すのこを使えば、手軽に棚を作れます。
こちらでは、特別な道具類を持っていなDIY初心者でも、簡単に作れる基本的なすのこ棚の作り方をご紹介します。
また、すのこ棚を作る際にあると便利な道具類や強度を増す方法などもまとめていますので参考にしてください。
基本的な作り方をアレンジし、デザインやサイズ、機能面にもこだわった自分だけの棚作りを楽しみましょう。
すのこが棚作りに適している理由は?
配置したい場所にぴったりのサイズや、お部屋のインテリアの雰囲気にあった棚を探すのはなかなか難しいものですよね。
また、気に入った棚が見つかったとしても、値段が高すぎて購入を断念することもあると思います。
そんな時には、自分で棚を作ってみましょう。
DIY初心者の方に特におすすめしたいのが、すのこを使った棚です。
作り方や準備するものなどをご紹介する前に、なぜすのこが棚作りに適しているのかを考えてみましょう。
すのこは平らに加工された板を等間隔に並べ、裏側から下駄と呼ばれる木材で留めた形状です。
一般的に自分で棚を作るとなると、あらかじめ作りたい棚のサイズやデザインをきちんと決めて図面を書き、それに沿って購入した木材を採寸しカットするところから始めます。
しかし、すでに加工されているすのこを利用すれば、すのこ自体の形状を利用して組み立てることで簡単に棚を作ることができるので、上記のような作業を大幅に省くことができるのです。
また、すのこはホームセンターなどで様々なサイズのものが販売されていますので、好みのサイズの棚を作ることも可能です。
さらに、そのまま木目を活かすことも、塗装を施すこともできるという魅力もありますね。
このように、すのこには棚作りに適した要素がたくさんあるのです。
小さいサイズのすのこ棚なら特別な道具がなくても大丈夫!
すのこを使った棚といってもその種類は幅広く、様々な形状のものを作ることができます。
しかし、棚を作るにあたって使用する道具類などを持っていない方も少なくはないでしょう。
ノコギリや金槌などの基本的な道具でさえ手元にないという方も、もちろんいらっしゃると思います。
木材から購入し棚作りに取り掛かるとなるとこのような道具は必須ですが、すのこ棚なら特別な道具がなくても作ることが可能です。
特に、サイズの小さいすのこを活用した手軽な棚なら、工作程度の道具しかなくても仕上げることができます。
例えば、すのこの各パーツに使用されている板をバラして組み立てるだけで完成する棚なら、ハンマーや釘、ドライバーやネジなどを使って固定しなくても、木工用ボンドで接着して仕上げることができます。
また、結束バンドで留めて固定することもできるのです。
すのこを使った棚の作り方は、雑誌やインターネットなどでたくさん紹介されています。
DIY初心者の方や道具類をお持ちになっていない方などは、小さなサイズのすのこを使用した棚の作り方を参考にしてみましょう。
道具を揃えておけばすのこで本格的な棚も作れる!
