パソコンスペースの足元に、ケーブルがゴチャゴチャと絡み合っていることにストレスを感じる方は多いでしょう。
たとえデスクで隠れていたとしても、掃除しにくいのでホコリが溜まりやすくなります。
ここでは、安く簡単にできるケーブル収納術として、ワイヤーネットの活用法や注意点などをご説明します。
後半では、その他のワイヤーネット収納アイディアもご提案します。
パソコン周りのケーブルをまとめたい!ワイヤーネットが使える!
デスクトップパソコンやプリンターがあると、ケーブルが床で絡み合い、床が雑然とした印象になってしまいます。
掃除が行き届かず、プラグなどにホコリが溜まりがちになり発火するおそれもあります。
また、パソコンを置く場所によっては、ケーブルにつまずいてしまうこともあるでしょう。
このようなお悩みを解決するために使えるのがワイヤーネットです。
ワイヤーネットはその名の通り、粗目の網目状になっているグッズで、壁面収納によく活用されています。
網にS字フックをかけて何かを吊るしたり、ワイヤーラックなどのラックと組み合わせて使うことで、こまごまとしたものを便利に収納することができるのです。
そんなワイヤーネットですが、100均ショップやホームセンターでも販売されています。
色やサイズなどの種類は豊富ですが、使いたい場所をイメージして購入することが大切です。
ワイヤーネットでパソコンのケーブル収納!メリットと収納方法の一例
パソコン周りのケーブル収納に、ワイヤーネットをおすすめする理由は、安いからというだけではありません。
ワイヤーネットは軽くて薄いうえ、ホコリが溜まりにくいですし、丈夫で変形しにくく、熱にも強いのです。
また、シンプルなデザインなので、場所を選ばずに使うことができます。
では、ワイヤーネットを使って、どのようにケーブル収納をすればいいのでしょうか。
デスクの大きさや位置によってもいろいろな方法がありますが、ここではパソコンデスクそのものにワイヤーネットを取り付ける方法をご紹介します。
まずは、ワイヤーネット・ネジ・電動ドライバーを用意します。
ワイヤーネットの大きさは、パソコンデスクの裏側を覆える程度のものが望ましいです。
その大きさがなければできるだけ大きいものがいいでしょう。
それでは、取り付け作業です。
パソコンデスクの裏側(背面)に、ワイヤーネットを取り付けるために、いくつかのネジを留めます。
ネジの固定位置は、ワイヤーネットを乗せるように使うため、ワイヤーネットの上部の角側と中央付近を留めるようにしましょう。
また、ネジにワイヤーネットを乗せるため、ネジは締め切らずに乗せられる程度の余力を残して留めます。
電動ドライバーがあればすぐに終わる作業です。
デスクが4脚タイプであれば、座ったときに裏側になるほうをワイヤーネットで覆うように取り付けます。
デスクの背面に壁がある場合は、その壁に設置すればいいでしょう。
ただ、ネジを留められないデスクもありますし、ネジ打ちに慣れていない方もいると思います。
その場合は、両面テープで固定できるワイヤーネット取り付けフックもあるので活用してください。
次の項で収納方法をお伝えします。
パソコンのケーブルをワイヤーネットで収納!注意点と対処方法
パソコンデスクか壁面にワイヤーネットを取り付けたら、そこにケーブルを収納していきます。
使うのは、ケーブル結束バンドとワイヤーラックです。
ワイヤーラックを、デスクに取り付けたワイヤーネットに引っ掛けて設置します。
このワイヤーラックに、ルーターやACアダプター、テーブルタップなどを収納します。
ケーブルは丸めて結束バンドでざっくりとまとめ、すっきり収納しましょう。
また、ケーブルだけならば、ワイヤーラックを使わなくても大丈夫です。
簡単にまとめてワイヤーネットに大きめの結束バンドで付けていくだけでいいでしょう。
これだけで、ホコリが溜まりにくく、すっきりとしたパソコンスペースにすることができます。
しかし、この方法には注意点があります。
▲ケーブルはきつく束ねすぎない
