カーペットを使っているという家庭は多くあるかと思います。
使用している場所も、多くはリビングなどの人の出入りが多い場所で使うことがほとんどではないでしょうか。
人の出入りが多いということは、それだけ汚れやすいということになります。
普段何気なく使っているカーペットは、意外に汚れているものなのです。
今回は、カーペットの手洗い方法、洗濯機で洗う方法についてご紹介していきます。
手洗い・洗濯機で洗う前にカーペットを確認しよう!
カーペットを洗う前に、必ず確認しておきたいことがあります。
確認を怠ると、大切なカーペットの生地などが傷んでしまう原因になりかねないので、手洗い、洗濯機で洗う前に確認しておきましょう。
カーペットを手洗いや洗濯機で洗う前に確認したいことは、カーペットの洗濯表示のタグを確認することです。
このタグには、カーペットが洗濯機で洗うことができるものなのか、洗濯機ではなく手洗いしなくてはならないものなのかが表示されています。
この表示に従わずに、無理に洗濯機で洗ったりすると、生地の傷みの他にも変色や変形などの原因にも繋がります。
まずは、洗濯表示をチェックするところから始めていきましょう。
その他にも、自宅の洗濯機に入る大きさなのかどうかも、チェックしておくといいでしょう。
いざ洗濯機に入れそうとしたときに、洗濯機に入らなかった場合は、別の方法を考えなくてはいけません。
今回は、その場合の対処法もご紹介していきます。
大きめのカーペットを使っていて、自宅の洗濯機では洗えなくて、困っている人も是非参考にしてください。
カーペットを自宅の洗濯機で洗おう!
カーペットの洗濯表示を確認して、洗濯機で洗えることが確認できた場合には、上記で触れたように、カーペットの大きさもチェックしておきます。
自宅の洗濯機に入る程度の大きさのカーペットの場合には、洗濯機で丸洗いしましょう。
手洗いの表示がある場合には、洗濯機では洗えません。
しっかりと確認して、間違えないようにしましょう。
それでは、洗濯機で洗う方法についてご紹介していきます。
手順①
まずは、汚れた部分がある場合には、その部分が外側になるようにして、たたんでいきます。
目立った汚れがない場合には、カーペットの表面が外側になるようにたたみましょう。
たたみかたですが、屏風たたみをおすすめします。
洗いたい面を外側にして、屏風のようにたたんでいきます。
その後、くるくると丸めて、洗濯ネットに入る程度の大きさにしていきましょう。
洗濯ネットは、カーペットを洗う際に必要になりますので、必ず用意しておきましょう。
また、目立つシミなどがある場合には、予め洗濯洗剤の原液をその部分につけておくと、汚れが落ちやすくなるのでおすすめです。
手順②
最近の洗濯機の中には、洗い方のコースを選択できるものも出てきており、「大物洗いコース」や「毛布コース」が選べるものもあります。
このコースがあるものに関しては、有効利用しましょう。
カーペットを洗う際の洗剤は、普段使っている洗濯洗剤で問題ありません。
洗剤を入れたら、洗濯機を回していきます。
脱水時に柔軟剤を入れますと、仕上がりがフカフカになるのでおすすめです。
手順③
洗い終わったら、カーペットを干していきましょう。
干す際には、風通しのいい日陰で干していきます。
日の光に当てるのがいいと思う人もいるかと思いますが、変色の可能性があるので注意が必要になります。
また、カビの発生原因にも繋がるので、完全に乾くまで待つことが重要です。
半乾きの状態で取り込んでしまうのは、NGです。
干す際には、M字になるように、2本の物干し竿を活用して干すようにすると、より早く乾きます。
カーペットをコインランドリーの洗濯機で洗おう!
カーペットの洗濯表示が手洗いではなく、洗濯機洗い可能であった場合には、上記のように洗濯機で洗うことができます。
しかし、使っているカーペットが大きく、自宅の洗濯機に入らない大きさの場合の対処方法をご紹介していきます。
自宅の洗濯機に入らない大きさのカーペットの場合は、コインランドリーを活用しましょう。
この場合の注意点として、カーペットの洗濯表示が洗濯機で洗えるかどうか、乾燥機を使えるかどうかを確認しておきましょう。
コインランドリーを使う場合には、乾燥機まで使うことを頭に入れておくことが重要になります。
それに伴い、コインランドリーに乾燥機が設置されているかも確認しておくといいでしょう。
ほとんどのコインランドリーで乾燥機が設置されていますが、稀に設置されていないコインランドリーもあるので、念のため確認しておきたいところです。
カーペットを運んでいったものの、乾燥機がなかった場合には、悲惨なことになってしまうでしょう。
また、コインランドリーで確認することが、もう1つあります。
それは、コインランドリーの洗濯機が、カーペット洗濯できる洗濯機なのかどうかです。
中には、カーペットの洗濯ができない洗濯機を設置しているコインランドリーあるので、注意が必要です。
洗い方は上記の方法と同様になります。
洗い終わったら、乾燥機を使って乾燥させていきましょう。
手洗い専用のカーペットは踏み洗いがおすすめ!
