も限られていますから、何にどれくらいのお金を掛けることができるのか計算しておくことも大切です。

そして、次にお部屋の広さも考えなくてはなりません。

欲しいものと予算がピタリと合っても、お部屋に入りきらない場合も考えられます。

住む場所が決まったら、リストアップした家具や家電をどこに置くのか、しっかりとシミュレーションするようにしましょう。

その際、試していただきたいのが、間取りに家具のレイアウトを記入する方法です。

この方法であれば、実際に購入した後にもスムーズに設置することができます。

そして、住み始めてから必要なものが出てくる場合もありますので、できれば最初からお部屋いっぱいに家具を置くことは避けたほうが無難です。

最初はできるだけ余裕を持たせておくようにしましょう。

一人暮らしで揃えておきたい家具と家電は何がある?

それでは、早速一人暮らしに必要な家具と家電をご紹介しましょう。

≪絶対に必要なもの≫

・照明
・カーテン
・エアコン
・寝具
・電子レンジ

≪場合によっては必要なもの≫

・冷蔵庫
・タンスや衣装ケース

照明やカーテンは説明するまでもありませんが、近年の猛暑を考えるとエアコンも必需品に数えて良いと考えます。

一人暮らしをする場合には誰かの手助けを受けられないことも多いので、健康面は特に気を付けるようにしましょう。

そして、当然寝具も必要になります。

寝具はベッドよりもお布団のほうがスペースを取らずに価格も抑えることができるイメージがありますが、片付けるスペースや手間を考えるとベッドを購入したほうが使い勝手は良いでしょう。

また、一人暮らしでは完全に毎食自炊ということは難しい方も多いと考えられます。

そのため、電子レンジは必要な家電と考えられ、あるだけで食生活に余裕を持たせることができます。

そして、場合によって必要なものというのは、備え付けがない場合です。

一人暮らし用の賃貸住宅には、冷蔵庫やクローゼットが備え付けになっていることも多いのですが、ない場合には自分で用意する必要があります。

備え付けの冷蔵庫では冷凍庫が付いていないこともありますので、金銭的に余裕があれば自分で用意したほうが良いでしょう。

生活を始めてから購入を検討する家具や家電は?

最低限お部屋に必要な家具や家電を購入したら、一旦買い物は止めて生活をスタートさせてみてはいかがでしょうか。

一人暮らしを始める時には、色々と夢がふくらんだり理想的なお部屋を作りたいと考える方も多いものです。

しかし、あれもこれもと購入してしまったがゆえ、「結局無駄なものになってしまった」となる可能性が非常に高いのです。

例えば、洗濯機は必需品のように思えますが、近くにコインランドリーがある場合にはどうでしょうか。

中々洗濯物を干す時間がなかったり、部屋干しが好きではない方なら、乾燥まで終わらせてくれるコインランドリーを使うほうがメリットが多いかもしれません。

また、炊飯器も一見すると必需品のように思えます。

しかし、一人暮らしでは毎日ご飯を炊いて食べるのかは分かりませんし、手軽に食べられるレトルトのご飯も安価で販売されています。

さらに、掃除機はラグやカーペットのお部屋ならば重要な家電ですが、フローリングのままにしておくのならフローリング用ワイパーとシートの組み合わせでも十分かもしれません。

