ユニットバスの浴槽下の汚れが気になる!掃除はどうする?

最終更新日:2019/03/13

ユニットバスの掃除を定期的に行っている人は、どれくらいいるでしょうか?

きっと普段の掃除では、壁や天井、換気扇などがメインとなっているはずです。

こまめにユニットバスの掃除をしていたとしても、「浴槽下」を掃除しているという人は、なかなかいないでしょう。

目に見えない部分である浴槽下には、多くの汚れが付着しています。

今回は、そんなユニットバスの浴槽下の掃除についてご紹介していきます。

掃除しにくいユニットバスの浴槽下には多くの汚れが!

ユニットバスのタイプによっては、浴槽下が存在しないものもありますが、今回は、浴槽据え置きタイプなどのユニットバスを取り上げてご紹介していきます。

ユニットバスの壁や床、天井、換気扇などは、普段から掃除している人もいますが、浴槽下を掃除しているという人はそれほど多くはないでしょう。

なかなか掃除する機会がなく、目が届かない部分でもある浴槽下は、多くの汚れが溜まっていることがほとんどです。

その汚れには、皮脂や石鹸カスをはじめ、カビや雑菌が繁殖していることも多くあります。

浴槽下の汚れは、換気扇などで吸い上げられ、ユニットバス内や、換気扇の配管内などに飛散します。

普段ユニットバスの掃除をしている人でも、「浴槽下は見たことがない」、「浴槽下の掃除はしていない」という場合、1度浴槽下を確認してみるといいでしょう。

また、臭いなども発生するため、「掃除しているのに、なぜか臭いが気になる」という人も要注意です。

浴槽下に多くの汚れが溜まっている可能性があります。

確認するには少し勇気がいるかもしれませんが、衛生的なユニットバスにするためにも、しっかりと確認しておきましょう。

ユニットバスの浴槽下の汚れが身体に与える影響

ユニットバスの浴槽下には、上記で取り上げたように、皮脂や石鹸カス、カビや雑菌が繁殖していることがあります。

これらの汚れの中でもカビは、身体に悪影響を与えるものになります。

気管支喘息やアレルギー鼻炎、過敏性肺炎、アトピー性皮膚炎など、カビが要因として考えられている症状が多くあります。

目に見えない浴槽下には、このような身体に悪影響を与えるものもあるので、清潔にしておきたいですね。

1日の疲れを癒したり、身体の汚れを落としたりする場所が、逆に自分の健康を脅かすことになりかねません。

では、ユニットバスの浴槽下の掃除はどうすればいいのでしょうか。

なかなか手を出しにくい部分であるため、多くの人が掃除方法について悩んでしまうはずです。

どのような掃除方法でユニットバスの浴槽下を掃除していけばいいのか、ご紹介していきましょう。

ユニットバスの浴槽下の掃除はプロにまかせる!

ユニットバスの浴槽下の掃除は、壁や床、換気扇といった箇所よりも労力がかかります。

浴槽部分を取り外し、そこに溜まった汚れを落とさなければならないので、掃除自体もにしくいです。

プロの掃除業者なら、高圧洗浄機などの道具があるので、素人が掃除を行うよりも徹底した掃除が可能です。

浴槽下は手が届きにくいということもあり、これらの道具のあるプロに依頼することが最も手っ取り早いです。

また、体力が落ちている高齢者や力の弱い女性の場合は、より浴槽下の掃除は大変になります。

壁や床といった箇所よりも、はるかに頑固な汚れが存在していることも考えられるので、そういった意味でもプロの業者に依頼するのがいいでしょう。

プロの業者なら、掃除後のカビ予防コーティングなどを行っているところもあるので、それ以降のユニットバスの清潔さを考えた時にもメリットがあります。

プロの掃除業者の料金は、各業者によって異なりますが、おおよそ15,000円~25,000円ほどが多いようです。

1度徹底的に掃除するのであれば、プロにまかせるというもの選択肢の1つです。

ユニットバスの浴槽下の掃除は自分でもできる?

