キッチンの蛇口が水漏れ!?様々原因に合わせた対応方法

最終更新日:2019/02/04

長年の使用などにより、キッチンの蛇口が水漏れすることがあるかと思います。

多くの場合は、業者に依頼して修理してもらうことになりますが、水漏れの原因次第では、自分で修理することもできます。

自分で修理することができれば、無駄な出費などを抑えることもできるので、覚えておいても損はありません。

今回は、キッチンの蛇口の水漏れの原因や、対応方法をご紹介します。

業者に依頼する判断基準についても、併せてお伝えします。

キッチンの蛇口が水漏れ!耐用年数はどれくらい?

キッチンの蛇口の水漏れなどは、どれくらいで起きることがあるのでしょうか。

キッチンの蛇口の耐久年数についてご紹介していきます。

一般的には、キッチンや流し台に使われている水回りの設備の耐久年数は、10年~15年と言われています。

古い建物であったり、使用している蛇口の部品などが古い場合はリフォームなどをして、部屋は新しくても設備が古い場合には、チェックが必要になります。

また、短い期間(10年未満の使用)での故障では、メーカーによる保証期間中であることもあるので、その際には、メーカーに連絡してみることも必要です。

10年以上の使用による場合は、設備の老朽化によるものが考えられるので、万が一、部品がなければ蛇口本体の交換をしたほうがいいでしょう。

部品の交換では、再発する可能性や頻度も多くなることがあるので、状況により蛇口全体を交換しましょう。

現在、使用している蛇口がどれくらいの年数が経過しているのか、普段からチェックしておくと、水漏れやトラブルの際にあたふたせずに済みます。

業者に修理を依頼した方がいい場合の判断基準

キッチンの蛇口が水漏れした場合、自分で修理することができれば、修理費用なども抑えることができます。

しかし、業者に修理を依頼した方がいい場合もあります。

業者に修理を依頼した方がいい場合の判断基準について、ご紹介していきます。

判断基準①

水漏れの原因が分からない、特定できない場合

判断基準②

自分で修理できる自信がない場合

判断基準③

蛇口の接続部分の緩みが特にない場合

判断基準④

水漏れの勢いが強い場合

上記の状況の時は無理に自分で修理しようとせずに、業者に連絡して、修理を依頼した方がいいでしょう。

そういった場合は、無理に自分で修理して状況を悪化させてしまう恐れがあるからです。

その場合、余計な修理費が必要になることもあるので、業者に修理を依頼したほうがいいでしょう。

キッチンの蛇口の水漏れ【原因と対応方法①】吐水口からの水漏れ

【原因】

キッチンの蛇口の水漏れの原因の一つに「吐水口からの水漏れ」があります。

吐水口から水が漏れている場合の原因として考えられるのが、パッキンの老朽化や劣化です。

その他、レバー式の蛇口の場合はレバーの故障、ハンドル式の蛇口の場合はハンドルの故障の可能性があります。

また、内部の部品が故障している可能性があります。

内部部品の故障としては、コマ・スピンドルの故障が挙げられます。

これらは、レバーやハンドルの内部に入っている部品になります。

止水栓の役割をしている部品になるので、これらが故障している場合には、水漏れしてしまいます。

【対応方法】

吐水口からの水漏れの場合の対応方法としては、パッキンや内部部品の交換で直せる場合がほとんどです。

多くの場合は、パッキンの劣化による水漏れなので、パッキンを新しいものに交換することができれば修理することができます。

パッキンは安いものでは、300円ほどでホームセンターなどで販売されています。

内部部品の場合は、安いものでは、500円ほどで販売されています。

自分で修理できそうなら、自分で修理した方が修理費もかなり安く抑えられそうですね。

キッチンの蛇口の水漏れ【原因と対方応法②】レバーやハンドルの付け根からの水漏れ

【原因】

キッチンの蛇口のレバーやハンドルの付け根から水漏れすることもあるでしょう。

レバーやハンドルの付け根から水漏れしている原因として考えられるのは、各接続部分に緩みがあることが挙げられます。

また、パッキンの劣化やカートリッジの故障が原因として考えられます。

カートリッジとは、レバー式の蛇口の部品で、水の調節や水を出したり止めたりする部品のことになります。

【対応方法】

レバーやハンドルの付け根からの水漏れの場合の対応方法としては、まず始めに、レバーやハンドル部分の緩みがないかチェックしてみましょう。

緩みがある場合にはしっかりと絞めなおすことで、直るケースもあります。

そうでない場合は、レバーやハンドルの下にあるパッキンの劣化やカートリッジの故障が考えられます。

パッキンが劣化している場合はパッキンの交換をし、カートリッジが故障している場合はカートリッジを交換します。

パッキンの交換くらいであれば、自分でも比較的簡単に修理できますが、カートリッジの交換に関しては、「自信がない」という方であれば業者に依頼した方がよいでしょう。

ちなみにカートリッジは、およそ5,000円前後でホームセンターなどで販売されています。

キッチンの蛇口の水漏れ【原因と対応方法③】蛇口の付け根から水漏れ

【原因】

蛇口の付け根から水漏れすることがあるでしょう。

この原因として考えられるのは、蛇口や水栓に水が溜まっていることが挙げられます。

また、ジョイントの故障や、パッキンの劣化が考えられます。

ジョイントとは、蛇口の接続部品のことです。

接続部品が故障することで、緩みが生じ水漏れすることがあります。

【対応方法】

キッチン台、流し台と蛇口との接続部分にある、ゴムパッキンの劣化の場合は、パッキンを交換しましょう。

ジョイント部分に緩みがある場合には、しっかりと絞めなおすことで、直すことができます。

それでもまだ水漏れする場合は、ジョイントの交換が必要になります。

蛇口の使用時に水漏れするような場合の多くは、これらが原因なので、上記の方法で修理することができます。

ジョイントには多くの種類があり、各家庭によって形状が変わったりしますが、およそ1,500円ほどでホームセンターで販売されています。

キッチンの蛇口の水漏れ【原因と対応方法④】給水管との接続部から水漏れ

【原因】

キッチンの蛇口自体ではなく、給水管との接続部から水漏れすることもあるでしょう。

この原因として考えられるのは、接続部分の緩みが挙げられます。

その他、パッキンが劣化していることや、水圧・水量の異常が考えられます。

【対応方法】

まず、シンクの下を覗いてみて、水漏れしている箇所を見つけましょう。

その後、接続部分に緩みがないかチェックし、緩みがある場合は、しっかりと絞めることで改善されます。

また、接続部分のパッキンが劣化していれば、新品のパッキンと交換する必要があります。

それでも水漏れが全く解決されないのであれば、水圧や水量が多い可能性が考えられます。

そのような場合、水圧・水量を調節することで改善が期待できます。

しかし、水圧・水量の調整を自分で行うと、水漏れを悪化させてしまう可能性もあるので、必ず業者に依頼するようにしましょう。

水圧や水量の調整に限らず、そのほかの作業で「できるかどうか不安」というような場合も業者に依頼すると安心です。

自分で修理できそうなら、自分でやってみよう!

キッチンの蛇口の水漏れの原因や対応方法についてご紹介してきました。

各接続部分に緩みがある場合には、絞めなおすことで、自分で修理することができます。

また、パッキンなどの交換も比較的簡単で、費用も安く抑えられます。

もし、水漏れの原因が分からないという場合や、自分で修理する自信がない場合は、業者に修理を依頼しましょう。