知って得する!1人でもできるカーテンのレールの外し方!

最終更新日:2019/01/28

カーテンのレールの外し方をご存知でしょうか。

レールの種類や特徴、設置場所をしっかり把握していれば、カーテンのレールは1人でも取り外すことが可能です。

また、レール周辺の部品の取り外し方を理解しておくことで、レールの取り外し作業をよりスムーズ進めることができます。

基本的なレールに加えて、ブラケットやキャップストップ、ランナーのそれぞれの外し方やコツ、注意点などをまとめてみました。

カーテンのレールの種類!一般的な機能性レール!

カーテンのレールの外し方をご説明するにあたって、まずはどのような種類のレールがあるのかをまとめてみました。

レールのなかで最も一般的なのが、機能性レールとよばれるものです。

アルミ製のものが多く、場所を選ばず設置しやすいとされるシンプルな形状のレールで、機能面を重視したものをいいます。

この機能性レールの中にも数種類のタイプがあり、「伸縮レール」がその1つに挙げられます。

こちらは、窓枠の幅に合わせて調整が可能で、壁面に取り付けられている、エアコンなどとの接触を防ぐこともできます。

一緒に取り付けるブラケットによって、正面付け、天井付けと変えることができるのも特徴の1つです。

また、出窓に沿わせて設置する「カーブレール」は、手の力だけで曲げることができ、台形型と弓形のどちらの窓にも使えます。

さらに、「突っ張りタイプ」は手軽に取り付けることのできるレールとして人気があります。

ネジの使えない賃貸のお部屋などでも取り付け可能なうえ、レール幅が約45~190cmにまで対応し、キッチンやトイレなどの小窓にも使用されています。

カーテンのレールの種類!デザイン性重視の装飾性レール!

前章の機能性レールとは違い、お部屋のインテリアの1つとしてカーテンのレールを捉えたものが、装飾性レールとよばれるものです。

デザイン性重視で、カラーや素材にこだわり、各パーツごとにオーダーする方も多いようです。

その中でも、「木製レール」は家具やフローリングとも合わせやすく、木の温かみを感じられることからも、人気があるレールの1つです。

形状としてはポールタイプが多く、キャップのデザインも球体や槍型など、様々な種類があります。

同じポールタイプに、アイアンレールをはじめとする金属製のレールもあります。

アンティーク調や、モダンスタイルのお部屋にぴったりなのがこのレールで、キャップの種類も多彩で、好みのパーツを組み合わせることもできます。

また、少し形状が変わりますが、無機質なレールの存在感をなくす目的で、カバーを取り付けた「カバー一体型」とよばれるレールもあります。

このタイプは、天井付けのものが多いとされ、厚さ2~3cm程度のカバーが付くことで、窓周辺がすっきりとまとまります。

レールごとにネジの位置なども異なり、外し方も変わってきますので、種類別の大まかな特徴を把握しておくと、作業を進めやすくなるでしょう。

自分でもできる!カーテンのレールの外し方!

さて、ここでは具体的に、レールの外し方についてご説明します。

一般的なカーテンのレールは、ネジ穴が付いていて、窓枠や天板に直接固定するものと、ブラケットとよばれる金具を壁面や天井面にネジで固定して、そこにレールをはめ込むものに分類されます。

直接固定されているレールの取り外しは、ネジを外す作業だけなので、それほど時間もかからず1人でも十分に行えるものです。

設置位置によってはエアコンや壁面にぶつかり、うまくネジが外せないこともありますので、通常のプラスドライバーだけでなくロングタイプのものがあると便利です。

また、ブラケットからのレールの取り外しには、少しコツがあります。

ブラケットに付いているツメの部分に、レールをカチッとはめ込むように設置されているものが多く、このツメを外す作業がメインになります。

こちらはマイナスドライバーを差し込み、少し浮かすような感じでツメを外すと、力を入れることなくレールがカパっと外れます。

しかし、レールやブラケットは種類が豊富なうえ、設置場所の環境も各ご家庭によって様々です。

ここでご説明しているのは、基本的なレールの外し方であることを、ご理解いただく必要があります。

形状が様々なブラケットの外し方は?