すのこで本棚などの本格的な棚を作ることも可能です。
すのこを使って大きなサイズのものやデザインの凝ったものなどを作るとなると、どうしても作業自体が複雑になります。
使用用途によっては強度もしっかり考えなければいけません。
いくらホームセンターなどでしっかりとしたすのこを購入しても、補強は必要です。
強度のあるすのこ棚の作り方についてはのちに詳しくご説明させていただきますが、まずは、本格的なすのこ棚を作るとなると、棚板や枠組みが外れることがないように、しっかりと固定しておくことがとても大切であることを理解しておきましょう。
木工用ボンドで固定するだけでなく、ネジや釘で棚の各パーツを1つずつしっかりと固定します。
使用するネジや釘にあったドライバー、金槌などを用意しておきましょう。
DIYなどにあまり慣れていない方がこのような道具類を1から揃えるのであれば、ドリルドライバーがおすすめです。
木材に下穴を開けてネジ打ちができるのでとても重宝しますよ。
すのこ自体はもちろん、合わせて使用する木材などもカットできるように、ノコギリなども準備しておくといいですね。
すのこで本格的な棚を作るのなら、道具類をしっかりと準備し安全性も考慮して作業に取り掛かるようにしましょう。
とにかく簡単!すのこ棚の基本の作り方
すのこを使った棚の、基本的な作り方をご紹介します。
準備するものは、すのこ5枚と木工用ボンドだけです。
接着に掛かる時間を別にすれば、作業時間はたった10分程度ですのでお手軽ですよ。
棚作りの手順を簡単にご説明しましょう。
①棚の側面用のすのこ2枚を裏返した状態で縦方向に壁に立て掛け、それぞれの最下段の下駄部分に木工用ボンドを塗ります。
②①の側面用に用意した2枚のすのこの木工用ボンドを塗った上に、残りのすのこのうちの1枚を載せます。
木工用ボンドが乾かないうちに、手早く棚板を取り付けましょう。
③同様に、側面用すのこの2段目の下駄部分にも木工用ボンドを塗り、もう1枚のすのこを棚板として取り付けます。
④最後に、側面用すのこの最上段の下駄部分にも木工用ボンドを塗り、直角を保つように最後の1枚のすのこも取り付けます。
⑤木工用ボンドが乾けば、3段タイプのすのこ棚の完成です。
強度のあるすのこ棚の作り方は?
前項で、基本的なすのこ棚の作り方をご紹介しましたが、木工用ボンドで固定するだけでは強度が心配だと感じる方もいらっしゃると思います。
サイズの小さな棚で、上に載せるものが軽量のものであればそれほど問題ありません。
しかし、たくさんの物を上に載せることのできるような、サイズの大きいすのこ棚を作る場合は、しっかりと固定しておくことをおすすめします。
まずは、木工用ボンドで固定して組み立て、ボンドが乾いてからネジや釘を数カ所打って固定してみましょう。
また、サイズの大きな棚であるほど、棚板部分がしなって載せるものの重量に耐えることができない可能性もあります。
よりしっかりと安定したすのこ棚を作るのでしたら、すのこに木材を補強して取り付ける方法もおすすめです。
側面用すのこの真ん中部分に、1本木材を足すだけでも安定感が増しますし、棚板部分のすのこを2枚重ねれば、ある程度重量のあるものも安心して載せることができるようになりますよ。
このような場合も、木工用ボンドで固定してからさらにネジや釘でしっかりと固定しておくといいでしょう。
基本のすのこ棚の作り方を自分なりにアレンジしてみよう!
すのこを使った基本的な棚の作り方さえ理解すれば、自分なりにアレンジを加えることができます。
木材や板などを足せば好みのデザインのものが作れますし、塗装などにこだわってみてもいいですね。
例えば、シンプルな形状のすのこ棚であっても、表面や棚板に化粧ボードを貼るだけで、少し高級感を出すことができます。
ニスや好みの塗料を使えば、配置する場所のインテリアの雰囲気にぴったりのすのこ棚を作ることもできます。
塗料には様々な種類のものがありますが、DIY初心者の方でも使いやすい水性ニスやオイルステインなどがおすすめです。
ホームセンターで手軽に購入できるものばかりですので、うまく活用してみましょう。
また、キャスターや蝶番などを取り付ければ、移動に便利なキャスター付きの棚や持ち運びなどができる折りたたみ棚などを作ることも可能です。
このようなすのこを使った様々な棚類の作り方も雑誌やインターネットでたくさん紹介されていますので、是非参考にし、ご自分だけの素敵なすのこ棚を作ってみましょう。
DIY初心者でも簡単なすのこ棚を作ってみよう!
すでに組み合わさった形状を利用することで、手軽に様々な家具類を作ることができるすのこは、DIYのアイテムとして重宝されています。
その中でもすのこを使った棚は、DIY初心者におすすめです。
基本的な作業工程は、組み合わせたすのこを木工用ボンドで固定するだけというとてもシンプルです。
基本的な作り方をマスターしたうえで、アレンジを加えたすのこ棚を作ってみましょう。