「お風呂に入る際に換気扇を回している」または、「24時間ユニットバスの換気扇を回している」どちらであっても換気扇から異音が聞こえたことはありませんか?
中には、「換気扇の音がうるさくて気になっている」という人も少なくないかもしれません。
今回は、ユニットバスの換気扇の異音について、原因と対処法をご紹介していきます。
異音がする場合は放置せず、適切な対処をしていきましょう。
ユニットバスの換気扇の異音は埃が原因?
ユニットバスの換気扇から異音が聞こえた場合、その原因の1つとして考えられるのに換気扇の汚れや埃が挙げられます。
定期的に換気扇の掃除をしていなかった場合などは、換気扇のファンなどに埃が付着し、異音が発生することがあります。
埃が付着した換気扇は、本来の性能を発揮することができなくなり、ユニットバス内の空気循環は悪くなり、浴室内にカビが発生する可能性も高まります。
また、換気扇自体にもカビが発生する可能性があり、ユニットバス内が不衛生な空間になってしまいかねません。
年末に大掃除をする際に、ユニットバスの換気扇を掃除しているという人は多くいるかと思いますが、普段からこまめに掃除することが大切になります。
今回は、比較的簡単にできるユニットバスの換気扇の掃除方法もご紹介していくので、そちらを参考に掃除にチャレンジしてみましょう。
埃が原因で異音がしていた場合は、掃除をすることで異音の解消に繋がります。
ユニットバスの換気扇にも寿命がある
ユニットバスの換気扇もれっきとした家電製品なので、もちろん寿命があります。
経年劣化により、ファンを回すためのモーターに異常が発生して、異音が聞こえている可能性もあります。
家電製品の平均的な寿命とされているのが、おおよそ10年です。
24時間換気扇を回しているという人の場合は、その期間はより短くなります。
また、取り付けているネジが緩んでいることや、回転軸がずれているために異音が聞こえることもあります。
完全に寿命を迎えた換気扇の場合は、本体の交換を行うしかありませんが、ネジの緩みなどが原因の場合は、しめなおすことで異音が解消されることもあるはずです。
その他にも、カバーがしっかりと取り付けられていないため、換気扇の振動でカバーがカタカタと揺れて異音に繋がっていることもあります。
寿命を迎えているのかどうかを判断するために、業者に見てもらうことも必要になります。
換気扇のモーター内部のオイル不足で異音が発生している?
ユニットバスの換気扇のモーター内部には、ファンの回転部分があります。
その回転部分の潤滑油が経年によって少なくなり、換気扇の異音に繋がっている可能性が考えられます。
こういった場合、再び潤滑油を足すことで改善されるケースはありますが、換気扇に使用されている部品の種類には注意してください。
最近の換気扇には、「オイルレスメタル」という部品が使われていることがあるからです。
この部品に潤滑油を足すことで、逆に故障に繋がってしまう可能性もあるので、潤滑油を足す際には自分のユニットバスの換気扇がどのような種類のものなのか、しっかりと確認しましょう。
また、潤滑油を足す際には、換気扇のパーツを取り外す必要もあるので、元に戻す自信のない人などは、無理に行わずに業者に見てもらうようにしましょう。
異音の原因が埃の場合はしっかりと掃除しよう!
ユニットバスの換気扇に埃が溜まっている場合の、換気扇の掃除方法をご紹介していきます。
上記でも触れましたが、埃が原因で異音が聞こえているなら、掃除をすることで多くの場合は異音を解消することができます。
まずは、掃除に必要な道具を準備しましょう。
【中性洗剤】
換気扇のパーツをつけ置きする際や、内部のファンを掃除する際にこちらの中性洗剤を使います。
【ゴム手袋】
掃除の必需品です。
手の保護などのためにも、必ず着用しましょう。
【雑巾、スポンジ】
100均ショップなどで使い捨てのものを用意しましょう。
【ドライバーなどの工具】
ネジなどで固定されている場合には、必要になります。
上記のものを準備しましょう。
そして、換気扇の掃除前に換気扇の電源やブレーカーはオフにしましょう。
もし、掃除中にファンが動き出したら、怪我などに繋がります。
また、換気扇は電気機器なので、水をかけたりしないように注意しましょう。
まずは、カバーを取り外し、カバーは中性洗剤を溶かした水でつけ置きしておきましょう。
そして、換気扇内部のファンの部分の掃除に取り掛かります。
換気扇のタイプによっては、ファンの部分が取り外せるタイプと取り外せないタイプがあります。
取り外せるようであれば、取り外したほうが掃除もしやすくおすすめです。
ファンを取り外せたら、カバーと同様につけ置きしていきましょう。
そして、換気扇の内部を中性洗剤を染み込ませた雑巾やスポンジでふき取ってください。
ほとんどの汚れはこの作業でキレイに取れると思います。
換気扇をキレイできたら、各パーツをしっかりと乾燥させて、元に戻せば掃除完了になります。
寿命を迎えた換気扇は交換が必要!
ユニットバスの換気扇が経年劣化により、寿命を迎えてしまった場合は、換気扇を交換しなくては異音を解消することは難しいでしょう。
自分で交換することもできますが、換気扇の交換作業には資格が必要になるため、業者に依頼して状態を確認してもらい、交換してもらったほうがいいでしょう。
無理に自分で交換しようとすると、配線ミスなどが原因で漏電してしまったり、火災に繋がる恐れがあるのでやめましょう。
プロの業者に依頼した場合には、もちろん料金が発生します。
各業者によって交換、修理などの料金は異なりますが、おおよその相場としては、25,000円~40,000円であることが多いです。
また、換気扇の交換時に、思い切って浴室暖房乾燥機に交換する人も少なくないようです。
その場合には、費用がかなり高額になり、工程も増えるため大掛かりな工事になります。
しかし、よりいいものが欲しい人にとっては、選択肢の1つとしてアリなのではないでしょうか。
ユニットバスの換気扇のメンテナンス方法
ユニットバスの換気扇は、定期的な掃除と、メンテナンス次第で異音を予防することは可能です。
そこで、定期的に行いたいメンテナンス方法をご紹介していきます。
まず、カバーなどのガタツキを確認してみましょう。
ガタガタするようであれば、異音発生の原因にもなるので、ネジなどがある場合には、定期的に確認してしめておくといいでしょう。
また、上記で取り上げた潤滑油もメンテナンス方法としておすすめです。
ただし、繰り返しになりますが、換気扇の種類によっては、潤滑油を足すことで故障の原因にも繋がるので、しっかりと換気扇の種類を確認してから行うようにしましょう。
これらに加えて、定期的に埃を除去していくことがユニットバスの換気扇を長く使っていくためには重要なことになります。
日々のメンテナンスやチェックが重要!
ユニットバスの換気扇は、普段はわりと見落としがちな箇所になりますが、定期的な掃除とメンテナンスを行っていくことで、トラブルも少なくできます。
お風呂場という日々の疲れを癒す場所を清潔に、快適な空間にできるように、こまめにチェックしていきましょう。
日々のチェックで故障や問題点が見つかった場合には、業者に修理などを依頼することも検討してみてください。