「おしゃれなキッチンにしたいけれど、賃貸なので思ったようにカスタマイズできない」という理由で、理想のキッチンを作り上げることを諦めていませんか?
賃貸のキッチンでも、現状回復できる範囲内であればリメイクすることは十分可能です。
そこで、狭いキッチンでもおしゃれにできるアイデアをいくつかご紹介していきますので、参考にしてみてください。
賃貸キッチンの吊り戸棚やシンク下の扉をはずしてオープン収納に
賃貸のキッチンにもともと取り付けられている吊り戸棚やシンク下の収納扉を自分ではずし、オープン収納にしてみましょう。
扉はドライバー1つで簡単に取りはずしが可能なので、DIYが苦手な方でも簡単におこなうことができます。
オープンになった吊り戸棚やシンク下の収納には、キッチンのインテリアコーディネートの一部として使えるような食器やキッチンツールを置くようにしましょう。
もちろん、普段から使用するコップやお皿などを収納してもよいのですが、賃貸の狭いキッチンを広くおしゃれに見せることを目的とするのであれば、目で見ておしゃれ感があるものを置く方が良いでしょう。
統一感のある保存瓶やスパイスが入った瓶などを並べておくと、カフェのような可愛らしい雰囲気を出すこともできます。
そして、扉をはずす場合に気を付けておかなければならないことは、はずした扉とネジをしっかりと保管しておくことです。
賃貸の家を出ることになった際に、元に戻す必要性があります。
扉がなくなってしまうと補償問題が生じてしまう可能性が高くなるでしょう。
そうならないためにも、はずした扉とネジはひとまとめにしておき、大事にとっておくことを忘れないようにしてくださいね。
ウォールステッカーやはがせるシールは狭いキッチンでも大活躍
賃貸キッチンの壁面のデザインを変えて、狭くて暗い雰囲気のキッチンをガラリと変えてみましょう。
賃貸のキッチンなので、壁紙を剥がして貼り直すことはできませんが、ウォールステッカーやタイルシール、リメイクシールを使うと本来の壁紙を傷めることなく簡単に壁面のデザインを替えることができます。
キッチンの壁面はホワイトなどの落ち着いた単色系のカラーが多く見られるのですが、思い切って楽しい華やかなものに変えてみると、とても爽やかな印象になるでしょう。
そしてキッチンの雰囲気がとても明るくなり、狭い空間も広く見せることができます。
ウォールステッカーやタイルシール、リメイクシールは壁の面積に合わせて切ったり貼ったりできるので、コンロ前の狭い場所でもサイズをピッタリ合わせることが可能です。
これらは、ホームセンターや100均などで手に入るので、気になるデザインのものを探し、壁面に貼って賃貸キッチンのイメージチェンジをしてみましょう。
キッチンの狭いスペースにはサイズ感ピッタリの棚を作ろう
キッチンには洗った食器を入れる食器カゴやさまざまなキッチンツール、家電、調味料など置かなければならないものがたくさんあります。
これらをそれぞれ手の届く場所に置いてしまうと、どうしてもキッチンがより狭い印象になりがちです。
さらに生活感が強く出てしまうため、おしゃれ感が損なわれてしまうこともあります。
そのため、キッチンで必要なものをまとめて置くことができる棚を作ってスマートに収納するとよいでしょう。
板と釘を組み合わせることで棚ができるので、DIY未経験者の方でも簡単に作ることができます。
棚に必要な材料は、メジャーと板、釘のみです。
まずは、キッチンの空いているスペースの幅と高さをきっちりと測り、その長さに合う板を用意しましょう。
板は立てる板が2枚と、仕切り棚の役割になる板を数枚準備します。
そして縦に使用する板と仕切り棚になる板をそれぞれ釘で固定し、必要な段数に応じて棚を作るだけです。
この時に、床と棚の間隔幅などの長さを正確に計測することが重要なポイントと言えます。
計測をしっかりとしておくと、完成した棚が賃貸のキッチンに収まらなかったり小さすぎるという失敗を避けることができるでしょう。
そして棚が完成すれば、キッチンツールや小型家電、調味料、日用品などをバランスよく置いていくだけで、利便性の高いおしゃれな棚を完成させることができます。
