古風で野暮ったいイメージのある「こたつ」ですが、暖房器具にしては消費電力が安いといった、うれしいメリットも見逃せません。
そこでこの記事では、こたつをもっとおしゃれにするための「DIYアイデア」をまとめてみました。
こたつテーブルの天板や上掛けカバーも自分らしくアレンジして、インテリアコーディネートをたのしみましょう。
こたつテーブルの天板は「リメイクシート」で簡単DIY!
こたつテーブルの印象をもっとも左右しているのは、目に入りやすい「天板」ではないでしょうか。
まずは、簡単なDIYで天板の雰囲気を変えてみましょう。
天板のイメージを変えるときには、市販の「リメイクシート」を使用します。
リメイクシートとは、裏側が粘着面になっている塩ビフィルムシートのことで、ホームセンターや100円均一ショップなどでも手に入れることができます。
リメイクシートを貼るときは、事前に「ゴムヘラ」を用意しておくといいでしょう。
ゴムヘラを使いながら作業すると、シート内に気泡が入りにくくなります。
きれいに仕上げることができるので、ぜひ活用してみてください。
リメイクシートを選ぶときは、お部屋や家具のテイストを意識していきましょう。
ナチュラルインテリアの場合、木目調のリメイクシートがおすすめです。
リアルな模様だと風合いが増し、本格的な仕上がりとなります。
また、軽やかな空間にしたいときは、明るめのカラーリングを選び、重厚感のある空間を目指す場合には、暗めの落ち着いたカラーリングにしてみてください。
木目調だけでなく、さまざまなデザインパターンがありますから、お好みのものを探してみましょう。
「タイルシート」でDIY!オリジナルの天板づくり
前項でご紹介したリメイクシートよりも、オリジナリティをプラスしたいときにおすすめなのが、「タイルシート」を使用したDIYです。
タイルシートとは、タイルの裏面がシールになっているアイテムで、こたつテーブルの天板にも使用することができます。
タイルには目地加工が施されていますから、面倒な処理は必要ありません。
手軽にタイル貼りを実現できるため、DIY好きな方々から注目されています。
こちらのタイルシートですが、天板全面に貼るよりも、アクセント使いするといいでしょう。
天板の端だけをグルリと囲ってみたり、角だけに貼ってポイントにするというような使い方です。
DIY上級者になると、本物のタイルを中央に敷き詰め、その周りを木枠で囲っている例なども見かけます。
ツルッとした質感がクールなタイル貼り天板で、こたつもスタイリッシュな印象に生まれ変わるはずです。
また、どこかカフェ風な雰囲気も持ち合わせていますから、さまざまなインテリアスタイルに対応できるでしょう。
木製こたつテーブルはペイントすると個性が出る!
ここからは、少しレベルアップしたDIYアイデアをご紹介していきます。
木製のこたつテーブルをお持ちであれば、大胆に色を塗り替えてみるのはいかがでしょうか。
「リメイクシートでは満足できない!」「もっと自分好みの色にしたい!」という方におすすめです。
テーブル全体を塗るのは少し大変かもしれませんから、天板だけでもいいでしょう。
ここでは、天板のみを塗り替えることと想定し、大まかに作業の流れをお伝えします。
〈用意するもの〉
・作業着
・やすり
・お好みのペンキ
・ペイントブラシ
・仕上げ剤
〈作業手順〉
①汚れてもいい服装に着替えておく
必要であれば、マスクや手袋も用意し、作業場所にも配慮してください。
②ペイントする面にやすりがけする
ゆっくり丁寧にやすりをかけていきますが、「電動やすり(サンダー)」があると便利です。
③ペイントブラシを使い、ペンキを下塗りする
一度塗ってから少し乾かします。
④再度ペンキを塗る
きれいにペンキが塗れたら完全に乾かします。
⑤仕上げ剤を薄く塗っていく
数日おいて乾燥させたら完成です。
こたつテーブルの「脚」だけ変えてみるのもアリ!?
