新築やリフォームなどの際にキッチンの背面収納はどれにしようか迷ったり、悩んだりする人も多いかと思います。
数多くのメーカーがあり、それぞれ特徴は異なります。
しかし実際には、「どこがどう違うのか、はっきりわからない」という人がほとんどではないでしょうか。
そこで、今回は5つのメーカーを取り上げて、各メーカーのこだわりなどを徹底調査してご紹介していきます。
迷っている人は参考にしてみてください。
おすすめの5つのキッチンメーカー
まずは、今回調査するキッチンメーカーをご紹介します。
よく目にしたり、聞く機会が多いであろう、おすすめのメーカーを取り上げてご紹介します。
キッチンの背面収納について悩んでいる人も、これらのメーカーの中で迷っていたりするかもしれません。
では、5つのキッチンメーカーを簡単にご紹介します。
【株式会社TOTO】
TOTOはトイレなどでもよく見かける大手メーカーです。
衛生的なキッチン作りに力を入れています。
【タカラスタンダード株式会社】
価格を抑えた集合住宅向けのキッチンとして人気を獲得しているメーカーです。
【ハウステック株式会社】
豊富なカラーバリエーションで収納力も高いキッチンが特徴のメーカーです。
【ノーリツ株式会社】
ノーリツは給湯器で有名なメーカーです。
キッチンキャビネットは、幅のサイズが1cm刻みで選ぶことができるのが特徴です。
【ナスラック株式会社】
ステンレスキッチンを中心に取り扱っているメーカーです。
以上の5つのキッチンメーカーで、それぞれの背面収納の特徴やこだわりについて徹底調査していきます。
各メーカーでどんな違いがあるのでしょうか。
では、詳しく見ていきましょう。
TOTO【ザ・クラッソ スリム対面・収納充実型】のポイント!背面収納の目線の高さにあり
TOTOのシステムキッチンの中から「ザ・クラッソ」をご紹介していきます。
「ザ・クラッソ」のコンセプトは、「ザ・クラッソからはじまる『きれい』がある」です。
このキッチンの特徴の1つとして「きれい除菌水」があります。
これは、水に含まれる塩化物イオンを電気分解することで作られる除菌成分を含む水で、蛇口の部分から噴射されます。
水からできているので、時間が経つとただの水に戻ります。
そのため、環境にもやさしいという特徴があります。
そして、「ザ・クラッソ」のスリム対面・収納充実型は、リビングから見た時に手元が隠れるように設計されています。
そのため、リビングからの眺めも美しく、キッチン自体をよりきれいに演出することができます。
背面収納には「アイレベルウォールキャビネット」があります。
これは目線の高さにキャビネットを取り付けることで、普段よく使うものなどの取出しが楽にできます。
さらに、キャビネットの下には作業台があるので、上下の動作だけで作業が完了するような作りになっています。
清潔かつ使いやすい収納が、メーカーのこだわりとして見えてきます。
メーカーのこだわり高品位ホーローを使用した背面収納【レミュー フラット対面プラン】
タカラスタンダードからは、高品位ホーローを使用したシステムキッチン「レミュー」をご紹介していきます。
高品位ホーローとは、耐久性、デザイン性、お手入れ性などに優れた素材で、タカラスタンダードのメーカーのこだわりともいえます。
「レミュー」の背面収納にも、この高品位ホーローが使われています。
「システムホーローユニット」と名付けられた周辺収納ユニットは、全面フラットな扉の中に、効率良くたっぷりと収納できるように作られています。
この周辺収納ユニットは、システムキッチン「レミュー」に対応しています。
扉や引き出しの底などの他、一部に高品位ホーローが使われていて、美しく、永く保てるというこだわりの作りです。
また、高品位ホーローはベースが金属なので、マグネットが使用可能ということもポイントになります。
背面収納にも使われているので機能的にも充実した、システムキッチンといえるでしょう。
圧倒的な収納力はメーカートップクラス【カナリエ L型プラン】
ハウステックのシステムキッチン「カナリエ」をご紹介していきます。
「カナリエ」の特徴として、今回ご紹介しているメーカーの中でもトップクラスといえる収納力が挙げられます。
