限られた予算内で家具を安い値段で入手するおすすめの方法

最終更新日:2019/10/07

これから引っ越しや模様替えなどを考えている方にとって、家具選びは頭を悩ませることのひとつだと思います。

特に、イメージしたインテリアをできるだけ出費を抑えて安い値段で実現するのは、なかなか難易度が高いものです。

今回はそういったお悩みを抱えた方に参考にしていただけるようなおすすめの購入方法のポイントをいくつかご紹介します。

家具を安く手に入れるためのおすすめの基本術

家具を限られた予算の中で賢く安く買うためには、まずショップごとのターゲット層を意識するのがおすすめです。

簡単に分類するならば、安い価格帯で数年ごとの買い替えを促すショップと、一生ものの高級家具を扱うショップに二分できると思います。

後者の代表格ではカリモクや大塚家具などが挙げられ、安い家具を豊富に扱うお店としては、ニトリや無印良品、IKEAなどが思い浮かぶかと思います。

もし時間が許すならば、これらのブランドの近隣のショップをすべて周ってみて、価格帯やインテリアイメージに合致するかどうかなどを実際に確かめてみると良でしょう。

安い家具は割り切って買うのがおすすめ?

前項でも述べた通り、安い価格帯の家具は基本的に数年~10年程度の耐用年数であると考えて購入するようにしましょう。

もちろん、高ければ必ず長持ちするというわけではありませんし、安くても作りの良い家具はあります。

しかし、基本的には使用している部材が長期利用に適さないものが多いので、このあたりの割り切りは必要です。

一人暮らしの方であれば「いずれ結婚するまで使うもの」、若いご夫婦などであれば「子ども達が大きくなったら買い換える」というように、期間限定と捉えて購入するのがおすすめです。

また、気に入らなければすぐに買い替えができるという点も、安価な家具の魅力です。

頻繁に模様替えをしたいと考えている方にとっては耐久性もそれほど問題にならないと思いますので、そういった点でも安価な家具を選ぶメリットはあるでしょう。

安いからといっても、デザイン面や機能面に関しては高級家具と変わらないようなものも各社から多数販売されているので、選択肢が限られてしまうというようなマイナス面はあまり無いはずです。

価格の安い家具のおすすめショップ!

先に挙げたニトリ、IKEA、無印良品はもちろんですが、他にも安い価格帯の家具を扱うおすすめのショップは沢山あります。

まずはカインズホームや東京インテリアなどの、ホームセンター寄りのショップのオリジナル家具部門が挙げられます。

これらのショップの良いところは、郊外の店舗が多く、売り場面積も広いので、取扱点数や種類が常に豊富なところです。

車が無い方にとっては少々行きづらい場所にあることが多いのがネックですが、ホームセンターであれば家具以外のさまざまなものを一箇所で購入できるというメリットもあるので、ぜひ足を運んでみてください。

他には北欧風の家具を比較的安価に購入できるNOCEや、木の風合いを活かした家具が豊富なunicoなどもおすすめです。

また、「ジェネリック家具」と呼ばれる、正規メーカー以外が復刻生産している家具を取り扱っているショップもおすすめです。

「ジェネリック家具」とは、正規メーカーが生産していた家具のうち、デザインの権利が切れているものを他社が安い値段で製造しているもののことを言います。

これらは初登場から時間が経っている分、現在流行しているものとは異なる意匠が施されているものですが、大抵は有名デザイナーによる作品であるため、自身の趣味に合うものであれば古臭さなどは感じないでしょう。

ユーズド家具の検討もおすすめ!

ここまでは安い家具の購入の心得やおすすめショップなどについて述べてきましたが、ユーズドの家具をあえて選択するという方法も良いでしょう。

2nd STREETや、ハードオフ系列のOFF HOUSEなどが全国的にも有名ですが、地域ごとに中古家具を扱っているリサイクルショップも多数あるので、ご近所を探してみてはいかがでしょうか。

ユーズド家具は当然ひとつひとつ状態が異なっているので、耐久性のチェックなどは入念にしなければいけませんが、思わぬ掘り出し物を見つけられる可能性があるのは量販店には無い魅力です。

特に、高級家具店でしか取り扱っていない輸入家具や、経年変化によって味の出てきた家具を狙うのがおすすめです。

限られた予算内で風合いのある家具を入手する手段としては、ぜひ検討していただきたいところです。

安い家具の注意点

安い家具を選ぶ上での注意点としてはこれまで、使用年数を割り切ることや、予算に合ったショップを選択することなどをおすすめしました。

その他にも気を付けて欲しいポイントがいくつかあります。

まずは組み立ての方法について、店員さんに十分に確認するということです。

安価な家具は、大抵の場合で流通コスト等の削減のため、自分で組み立てるように設計されています。

特に女性の一人暮らしの場合など、購入したものが届いた後で途方に暮れてしまったという経験のある方もいるのではないでしょうか。

何人程度でどの程度の時間で組み立てできるかという情報が記載されている商品もあるので、ご自身で無理なく組立可能なものかどうかを事前に確かめておくようにするのがおすすめです。

次に、ショップの照明の強さや色味を考慮することも大切です。

実際に設置する部屋の照明と同じ条件を店頭で再現することはほぼ不可能なので、注意しようが無いようにも思えます。

しかし大抵の場合、量販店などのショップの照明は、家庭の照明よりも明るく設定されていますので、「実際には少し暗い色合いになる」と意識しておくと良いでしょう。

そして、致命的な問題にもなりかねないのが、大型家具を購入した場合の搬入の可否です。

前述したとおり、安価な家具は自分で組み立てる場合がほとんどなので、家具の完成形と、運ばれてくる家具のパッケージのサイズが大きく異なっている場合があります。

可能であれば、段ボールで梱包されている状態のサイズも採寸しておくようにしましょう。

通販で安い家具を買う場合のコツ

まず前提として、通販で家具を購入するのはある程度リスクがあることだと認識しておいた方が良いでしょう。

インテリアの一部になる家具を、数枚の写真や説明書きだけで決めてしまうのは、やはりイメージとの齟齬が生じやすいからです。

しかし、価格の安いものが多い点や商品のバリエーションなどの面で、住んでいる地域の家具店などよりも通販が優位なのも事実です。

では、実際の商品を確認できない通販を賢く利用するにはどうすれば良いのでしょうか?

おすすめしたいのは、いくつかのオンラインショップで購入する候補を絞っておき、購入前に前述したような注意点(組み立ての難易度や搬入時の大きさなど)を直接ショップに問い合わせてみる方法です。

事前にオンラインショップの運営者とコンタクトを取っておくことで、「こんなはずでは無かった!」という事態をかなりの程度回避できます。

安い家具といえども、家具は家具です。

やはりそれなりの金額を支払って購入する以上は、店員さんを信頼できるかどうかは大切なポイントです。

安くても良い家具はある!慎重にご検討を!

今回は比較的価格の安い家具について、おすすめの買い方や注意点をご紹介しました。

みなさまの家具選びの参考にしていただければ幸いです。

安くてもデザインや使い勝手が良ければ、高級家具に劣らない愛着が湧くかもしれません。

また、一生の付き合いになるような家具では無かったとしても、今後数年程度は一緒に過ごすアイテムですので、妥協の無い選択をして欲しいと思います。