宅配業者をご利用になっている方は多いと思いますが、家具を配送できることはご存知でしょうか。
実は、限られたサイズや重量内のものなら、ダンボールにきちんと梱包されていれば着払いでも配送してもらえるのです。
着払いサービスの利便性を考えつつ、実際に家具を着払いで配送できる業者を取り上げてその詳細をご紹介していきます。
オークションなどで家具の配送方法に悩んでいる方必見、是非参考にしてみて下さい。
家具を配送するのにはどんな方法があるの?
引越しの際、家具の配送は引越し業者が他の家財道具とまとめて行ってくれます。
しかし例えば、知人に家具を譲る場合やオークションで家具を出品した際には、どうやって配送すればいいのか悩んでしまいますよね。
家具を配送するにはどのような方法があるのでしょうか。
まずは、自力で運ぶ方法が思いつくでしょう。
大型の車やトラックなどを持っている方は別として、レンタカーで軽トラや数トン車を手配することになりますね。
また、地元の運送会社などをあたってみるのも1つの方法です。
ネットなどで運送会社を探してみたり、タウンページやポストに投函されるチラシなどをチェックしてみるのもいいでしょう。
このような方法に加えて、さらに、宅配業者に配送を依頼する方法も考えられます。
今回はこの宅配業者の中でも特に、着払いサービスを利用して家具を配送をする方法に着目します。
宅配業者で家具は配送できるの?
まずは、家具の配送が可能な宅配業者をご紹介します。
●日本郵便のゆうパック
●佐川急便の飛脚宅急便
●佐川急便の飛脚ラージサイズ宅急便
●ヤマト運輸のクロネコヤマト
●ヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財輸送サービス
どれも、馴染みのある宅配業者ですよね。
日本郵便のゆうパックや、ヤマト運輸のクロネコヤマトでも大きなサイズの荷物の配送サービスがあります。
佐川急便では特に大きなものを配送する飛脚ラージサイズ宅急便というものが設定されていますので、家具の配送に利用できます。
また、家具や家電類を専門に配送サービスを行っている宅配業者として、ヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財輸送サービスも挙げられます。
これらの宅配業者には配送可能な荷物のサイズが設定されていて、そのサイズ内のものをダンボールに入れて梱包できれば配送を請け負ってもらえます。
しかし、上記に挙げた宅配業者の中には、着払いサービスを行っていないものもあることを念頭に入れておいて下さい。
家具の配送時に宅配業者の着払いサービスを利用するメリットは?
そもそも着払いとは、荷物を受け取る側が配送料を負担するものです。
着払いサービスのメリットを考えるにあたって、まずは家具をどういった状況で配送する場合に着払いサービスが有効なのかを考えてみましょう。
例えば、オークションなどで家具を出品した際に元払いで配送するとなると、梱包したダンボールのサイズをあらかじめ測ってから利用する宅配業者の運送料を調べ、購入者に連絡するというのが一連の流れになります。
しかし、着払いサービスを利用すれば、出品者はこのような手間を掛けなくて済みます。
また、出品者側には、配送料分だけ安い価格で家具を出品することができるというメリットもあります。
ただ、商品代を振り込んだ後にさらに配送料も払わなければならないことから、購入者側では着払いサービスが敬遠される傾向にあることもご理解いただかなければなりません。
さらに、家具の買取り業者の宅配買取りには、着払いサービスが利用されることが多いとされています。
この宅配買取りは、買取ってほしい家具などを直接買取り業者に送ってもらって査定する方法なのですが、着払いサービスを利用することで配送料を負担せずに済むため、利用者を獲得しやすくなるメリットがあるのです。
このように、オークションなどで家具を出品する場合や家具の宅配買取りなどに、宅配業者の着払いサービスは有効であると言えますね。
気になる宅配業者ごとの特徴!着払いサービスの有無は?