ほかにも、ハンディタイプなどの小さな掃除機を選んでも良いでしょう。

自分が何を必要とするのかは、新しい生活を始めてみなくては分からないことも多いものです。

ただし、どうしても必要だと感じた時には迷わず購入しましょう。

一人暮らしでは意外に使わないものもある

さて、ここでは一人暮らしで必要なもののようでも、意外と使わないという家具や家電についてご紹介しましょう。

●テレビ

「テレビはないとダメ」という強い意志を持つ方以外は、テレビをパソコンで代用しても良いと考えます。

テレビを購入すると必然的にテレビ台も必要になるため、スペースも取ることになり出費も嵩みます。

●パソコン

テレビを購入するのなら、パソコンはあまり必要ではないでしょう。

ほとんどの機能がスマートフォンで補えますので、パソコンを開くこと自体が少ないと考えます。

スマートフォン以外の携帯電話を使用している場合や、仕事でパソコンを使う場合などは必要になるでしょう。

●ソファ

ソファは場所を取るので、一人ならばソファではなくベッドで寛ぐほうが経済的でお部屋も広く使えます。

●テーブル

お客様が多い場合には、テーブルを購入したほうが良いかもしれませんが、そうでないならばテーブルは折り畳みタイプか、脚付きトレイくらいのサイズでも良いと考えます。

●アイロン

毎日スーツで通勤ということもなければ、それほど必要なものではありません。

シワになりやすい素材の服を避けるなどの対策で十分だと考えます。

●トースター

パンを食べる頻度を考えて購入しましょう。

基本的には電子レンジのパン焼き機能で十分だと考えます。

家具家電付きの一人暮らし用住宅もある?

ここまで、必要なものとそうでない家具や家電をご紹介してきました。

家具や家電は最小限に抑えられるのなら抑えたいところですが、ないことでストレスを溜めるのも良くないものです。

特に、一人暮らしが初めての場合には、家のことを全て自分で行わなければいけないプレッシャーもありますから、家事を楽にできる家電や手間を軽減できる家電があっても良いのではないでしょうか。

しかし、初期費用を考えると中々たくさんの家具家電を購入することは難しいことです。

もし、自分が必要とする家具や家電が多い場合には、最初から住宅に備え付けられているタイプのお部屋を探すようにしてみましょう。

家具・家電付きのお部屋はそれほど多いというわけではありませんが、比較的一人暮らしの方へ向けたお部屋が多い傾向にあります。

急な引越しなどでもすぐに生活できますし、初期費用を抑えることもできるので安心して住むことができます。

何より、引っ越す時に身軽に動けるのも嬉しいものです。

ただし、家賃は少し割高な設定となっていることが多いため、長く住むことが分かっている場合には、自分で家具家電を購入するのとどちらが安くなるのかを考えたほうが安心です。

「まとまったお金がない」という場合や「すぐに転勤の可能性がある」という場合などにメリットが多いと考えられますから、よく考えて検討してみてください。

期間の決まっている一人暮らしならレンタルも考えてみよう

最後に、家具や家電のレンタルについてご紹介しましょう。

家具家電付きのお部屋があればレンタルの必要はありませんが、都合の良い場所にそうしたお部屋を見つけることが難しいこともあるでしょう。

近年は、単身赴任や進学など、一人暮らしをする方へ向けたレンタルやリースサービスを行っている会社がたくさんあります。

ちなみに、レンタルとリースは賃貸借という意味では同じですが、契約期間の長さによって呼び方が変わります。

家具や家電のレンタルは1日から対応してくれる会社がありますし、リースに関しては1年以上の契約になることがほとんどです。

事情によりほんの数ヶ月だけ一人暮らしをするような場合、あるいは単身赴任などで3年など期間が決まっているような場合には、家具や家電をレンタルすることで費用を抑えることができます。

こうした一定期間の一人暮らしだと、家具や家電を新たに購入しても自宅に戻る時には不要になることがあります。

たとえ、処分するとしてもそれなりに手間とお金がかかってしまうこともありますし、購入した金額を考えると売却しても戻るお金は少ないと考えます。

それならば、最初から決まっている金額でレンタルを申し込んで、自宅に戻る時には身軽に手荷物だけでの引越しをするほうが経済的なのではないでしょうか。

レンタル品は「基本4点セット」など、生活に必要なセットプランでより安くなることもありますから、自分の使いたい家具家電を扱っている会社を比較してみると良いでしょう。

ただし、家具や家電に徹底的にこだわりたい場合には、レンタル品で満足できないということも考えられます。

また、期間や商品によっては、レンタルよりも自分で購入したほうが安く済む場合もありますので、情報をしっかりと集めてからレンタルを検討してみてはいかがでしょうか。

自分の生活スタイルをしっかりと考えよう

一人暮らしを始める時には、自分が毎日どのように過ごすのかを考える必要があります。

人によって必要なものは違いますし、生活スタイルによってはもっと多くの家具や家電が必要になることもあります。

自分が生活するうえで必要なものを見極めて、快適な一人暮らしを送るようにしましょう。