こたつテーブルのDIYとしては、脚の部分にも注目してみましょう。
低いこたつを高さのあるものに変えると、ダイニング空間にも合わせやすくなります。
お手持ちのダイニングソファやイスの高さに合わせ、寸法を決めてから木材を用意しましょう。
もともとこたつテーブルについていた脚を外したら、用意した木材を骨組の四隅にネジで固定していきます。
念のため、底面には補強用の横板をつけておくと安心ですね。
複雑な施工ではないものの、きっちりとプランニングしてから作業してみてください。
サイズの大きなこたつでは安定感が出にくいため、あまりおすすめできませんが、コンパクトなこたつであれば問題ないでしょう。
しかし、脚の高さを変えるということは、上掛けカバーも新たに手作りする必要があります。
上掛けカバーのDIYについては、次項でお話ししていきます。
お部屋の雰囲気に合わせて!こたつの上掛けカバーをDIYしてみよう
テーブルの天板と同じく、こたつのイメージを決めるポイントとなるのは「上掛けカバー」です。
自分好みの生地で手作りしてみると、さらに愛着も沸いてくるでしょう。
カジュアルな雰囲気を出したいときには、「デニム生地」がおすすめです。
パッチワーク風に縫い合わせてみたり、ヴィンテージ加工されたデニム生地にワッペンをプラスしてみると、とてもおしゃれな印象になります。
一方、ナチュラルでやさしい雰囲気を出したいときには、リネンやコットンなどの「自然素材生地」を使用してみましょう。
カラーリングもオフホワイトや生成り色で統一すれば、あたたかみがあり穏やかなイメージになりますね。
また、既製品の上掛けカバーをリメイクするのもいいアイデアです。
端にレースやフリルをあしらえば、一気にガーリーテイストになるでしょうし、フリンジやタッセルをつけると今風のアレンジになります。
インテリアテイストに合わせて、自分好みのDIYアクセントをプラスしてみましょう。
買い替えるなら!おしゃれなこたつテーブルを
ここまで、こたつテーブルや上掛けカバーのDIYについてお話ししてきましたが、今後買い替えるご予定があるなら、おしゃれなデザインのこたつを選んでみましょう。
近年は、フローリングのお部屋にも馴染みやすい、スタイリッシュなこたつが販売されています。
いくつかピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【リセノ:こたつテーブル Anika(アニカ)長方形 幅105cmタイプ】
猫脚風のデザインがかわいらしく、優美でエレガントな印象です。
どちらかと言えば、女性向きのこたつテーブルと言えますね。
ヒーター部分が薄型設計になっているため、上掛けカバーを外してもスッキリとした見た目になります。
【リセノ:こたつテーブル Laura(ラウラ)ヘリンボーン 長方形 幅105cmタイプ】
ヘリンボーン柄になっている天板が特長です。
丸みのあるフォルムなので、どこかやさしい雰囲気に仕上がっています。
一見こたつとは思えないような、個性的なデザインが魅力でしょう。
【古材風アイアンこたつテーブル ブルック 長方形 100×50cm】
・取扱店:ミロク屋(楽天市場店)他
古材風のメラミン天板は、お手入れ簡単でとてもタフです。
アイアン脚を使用していますが、電源を入れても熱くならない設計になっています。
フラットタイプのヒーターは、ゆったりとした使用感なのがうれしいですね。
今回は、三点のこたつテーブルを厳選してみましたが、いかがだったでしょうか。
こうしたおしゃれなデザインの既製品を参考にしながら、自分でDIYしてみるのも面白いですね。
こたつだっておしゃれにアレンジできる!
この記事では、こたつのDIYアイデアを中心にお伝えしてきました。
こたつテーブルの天板は、「リメイクシート」や「タイルシート」を利用すれば、簡単にDIYすることができます。
また、自分でペイントしたり、脚の高さを変えてみるのもいいでしょう。
おしゃれなデザインのこたつを手に入れて、インテリアコーディネートの幅を広げてみてください。