前章で少しご説明しましたが、カーテンのレールと密接な部品の1つとして、ブラケットが挙げられます。

設置場所においては、ブラケットの一部のネジを緩めないと、はめ込まれているレールのネジやツメ部分にドライバーが届かないことなどがあります。

また、新しいレールを取り付ける際、ブラケットごと交換する方も多いと思いますので、ここではブラケットの取り外しについて触れておきましょう。

一般的なブラケットは、窓枠の上の壁面にレールを設置する「正面付け」のL字型のものと、天井やカーテンボックスの天板に設置する「天井付け」のI字型のもの、さらに、「正面付け」と「天井付け」の兼用のものがあります。

また、これらに加えて、装飾が施されたものや木製のダボが付いたものなど、形状が様々なのが特徴です。

しかし、取り外しの基本作業は、ネジを外すことになります。

使用する道具はプラスドライバーですが、設置場所やブラケットの種類によっては、ロングドライバーやマイナスドライバー、電動ドライバーなどを使い分けることになります。

どうしても外しにくい場所に設置してある場合は、無理をせず、専門の業者に依頼するのも1つの手ですね。

また、特殊な形状のものは、ブラケットの販売元に外し方を聞いてみるのもいいでしょう。

意外と知らない!レールの先端にあるキャップストップの外し方!

ここでは、カーテンレールの一番端にある、キャップストップとよばれる部分の外し方もご説明します。

基本的に、カーテンのレール周辺にはたくさんのネジが留めてありますので、どのネジを外せばどの部分が外れるかを見極めることが重要です。

ただレールを取り外すだけであっても、作業の無駄を減らすために、キャップストップをはじめとする部品1つ1つの外し方を理解しておくことも大切ですね。

このキャップストップの取り外しも、伸縮レール以外のものはネジを外すだけの簡単な作業になります。

しかし、伸縮レールは形状が異なり、ネジではなくレールの上部にある突起で引っ掛けるように固定されています。

この突起は、キャップストップの上部にマイナスドライバーなどを差し込みながら、まっすぐ持ち上げると外すことができます。

マイナスドライバーの先をひねったり、力任せに外そうとすると壊れてしまうことがあるので、十分注意しましょう。

天井付けレールに要注意!ランナーの外し方!

もう1つ、カーテンのレール周辺の部品として取り外しが可能なものに、ランナーが挙げられます。

レールにカーテンのフックを引っ掛ける部分で、レール内を左右に動かせる部品です。

前章でご説明した方法で、キャップストップさえ取り外せれば、ランナーは指でつまんで1つずつレールから取り出すことができます。

ランナーを取り出すだけでしたら、わざわざキャップストップを抜き取らなくても、ネジを緩めるだけで十分です。

しかし、天井付けのレールの場合、レール先端が壁の端や窓枠に当たっていると、キャップストップを固定しているネジを緩めることもできません。

この場合は、レール自体のネジを数個外すことになります。

まず、レールの一部分のネジを外して、下方向に引っ張りながらしならせて空間をつくり、そこからキャップストップとランナーを取り外すという手順になります。

あまり関係のないように思われるランナーの取り外しにも、レールの外し方の知識が根底にあると、手際よく作業が進むことがわかりますね。

カーテンのレールの取り外し!困ったときは専門業者に相談を!

一般的なカーテンのレールやブラケットの取り外しは、ネジや固定しているツメなどを外す作業になります。

作業自体はシンプルですし、特殊な道具が必要ということもないので、ご自分でも十分に取り外せるといわれています。

しかし、設置場所によっては作業が困難な場合もありますし、古い型のものには複雑な形状のものもあります。

ご自分での取り外しが難しい場合は無理をせず、専門の業者にまず相談してみましょう。