ユニットバスの浴槽下の掃除を自分で行うことは、もちろん可能です。

ただ、かなりの労力が必要になる、ということは念頭に置いておきましょう。

また、ユニットバスの構造によっては、浴槽が簡単に取り外せない場合もあるので、無理に取り外そうとすると、破損の原因に繋がってしまうため注意しましょう。

そして、賃貸などの場合は、もしかすると前の契約者のときの汚れなどがそのままになっていることもあるので、ある程度の覚悟が必要になります。

それに加えて、1度ユニットバスの浴槽下の掃除を始めたら、できるだけ綺麗になるまで掃除を行いたいところでしょう。

汚れを目の当たりにして、汚れを落としきらずに浴槽を戻すのは、気分的にもよくないと感じる方が多いかと思います。

汚れの程度によっては、丸1日かかってしまう可能性も十分にあるので、しっかりと時間を確保できる日に行うのがいいでしょう。

プロの業者に依頼する費用などを考えると、「自分で掃除したい」という人も少なくないかもしれないので、掃除方法をご紹介していきます。

浴槽下の掃除で必要な道具

ユニットバスの浴槽下の掃除に必要になる道具から、まずはご紹介していきます。

【カビ取り用洗剤】

浴槽下はカビだらけになっていることが多いので、必須アイテムと言えます。

【スポンジやブラシ】

汚れを擦り洗いするのに使います。

【雑巾やティッシュ】

髪の毛などの大きめのゴミを取るのに使います。

【ラップ】

これは排水口に巻き、水が流れていかないようにするためです。

【ゴム手袋、マスク、ゴーグル】

カビは身体に有害なことや、洗剤を使用することからも用意していきましょう。

【ドライバーなどの工具】

浴槽を取り外せる場合には、これらの工具が必要になります。

【カビ防止用燻煙】

ユニットバスの浴槽下の掃除の際に、カビがユニットバス内に飛び散ることがあります。

そのため、そのカビの胞子が再びユニットバス内で繁殖するのを防ぐためにこちらを使います。

カビ防止用燻煙は、ホームセンターなどで購入できます。

【ゴムホース】

勢いよく水を出すのに使います。

自分で浴槽下の掃除をする手順

では、自分でユニットバスの浴槽下の掃除をする方法についてお伝えしていきます。

【手順①】

まずは、ユニットバスの換気をしっかりと行い、ゴム手袋やマスク、ゴーグルを装着しましょう。

【手順②】

用意したラップを排水口に巻きつけて、水が意図的に流れないようにします。

洗浄したカビなどの汚れが流れていかないようにするためです。

つまりの原因にもなりかねないので、しっかりとフタをしておきましょう。

【手順③】

浴槽の側面カバーを取り外し、そのまま浴槽も取り外しましょう。

ユニットバスによっては、浴槽自体を取り外せない場合もあるので、確認しながら行いましょう。

【手順④】

取り外すと汚れが見えてくると思います。

まずは、シャワーやホースなどで汚れを濡らしていきましょう。

表面の汚れなどは、これだけでも剥がれてきます。

【手順⑤】

用意したカビ取り用洗剤を汚れ部分に吹きかけて、1時間ほど放置しましょう。

【手順⑥】

1度洗い流します。

このとき、用意したホースで勢いよく水を出して、汚れを吹き飛ばして行きましょう。

【手順⑦】

恐らくまだ汚れは残っているかと思います。

残った汚れに、カビ取り用洗剤を吹きかけて、ブラシなどで擦り洗いしていきましょう。

汚れが落ちるまで、手順⑤~⑦を繰り返していきます。

排水口を塞いでいるので、適度にゴミを取り、排水口のラップを外して水を流しましょう。

【手順⑧】

排水口に溜まった汚れやゴミを取り除きましょう。

【手順⑨】

汚れを落としきったら、すぐに元に戻さずに、カビ防止用燻煙を使います。

また、しっかりと乾燥させてから元に戻していきましょう。

ユニットバスの浴槽下はプロに任せるのが無難

今回はユニットバスの浴槽下の掃除についてご紹介してきました。

浴槽下は、普段なかなか掃除しない場所であり、素人が掃除するには、かなりの時間と労力がかかることになります。

そのため、プロの掃除業者に依頼してしまったほうが、無難であると言えます。

しっかりとした掃除を行うことで、カビが再発生しにくくなるので、プロの力を借りてみるものも1つの方法です。