洗えない素材はもちろん、中国緞通やペルシャ絨毯など高価なカーペットもクリーニングにお任せすれば安心ですよね。
また、どうしても取れないシミや臭い、ダニ対策としてもクリーニングは活用できます。
カーペットをクリーニングに出すための3つの方法をご紹介し、気になるクリーニング代の相場をまとめてみました。
自分にあったサービスと、納得できる価格を提供している業者選びの参考に、ぜひお役立てください。
カーペットのクリーニング!こんなときに利用しよう!
お部屋に敷いたカーペットは、どんなときにクリーニングに出せばいいのでしょうか。
まず、カーペットがご自宅で洗えるものかどうか、洗濯表示の確認をしましょう。
素材に羊毛、獣毛、シルク、綿、麻、レーヨンが使用されているものは縮みやすく、ご家庭での丸洗いが難しいものが多いとされています。
また、裏地がゴムやフェルトで裏打ちされていたり、接着剤でカーペットの表面と裏面が貼り付けてあるものも、剥がれやすく丸洗い不可とされています。
さらに、ペルシャ絨毯や中国緞通を代表とする高級な手織りカーペットは、特に取り扱いが難しくクリーニングに頼るのが一般的ですね。
これ以外に、丸洗いが可能であってもどうしてもシミが取れないときや、ペットなどの糞尿汚れ、ダニ対策として防ダニ加工を依頼したいときなど様々な状況でクリーニングにお世話になります。
記事の後半では、カーペットをクリーニングに出したときの、気になるクリーニング代の相場についてお伝えします。
カーペットのクリーニングはどこに依頼すればいいの?
カーペットをクリーニングに出す場合、大きく分けて3つの方法があります。
そもそも、カーペットは通常のクリーニング店に持っていっても、扱ってもらえないことが多いと言われています。
これはカーペットが、衣類などと基本的なクリーニング方法が異なるからです。
しかし、大手クリーニングチェーン店では、「特殊品」としてカーペット専用業者に依頼してくれる場合がありますので、これを1つ目の方法とします。
2つ目に、宅配クリーニング業者にカーペットを依頼する方法が挙げられます。
ネットなどを利用して集荷依頼するシステムになっていて、たくさんの業者があります。
3つ目は、ハウスクリーニング業者にカーペットの洗浄を依頼する方法です。
上記に挙げた2つの方法とは大きく異なり、ご自宅に実際に業者に来ていただいてカーペットをその場でクリーニングします。
これらの方法を1つずつ取り上げて、クリーニング代の相場について後にまとめていきます。
カーペットのクリーニング業者を選ぶ際の注意点は?
カーペットをクリーニングに出す際、まずは前章でご説明した3つの方法から選択していくのが一般的です。
1つ目に示した「大手クリーニングチェーン店に依頼する場合」を除き、宅配クリーニングやハウスクリーニングを利用するのなら、それぞれの業者をご自分で探していくことになります。
多数ある業者から1つの業者に絞っていく作業はなかなか難しいものですが、まずは、具体的な料金を無料見積もりしてもらいましょう。
ほとんどの優良業者で見積もりを無料で行ってもらえますし、見積もり後にじっくり考慮してキャンセルすることも、もちろん可能です。
インターネットの簡単な操作や電話で、すぐに対応してもらえますのでぜひ利用してみてください。
逆に、無料見積もりサービスを行っていない業者への依頼は、あまりおすすめできません。
このように複数の業者を比較し、料金やサービスに納得のいく業者をきちんと選ぶことがとても大切です。
また、複数の業者を比較する際に、ある程度のクリーニング代の相場を把握しておくととても便利ですね。
さて、ここからは実際のクリーニング代の相場について考えていきましょう。
大手クリーニングチェーン店!気になるカーペットのクリーニング代の相場は?
