ユニットバスに元々手すりを設置していなかった場合は、手すりが必要になったときに後付けすることになります。
その場合は、どうしたらいいのでしょうか?
今回は、賃貸ではユニットバスの手すりの後付けはできないこともあるので、施工可能な自宅のユニットバス向けにご紹介していきます。
選択肢としては、自分で取り付けるか業者に依頼するかのどちらかになります。
では、具体的に見ていきましょう。
ユニットバスに手すりがあると高齢者なども安心!
ユニットバスに手すりがあることによって、高齢者などが安心して入浴することが可能になります。
元々手すりを設置していなくても、後付けすることができるので、自宅に高齢者などが同居することになった場合などには、検討してみましょう。
手すりがあることによって、浴槽に入る際や浴槽から出る際に、姿勢を安定させて出入りをすることができるようになります。
また、滑りやすいことも多いのが、浴室です。
転倒などで怪我をしてしまう恐れもあるので、早めに手すりを取り付けることをおすすめします。
また、2点ユニットバスの場合は洗い場もありますので、手すりを取り付けることで、シャワーなどの際にも体にかかる負担は軽くなります。
毎日の入浴が面倒だと感じている高齢者などには、とても効果的と言えるでしょう。
ユニットバスに後付けする手すりはここに取り付けよう!
手すりは、後付けする箇所も重要になります。
上記でも触れましたが、ユニットバスの浴槽の縁や洗い場の壁などに設置することで、立ち上がったり、座ったりする動作で体にかかる負担を軽くすることができます。
その他に取り付けたい箇所をご紹介していきます。
ユニットバスの出入り口の壁などにも手すりがあると、より安心できるでしょう。
ユニットバスの出入り口が段差になっているような家庭では、出入り口に手すりがあると、その段差でのつまずき防止にも繋がるので、おすすめです。
また、浴槽の形や深さ、手すりを利用する人の身長や体格などによっても、取り付けるべき位置は微妙に異なります。
実際に手すりを利用する人と確認しながら、取り付けていくのがいいでしょう。
ユニットバスに行くために通路などがある場合には、その通路にも手すりを取り付けていくことで、ユニットバスまで安全にたどり着くことができます。
自分でユニットバスに手すりを後付けする場合の方法は?
ユニットバスの手すりの後付けは、自分でもできます。
自分で手すりを取り付けたい人は、チャレンジしてみてもいいでしょう。
ユニットバスの手すりの取り付け方についてご紹介していきます。
まずは、どの位置に手すりを取り付けるのか、利用者と一緒に考えてみてください。
取り付けたときを想定して試してみましょう。
そうすることで、「いざ取り付けてみたら使いにくいかった」などの問題もおきにくくなるでしょう。
次に、用意するものをご紹介していきます。
・取り付ける手すり
・電動ドライバー
上記のものを用意しておきましょう。
取り付ける手順をご紹介していきます。
まずは、手すりを取り付けたい箇所に手すりのベース(ネジなどを止めるところ)を当てて、位置の確認を行ないます。
その後、電動ドライバーで固定していきます。
いきなり全てのネジを止めてしまうのではなく、全てのネジを少しだけ余裕があるくらい回していきます。
位置の確認がしっかりとできたら、全てのネジを止めていきましょう。
手すりの種類によっては、吸盤、接着剤で壁に取り付けるタイプもあります。
その場合も、1度位置を確認するようにしましょう。
ユニットバスに手すりを後付けする場合の注意点は?
ユニットバスに手すりを後付けする場合の注意点についてご紹介していきます。
まずは、手すりを取り付けたい箇所の壁に下地補強が入っているかを確認しなければなりません。
もし、下地補強が入っているかどうかわからない場合には、業者に依頼するようにしましょう。
壁に下地補強が入っていない場合には、取り付けた手すりが使用中などに外れて、思わぬ事故や怪我に繋がる恐れがあるからです。
新築時などは、将来的に必要になると想定して下地補強を入れておくことも重要なことになります。
また、浴槽内に手すりを設置したいと考えている人も、業者に依頼した方がいいでしょう。
浴槽内に穴を開けるということは、水漏れなどのトラブルに繋がる可能性もあるからです。
この下地補強については、業者に依頼したときにも必要になるので、調べられるようであれば、事前に調べておきましょう。
その方が、作業をする上でもスムーズになります。
また、しっかりと取り付けられているか不安だったり、取り付ける自信がないと少しでも感じる場合には、自分で取り付けることは諦めましょう。
事故や怪我に繋がる恐れがあるからです。
ユニットバスの手すりを後付けしたい!業者に依頼
ユニットバスに後付けする手すりは、業者に依頼することもできます。
自分で取り付ける自信がなかったり、費用に余裕があるという人は、業者に依頼することを検討してみましょう。
ユニットバスの手すりは、しっかりと固定できていなければ、使用中に外れたり、ずれてしまったりして危険です。
事故や怪我の恐れがあるので、不安を感じている場合にも業者に依頼することを考えてみましょう。
また、上記でも触れた下地補強があるかわからない場合にも業者に依頼して、しっかりとした手すりを取り付けてもらいましょう。
業者に手すりの取り付けを依頼する際にも、実際に利用する人と話し合い、適切な位置になるように取り付けていくことが重要になります。
近所の業者などから探したり、最近ではネットからも業者に依頼することができるので、そういった手段で探してみるといいでしょう。
介護用リフォームの専門業者なども存在しているので、そういった専門的な業者に依頼することも検討してみてください。
ユニットバスの手すりの後付けを業者に依頼する場合の費用は?
ユニットバスの手すりを後付けする場合の業者の費用はどれくらいなのか、気になる人も多いはずです。
そこで、かかる費用についてご紹介していきます。
細かい費用については、各業者によって様々で異なる場合があるので、参考としてご覧ください。
ホームセンターなどでは、短い手すりだと、1本およそ4,000円で販売されていることが多くなります。
業者に取り付けを依頼した場合は、工事費も加わるためおよそ15,000円が工事費として発生するようです。
また、人件費や出張費も加わることがほとんどです。
取り付ける手すりの本数や、その他の工事などによっても費用は異なります。
その他の工事とは、上記で取り上げた下地補強などが挙げられます。
そのため、ユニットバスの手すりを後付けするトータル費用としては、およそ30,000円が相場であると言えるようです。
自分でユニットバスに手すりを取り付ける場合と比べると、やはり高額になりますが、安全に使えるように取り付けなければならないため、業者に依頼して取り付けてもらった方が、安心感も高いです。
しっかりと、確実に手すりを取り付けたい人は、業者に依頼して、しっかりとした手すりを設置してもらいましょう。
自分でも取り付けられるが安全のため業者に依頼するのが無難
今回は、自分でユニットバスに手すりを取り付ける方法についてもご紹介してきましたが、確実にしっかりと設置しなければいけないものであるため、少しでも不安に感じている人の場合には、業者に依頼して取り付けてもらう方がいいでしょう。
もし、使用中に外れてしまったりしたら、怪我や事故に繋がってしまうので大変です。
もちろん、自信のある方は、費用も考えると自分で取り付けた方が安くなります。