背面収納以外でも、収納機能を充実させているところがメーカーのこだわりといえるでしょう。
コンロキャビネット、調理キャビネット、シンクキャビネットなどの収納が多くあり、しかも使いやすい工夫もされています。
楽な姿勢で取り出せるような設計になっており、高齢者でも負担が少なく使うことができます。
また、わずかなデッドスペースにも収納部分を作っていて、その収納力は、まさにパワフルです。
この収納力の高いシンク周りに加え、背面収納も大容量となっています。
シンク周りの収納と同等の収納力のある背面収納が、「カナリエ」の収納力をさらに引き上げています。
使いやすく、たっぷり収納できるキッチンがメーカーのこだわりとして見えてきます。
ノーリツのシステムキッチン【レシピア プラス】は調理がしやすい
ノーリツのシステムキッチン「レシピア プラス」は、その名前の通り調理のしやすさにこだわった作りになっています。
背面収納も使いやすさにこだわり、まるで厨房のキッチンのような動線の良いキッチンです。
収納部分には、「早わざポケット収納」があり、引き出しを少し開けるだけで調理中でもすばやく調理器具を取り出せます。
調理中のみでなく、片付けの際の使いやすさにもこだわられています。
シンクも広々として、ワークトップとのつなぎ目がないので、お手入れも楽にできます。
背面収納には、大型の食品収納庫ユニットもあり、調理の際も非常に使いやすくなっています。
調理したあとの盛り付けの際にも、すばやく食器を用意することができそうです。
メーカーのこだわりとして、調理のしやすさを追求したキッチンであることが見えてきます。
ナスラックのシステムキッチン【セスパ】は選べる背面収納が豊富
ナスラックのシステムキッチン「セスパ」をご紹介していきます。
オールステンレスのキッチン「セスパ」は、ナスラックの最高峰のシステムキッチンとされています。
「セスパ」の大きな特徴として、間口や収納物に合わせて、豊富な背面収納の中から自由に組み合わせられることが挙げられます。
オーダメイド感覚で、自分だけの理想のキッチンを創り上げることができます。
では、選べる収納についてお伝えしていきます。
上置棚、中置棚、下台それぞれ2つの高さがあり、上置棚は500mmと700mm、中置棚は821mmと1,021mm、下台は829mmと1,029mmの高さが設定されています。
さらに幅は、最小幅サイズ450mm~900mmの間で150mmごとにある幅の中で、縦割りユニットを組み合わせることができます。
さらに下台は奥行650mmと450mmが選べるので、ぴったりとスペースに合わせやすくなっています。
キッチンの広さ、生活スタイルに合わせたキッチン収納を選べます。
また、サイズだけではなく、収納機能も豊富な種類があります。
上置き棚には手動操作で収納ラックを手前に降ろせる「パワーラック」、開き扉が用意されています。
中置棚には、蒸気排出ユニット、開き扉、樹脂開き扉、カウンター引き違い扉付きなどがあります。
そして、下台には、3段引き出し、4段引き出し、開き扉、開き扉と引き出し付きなどの収納機能があり、選択の幅も広いです。
中置棚には、蒸気排出ユニット、開き扉、樹脂開き扉、カウンター引き違い扉付きなどがあります。
そして、上置き棚には手動操作で収納ラックを手前に降ろせる「パワーラック」、開き扉などがあり、自由に組み合わせることができます。
収納ユニットの一部には、キッチンの素材と同じものが使われています。
また、下台の底板はステンレスなので、お手入れが楽々であることも大きな魅力の1つです。
メーカーのこだわりとして、自分だけのキッチンを創れるということが特徴と言えます。
それぞれのメーカーのこだわり
キッチンメーカー5つを取り上げて、それぞれのこだわりを調査しました。
各メーカーでこだわっている部分や力を入れている部分が違い、それぞれで良い部分が多く見られました。
新築やリフォームなどでキッチンや収納に迷っている人、悩んでいる人は、これらの違いを比べて検討してみるのはどうでしょうか。
理想のキッチンがどのようなものか、はっきりとしていなくても、各メーカーのこだわりを見れば、自分に合ったキッチンが見つかるかもしれません。