大手クリーニングチェーン店では、特殊品扱いで、カーペットの専用クリーニング業者への依頼サービスを請け負ってもらえる場合があります。
しかしながら、集配サービスや宅配便で特別取扱いとなるために別途料金が発生してきます。
ここでは、1つの例として大手クリーニングチェーンのひとつである白洋舎のカーペットのクリーニング代を取り上げてみます。
●ウィルトン系(毛足短め)・・・1,300円~
●シャギー系(毛足長め)・・・3,100円~
●中国緞通(機械織り)・・・4,200円~
●ペルシャ(手織り)・・・5,300円~
上記は、カーペットの1畳単位での価格設定で、全て税抜きで表示しています。
ウィルトン系は、厚みが1cmほどの毛足の短いホットカーペットのような種類です。
シャギー系は毛足の長い太いパイルを使用していることが特徴です。
このように、毛足が長いもの、厚みのあるもの、刺繍などの装飾があって特殊なもの、手織りで高級なものという順で、1畳単位での価格がアップしていきます。
さらにここに、宅配料金などがだいたい5,000~6,000円ほどプラスされると言われています。
カーペットのサイズの大きさや場所によってさらに送料がアップすることも念頭に入れて、クリーニング代の相場を知る参考にしてみてください。
宅配クリーニング業者のカーペットクリーニング代の相場は?
宅配クリーニング業者のクリーニング代の相場はどれくらいなのでしょうか。
全国で24時間対応している、クリコムのカーペットクリーニングを取り上げてみます。
専用の洗浄機を使用し、汚れの種類によって薬剤を使い分け頑固なシミでもしっかり落とす技術が魅力的です。
また、カーペットの素材や種類によっては手洗いでの対応もしてもらえます。
●薄手綿マット(インド綿など)・・・4,000円~
●カーペット裏がフェルト地(毛足の長短ともに)・・・5,000円~
●カーペット裏が編み込んであるもの・・・6,000円~
●中国緞通(裏表とも柄が同じもの)、手織り・・・13,000円~
●ペルシャ、シルク絨毯・・・要相談
こちらも1畳あたり、もしくはカーペットの「縦+横cm」の設定サイズ単位での税抜きでの価格になっていて、厚みと裏素材によって価格が変わるのが特徴です。
中国緞通や手織りのものは価格がアップし、特に高価なカーペットについては必ず事前の見積もりが必要です。
送料は1部の地域を除き、共通の1,500円(税抜き)ですが、2畳を超えるカーペットは物流関係上無理な場合もあります。
こちらの価格設定も、宅配クリーニング業者を選ぶ際のクリーニング代相場の参考にしてみましょう。
ハウスクリーニング業者のカーペット洗浄サービス!クリーニング代の相場は?
最後にハウスクリーニング業者にカーペットのクリーニングを依頼した場合の、クリーニング代の相場について考えてみます。
例としてダスキンのカーペット洗浄価格を取り上げてみましょう。
業者が専用機械を持ち込んで作業することにより、ご自宅でカーペットを敷いたままクリーニングしてもらうことができます。
エリアによって価格設定を変えているのが最大の特徴です。
また、ウールや化繊素材のカーペットと中国緞通との2つに大きく区分して価格設定されています。
参考価格をお伝えします。
●ウール、化繊6畳・・・9,639円
●ウール、化繊10畳・・・16,013円
●ウール、化繊15畳・・・22,660円
●ウール、化繊20畳・・・29,363円
●中国緞通・・・1畳あたり2,993円~
こちらは全て税込み価格になっています。
大手クリーニングチェーン店や宅配クリーニングより価格設定が多少お手頃とも思えますが、作業中の機材車の駐車場代などは別途必要になってきます。
また、ハウスクリーニングの1回あたりのサービスは10,800円~(税込み)となっていますので、どんなカーペットでも10,800円は必ず掛かることも把握して、業者選びの参考にしておきましょう。
カーペットのクリーニング代の相場!どこに依頼してもそこまで差はない!?
クリーニング代の相場を考えるために、種類の異なる3つの業者を比較してみました。
カーペットの素材や大きさ、厚みや毛足の長さによって価格が変わり、手織りや高価なものはさらに価格がアップするようです。
カーペットのクリーニング単価が安くても、その他の手数料や送料が高くなり、基本的に価格はどこもあまり変わらない印象です。
無料見積もりをうまく利用して、納得のいく価格とサービスを選びましょう。