カーペットの洗濯表示が手洗い専用となっている場合には、洗濯機で洗うことはできません。
その場合には、踏み洗いすることをおすすめします。
洗う場所は、自宅のお風呂場の浴槽内です。
お風呂場の浴槽であれば、ある程度の大きさのカーペットでも楽に入ります。
ここでご紹介する方法は、上記の自宅の洗濯機入らないカーペットでもできるので、コインランドリーが自宅の近くにない人などにもおすすめの方法です。
では、お風呂場での踏み洗いの手順をご紹介していきます。
手順①
まずは、浴槽にお湯を溜めていきます。
カーペットがしっかりと浸かるくらいのお湯を溜めていきましょう。
お湯の温度ですが、40℃程度がおすすめの温度となります。
カーペットに温度の表示がある場合には、その温度に従って浴槽にお湯を溜めていきましょう。
手順②
お湯が溜まったら、カーペットを入れていきます。
その後、洗剤を入れていきましょう。
洗剤の量は、洗剤に記載されている量に従って入れます。
浴槽にカーペットを入れたら、その状態で1時間から2時間ほど、浸け置きしておきます。
手順③
その後、踏み洗いしていきます。
カーペットを満遍なく踏むようにして、ときどき裏返ししたりしながら、全体的に踏んで洗っていきましょう。
浴槽内での作業になるので、転倒防止のために必ず壁に手をついたりして、転ばないように注意しましょう。
手順④
ある程度汚れが落ちてきたら、1度お湯を抜きます。
踏み洗いしながら、再びお湯を溜めていきましょう。
この作業を2~3回繰り返していきます。
すすぎ残しがあると、臭いの原因にもなるので、しっかりとすすいでいきましょう。
すすぎ残しが心配な人は、もう少し回数を増やしてもいいでしょう。
手順⑤
すすぎ終わったら、カーペットを踏んで水気を抜いていきましょう。
できるだけ、水気が抜けるようにしっかりと踏んでいきます。
その後、繰り返しになりますが、M字になるように日陰に干し、乾かしていきましょう。
自分で手洗い・洗濯機で洗う他には何がある?
自分でカーペットを洗う他の方法についてもご紹介していきます。
自分で手洗い、洗濯機で洗うと、費用の面ではだいぶ節約になりますが、お金を払ってしっかりと洗ってもらう方法もあります。
それは、クリーニングを活用することです。
カーペットの種類によっては、クリーニングに出すしか方法がない場合もあるので、ここでクリーニング費用の相場をお伝えしていきます。
クリーニングの費用相場は、カーペットの生地の種類や、大きさなどで異なることが多いです。
目安としては、一般的なカーペットでは、3畳分で10,000円以下程度、ペルシャ絨毯などの高級なものの場合だと、3畳分で10,000~50,000円ほどになる場合もあります。
また、配送なども依頼する場合には、送料だけでも5,000円以上かかることもあります。
まずは、見積もりをもらってからクリーニングに出すようにすると、想定以上に費用がかかることもないので、必ず見積もりをもらうようにしましょう。
理想的なカーペットの掃除頻度は?
カーペットの手洗いや、洗濯機での洗濯は、想像以上に重作業になります。
定期的に掃除機掛けなどを行なうことにより、清潔な状態を長く保つことができます。
その他にも、アレルギー対策や、花粉対策にも繋がります。
1週間に2、3回は掃除をかけるようにするといいでしょう。
また、年に1回は、今回ご紹介したようにカーペットを洗っていきましょう。
部分的な汚れなどは、その都度しっかりと対処していくことが大切です。
面倒だからといって、放置していると汚れも落ちにくくなり、シミの原因にも繋がってしまいます。
定期的に掃除する習慣を身につけていくことが、カーペットを長く清潔に使うことに繋がります。
家族が一緒に過ごすことの多いリビングなどにカーペットを使っている人がほとんどか思うので、家族が気持ちよく過ごせるようにするためにも、カーペットを清潔に保つことを心がけていきましょう。
洗った後のカーペットは気持ちいい!
手洗いでも、洗濯機でも、しっかりと洗って清潔になったカーペットは、気持ちいいものです。
家族が集まりやすい場所に、カーペットを使っている家庭では、カーペットが清潔な状態であれば、その空間は自然と居心地のいい場所になります。
特に、しっかりと洗った後のカーペットは、気持ちいいですよね。
「カーペットが汚れているかも」という人は、今回ご紹介した方法で洗ってみましょう。