前章でご紹介した宅配業者ごとの特徴を、詳しく挙げてみましょう。
●日本郵便のゆうパック
荷物サイズの3辺合計が170cm、30kgまでのものが配送可能
●佐川急便の飛脚宅急便
荷物サイズの3辺合計が160cm、30kgまでのものが配送可能
●佐川急便の飛脚ラージサイズ宅急便
荷物サイズの3辺合計が260cm、50kgまでのものが配送可能
●ヤマト運輸のクロネコヤマト
荷物サイズの3辺合計が160cm、25kgまでのものが配送可能
●ヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財輸送サービス
荷物サイズの3辺合計が450cm、100kgまでのものが配送可能
佐川急便の飛脚ラージサイズ宅急便とヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財輸送サービスでは、特に大きなサイズの荷物の配送が可能なことが分かりますね。
次に、気になる着払いサービスの有無ですが、実はこの4つの業者の中で、ヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財輸送サービスだけは設定がなく、元払いのみの対応ということになっています。
もし、ベッドやソファなどの大きなサイズの家具を宅配便で送りたいのでしたら、元払いへの変更も考慮に入れるか、その他の宅配業者の設定サイズ内で家具をパーツごとに分けて梱包するなどで対応することになります。
宅配業者の着払いサービスを利用すると配送料はどれぐらい?
ここでは、家具を着払いで配送する際に掛かる配送料についてまとめておきます。
前章で挙げた、家具などの大きなサイズの荷物の配送に着払いサービスを利用できる3つの業者の中で、佐川急便とヤマト運輸には着払い手数料は発生しません。
しかし、日本郵便のゆうパックに関しては、¥10から最大¥21までの着払い手数料が掛かってくるため注意が必要になります。
配送料は、送る家具のサイズと送り先までの距離によって変わってくることは、すでにご説明しましたね。
大きな家具を遠くに送るほど、配送料が高くなるという仕組みになっています。
具体例として、東京から関西まで着払いを利用した際の各宅配業者の配送料を比較してみましょう。
●日本郵便のゆうパック
最大の170サイズで¥2,480(税込み)
●佐川急便の飛脚宅急便
最大の160サイズで¥2,031(税込み)
●佐川急便の飛脚ラージサイズ宅急便
最大の260サイズで¥5,886(税込み
●ヤマト運輸のクロネコヤマト
最大の160サイズで¥2,138(税込み)
若干ですが日本郵便のゆうパックの配送料が高く設定され、ここに手数料も掛かってくることになります。
しかし、そこまで大きすぎる差ではないともいえる範囲ではないでしょうか。
家具を着払いで配送するときの注意点
最後になりましたが、家具を宅配業者の着払いを利用して配送する際の注意点を挙げておきます。
まずは、きちんとダンボールに梱包しておくことが大切です。
大切な家具を守るためにもちろんのことですが、ダンボールから家具の一部分がはみ出していたり、しっかりガムテープが貼れていなかったりというようなマナー違反にはくれぐれも気を付けましょう。
着払いと分かるように、送り状をしっかり貼ることも忘れてはいけません。
また、着払い手数料の掛かる日本郵便のゆうパックを利用するのでしたら、その料金を受け取る相手に明確に伝えてドラブルを防ぐこともとても大切です。
特に、オークションなどで家具を送る際には、宅配業者に依頼するまでに再度着払いであることを購入者に確認しておきましょう。
これらの注意事項をしっかりと頭に入れたうえで、送りたい家具のサイズや重量を考慮し、細かなサービス内容なども把握してからぴったりの宅配業者を選びましょう。
各業者の配送料や取り扱いサイズを比較しておこう!
宅配業者を利用すれば、手間や無駄な経費を掛けることなく家具を送ることができます。
着払いサービスを利用する場合には、着払い手数料が別に必要かなども確認しておきましょう。
家具を配送できる宅配業者はいくつかありますが、配送可能なサイズや重量なども異なりますし配送料なども少しずつ変わってきます。
配送料の比較はもちろん、納得のいくサービス内容であるかもしっかり把握しておきましょう。