賃貸キッチンの壁には有孔ボードやワイヤーネットを利用する
賃貸のキッチンを大規模にリフォームすることは難しいですが、小物を上手に使用することで、簡単に狭いキッチンの印象を変えることができます。
シンク前やコンロ周りの壁に有孔ボードやワイヤーネットを装着してみましょう。
有孔ボードもワイヤーネットも100均で手軽に手に入れることができるので、コストをかけずに収納を増やし、おしゃれなキッチンにすることができます。
この有孔ボードやワイヤーネットを取り付けたあとは、キッチンツールをひっかけたフックを穴に引っ掛けるだけでおしゃれに収納が可能です。
フックの位置は、自分の好みやキッチンツールの大きさなどによって好きな場所にひっかけることができるので利便性がとても高い収納法と言えますね。
フックの位置やかけるキッチンツールの種類、量、大きさによって、部屋のインテリアとして見せる収納にすることができるので、インテリアコーディネートのポイントとしても大活躍することができるでしょう。
キッチンツールだけでなく、小さなフレームなどの小物もおしゃれのアクセントとして付けてみると可愛いらしさもプラスされ、明るい雰囲気になるので試してみてはいかがでしょうか。
賃貸キッチンの引き出しや扉にシートを貼って印象を変える
賃貸物件では、入居した当初からキッチンや棚が設備として取り付けられている物件が多く見られます。
そのため、大掛かりなリフォームをすることは難しく、自分でDIYをするとしても修復可能な程度に留めなければなりません。
しかし大掛かりなリフォームやDIYをしなくても、設備のキッチンの扉や引き出しの柄を好みのデザインに変えることは可能なのです。
扉や引き出しのデザインを変更することで、雰囲気を変えるだけでなく狭いキッチンが広く感じるような空間にすることもできます。
もちろん、退去時に跡形が残るといった心配も無用なので、安心して好きなデザインに変えることができます。
そこで簡単にできる方法をご紹介していきます。
①用意するものは、マスキングテープと接着剤、そして自分好みのデザインシートです。
②まず、デザインシートを貼りたい場所にマスキングテープを貼っていきます。
マスキングテープを使用することで、デザインシートを剥がす際に棚の表面が一緒に剥がれてしまうのを防ぎます。
③そしてマスキングテープ上に接着剤を塗り、デザインシートを貼り付けていきます。
これで扉や引き出しのデザインをガラリと変えることができます。
狭い場所を有効活用してゴミ箱を隠してみよう
狭い賃貸キッチンでは、家具やキッチン小物の置き方によって有効スペースが多くなり、空間を広く感じさせることができます。
そのスペースの中でもデッドスペースを上手に使ってゴミ箱を置くと、清潔感がありスッキリとした印象のキッチンが完成します。
デッドスペースに合うサイズのゴミ箱があれば、それを活用しゴミ箱が見えないキッチンにしてみましょう。
デッドスペースが狭かったり現在使用しているゴミ箱が大きい場合は、思い切ってDIYでゴミ箱を作ってみましょう。
一般的にはステンレスやプラスチックのゴミ箱を見かけることが多いかもしれませんが、自分で作る場合は木材を使用してみると簡単でおしゃれ感のあるゴミ箱を作ることができます。
木材のゴミ箱は釘で木材を組み合わせていくだけなので、DIYをした経験がない方でも気軽に取り組み始められることも魅力的ですね。
ゴミ箱のサイズは、デッドスペースの幅に合わせるのではなく、少し小さめに仕上げるとよいでしょう。
外から見てもおしゃれ小物のような木のゴミ箱ですが、大きすぎるよりも少し小さめのサイズ感の方が、より空間が広い印象にすることができるのでおすすめです。
狭い賃貸キッチンも小物をプラスしおしゃれな印象に
賃貸キッチンは現状回復が可能な範囲内でも簡単に印象を変えることができます。
小物を使用して雰囲気を変えたり、色やデザインを変えることで狭いキッチンも広く見せることができるようになるので、ひと工夫加えてみましょう。
シンプルな賃貸キッチンに手を加え、おしゃれなキッチンにイメージチェンジし、マイホームのように過ごしたくなるような空間へと作り変えてみてはいかがでしょうか。