シロッコファンの外し方を伝授!お風呂の換気扇は埃だらけ?

最終更新日:2019/05/10

「長い間、お風呂の換気扇を掃除していない」という人は、多いのではないでしょうか。

お風呂の換気扇は、本来であれば、1年に4回ほどは掃除をするべきと言われています。

しかし、多くの人は、そこまで掃除はしていないことがほとんどなのではないでしょうか。

その理由の一つとしては、「換気扇のシロッコファンの外し方がわからない」ということもあるかと思います。

そこで今回は、シロッコファンの外し方をご紹介していきます。

お風呂の換気扇「シロッコファン」の仕組みを理解しよう!

お風呂のシロッコファンの外し方をご紹介する前に、まずはシロッコファンの仕組みについて知っておきましょう。

仕組みや構造について知識を深めておくと、この後の作業がより理解しやすくなると思うので、ご紹介させていただきます。

シロッコファンは、「多翼送風機(たよくそうふうき)」とも呼ばれている、送風機の一種です。

回転する方向に対して、複数枚の羽根が取り付けられていて、幅広い用途で採用されています。

もちろん、お風呂の換気扇に取り入れられていることも多いです。

形状としては、縦長の板羽根が筒にいくつも取り付けられています。

そのファンが回転することにより、部屋の中の空気を吸い込み、ダクトを経由して外に排出されていきます。

シロッコファンの特徴としては、「空気を押し出す力の強さ」が挙げられ、ダクトを経由してもしっかりと排気することが可能になっています。

そのため、外に隣り合っていない部屋であっても使用できます。

そういった理由から、お風呂の換気扇の他にも、キッチンなどの換気扇でも採用されることが多くなっています。

お風呂のシロッコファンの場合は、天井に換気扇のカバーが取り付けられていて、その中にファンがあるという構造のものがほとんどかと思われます。

お風呂のシロッコファンには埃が溜まっている!?

「お風呂の換気扇はそんなに汚れないのでは?」と思っている人も少なくないでしょう。

しかし、お風呂の換気扇、シロッコファンには、長い間掃除していなかった場合、多くの埃が溜まっていることが多いです。

意外にも、お風呂の中は埃が舞っているのです。

また、お風呂という湿気がこもりやすい場所なため、シロッコファンに溜まった埃にカビが繁殖してしまう可能性も非常に高いです。

特に、換気扇だと普段目に見えないため、「気づいたら埃が溜まっていて、カビも繁殖していた!」なんてことも多くあります。

他にも埃が溜まることにより、しっかりと換気できなくなってしまうことが考えられます。

換気扇のスイッチを入れても換気がされていない、もしくは吸い込みが弱いと感じたら、埃が溜まっているかもしれません。

そんなときには、シロッコファンの掃除が必要になるでしょう。

そのためにも、これからご紹介していくシロッコファンの外し方を、しっかりと把握しておきましょう。

外し方を把握する前に!道具を準備しよう!

お風呂のシロッコファンの外し方を知る前に、必要となる道具を準備しましょう。

思わぬ怪我に繋がる恐れもあるので、しっかりと確認しておいてください。

●厚めのゴム手袋

換気扇の中に手を入れて作業することになるので、必ず手を保護できるものを装着しましょう。

特に、厚めのゴム手袋がおすすめです。

シロッコファンによっては、羽根の部分が鋭利になっている場合もあるので、注意が必要です。

●踏み台・脚立

お風呂の天井に手を伸ばして作業するので、踏み台や脚立があると作業もしやすくなります。

3点ユニットバスの場合には、絶対にトイレの便座などに乗って作業しないようにしてください。

トイレの破損に繋がる可能性もありますし、転倒や落下の危険性もあります。

しっかりと安定した踏み台や脚立を用意しましょう。

また、1人で作業するよりも2人で作業した方が、より安全に行なうことができるでしょう。

●ドライバーなどの工具

工具についてですが、ドライバーなどが必要になるシロッコファンもあります。

ただし、工具が必要のないタイプのシロッコファンも最近では多いようなので、自宅のシロッコファンのタイプに合わせて用意しましょう。

お風呂の換気扇!天井カバーの外し方

お風呂のシロッコファンの外し方を、順にご紹介していきます。

まずは、天井に取り付けられているカバーを外していきましょう。

作業を始める前に、必ず換気扇のスイッチ、ブレーカーをオフにしましょう。

<手順①>

ほとんどのカバーは、バネのような部品が引っかかるように付いています。

まずは、その部分を外してみましょう。

<手順②>

バネのような部品の引っかかりを外すことができたら、カバーの両端を持って下方向に引っ張ります。

そうすると、簡単に外れるようになっている場合がほとんどです。

もし、簡単に取り外せない場合には、説明書などを読んでみましょう。

そして、記載されている手順通りに外していきます。

中には、このカバーが取り外せないタイプのものもあるので、注意しましょう。

お風呂のシロッコファンの外し方

お風呂の天井にあるカバーを取り外すことができたら、いよいよシロッコファンの外し方をご紹介していきます。

カバーを取り外したことで、中にあるシロッコファンが見えるようになったはずです。

ファンの真ん中にネジがある場合には、そのネジをドライバーを使って回していきましょう。

ほとんどの場合は、時計回りに回すと外すことができるでしょう。

もし、ネジを回すことができない場合やネジが見つからないという場合には、そのシロッコファンは取り外すことができないタイプの可能性があるので、1度説明書で確認してみましょう。

しかし、最近では掃除をしやすいように、比較的簡単に取り外し可能になっているタイプも存在するので、説明書をよく確認することが重要です。

シロッコファンを無理な外し方で外さないようにしよう!

ここまでは、お風呂のシロッコファンの外し方についてご紹介してきました。

最後に、シロッコファンを取り外す際の注意事項について、改めてまとめていきます。

繰り返しになる部分もありますが、重要なことなので、しっかりと確認しておきましょう。

●作業前に電源オフ・ブレーカーオフ

シロッコファンを取り外す作業に入る前に、必ず換気扇の電源がオフになっていること、ブレーカーがオフになっていることを確認しましょう。

もし、作業中に換気扇が回りだすと、大怪我に繋がる危険性があるので、十分に注意しましょう。

●無理やり外そうとしない

シロッコファンには、様々なタイプのものがあるので、必ず今回の方法で取り外せるわけはありません。

取り外せない場合には、無理に外そうとしないで、説明書を確認してみましょう。

また、無理に外してしまうと、元に戻せなくなる可能性もあります。

その場合には、余計な修理代がかかってしまうので注意しましょう。

●踏み台や脚立が安定していることを確認しよう

踏み台や脚立を使う場合には、しっかりと安定しているのか確認してから作業しましょう。

不安定な状態だと、転倒や落下の危険性もあるので、注意が必要です。

シロッコファンを取り外して掃除してみよう!

記事の冒頭では、本来であれば「1年に4回は掃除したい」と記載しましたが、なかなか現実的ではないのかもしれません。

しかし、最低でも1年に1回は掃除したいですね。

年末の大掃除のときなどに、お風呂の換気扇もしっかりと掃除してみてはいかがでしょうか。

今回のシロッコファンの取り外し方を参考に、お風呂の換気扇を掃除してみましょう。