ケーブルをきつく巻いて束ねて収納してしまうと、熱を持って発火する可能性があります。
また、無理に束ねておくことで断線する可能性もあります。
長時間使用する方は、なるべく束ねないでおくか、ゆるめにまとめてワイヤーネットに引っ掛けておくといいでしょう。
また、結束バンドを選ぶときは、やわらかくて大きめでケーブルに負担がかからないようなものにするのも一つの方法です。
▲座ったときに足で蹴ってしまわないか
ネジで引っ掛けるように固定したワイヤーネット収納は、蹴ったり何かをぶつけて外れてしまう可能性も考えられます。
デスクが小さい場合は、デスクそのものに取り付けるとかえって不便ですので、よく考えてから取り付けを行ってください。
ケーブルやコンセント周りの安全性に注意!コードボックスも使える
パソコンなどのケーブル収納には、他にも注意点があります。
・タコ足配線で電流の限度をオーバーしていないか
・コンセント部分にホコリが溜まっていないか
・コンセントを長期間、差しっぱなしにしていないか
こうした点に注意することで、安全に家電製品を使うことができますので、覚えておきましょう。
ケーブルをすっきり見せるためには、ワイヤーネットを使う方法や、壁に添わせて固定する方法の他に、コードボックスを使う方法があります。
ワイヤーネット収納をしても、見た目にいまいち満足できない方は、おしゃれなコードボックスでケーブルを隠す方法を選んでみてはいかがでしょうか。
コードボックスを選ぶ際のポイントとしては「通気性」「サイズ」「デザイン性」などが挙げられます。
ホコリを防ぎつつ、ほどよく通気性のある商品を選びましょう。
中には、カゴにケーブルを入れて、上からカバーをかけて隠している方もいます。
また、コードがまとめてある場所を、パネルやポスターなどで目隠しする方法もあります。
その他のワイヤーネット収納術!
ここからは、パソコンのケーブル以外にも使えるワイヤーネット活用術をご紹介します。
●玄関収納
玄関の壁に設置して、靴や傘、鍵などを吊るすことができます。
狭い玄関でもすっきりと片付けておくことができますし、靴が好きな方なら見せる収納としても利用できるでしょう。
●ペットのゲージ
ワイヤーネットを、アジャスターなどでいくつか組み合わせれば、ペットのゲージの完成です。
わんぱくなペットを閉じ込めておきたい場合には不向きですが、ペットにとって居心地のよい寝床づくりとしては有効に活用できます。
●洗面所収納
洗面所の鏡の下にワイヤーネットやワイヤーラックを取り付けて、コップを逆さにして置き、水切りができる棚にするのも便利です。
トイレやバスルームなど、湿気が溜まりがちな場所にはワイヤーネット収納が役立つでしょう。
ワイヤーネットで見せる収納!
引き続き、ワイヤーネットを使った収納術をご紹介します。
●子供部屋収納
小さなお子さんは片付けが苦手なことが多く、こまごまとした学用品やおもちゃなどで散らかりやすくなります。
ワイヤーネットで壁面収納すれば、どこに何を片付ければいいのか分かりやすくなるため、お子さん自身で片付けられるようになるかもしれません。
また、勉強机周辺の壁に取り付けることで、文房具や雑貨を収納できます。
おしゃれでカラフルな小物や、好きなアイドルの写真をワイヤーネットでディスプレイし、モチベーションアップできる勉強机にするのも素敵です。
ほかにも、ベッド下に空間がある場合は、ワイヤーネットをベッド下と平行になるようにして、結束バンドをワイヤーネットの四隅に付け、ベッド下に固定する方法があります。
ベッドとのスペースの空け具合によって、収納できるものが変わります、
例としては、漫画やゲーム、タブレット、ノートパソコンなどが収納できるでしょう。
ただし、注意点として、結束バンドの耐久性にお気をつけください。
結束バンドでも、太めのものや四隅に二箇所ずつ取り付けておくなどの対処をしておくことをおすすめします。
●趣味が一目で分かる壁面収納
アウトドア好きなら、登山グッズや釣りグッズ、ハットやデイパックなどを壁に飾るように収納してはいかがでしょうか。
ガーランドやライトと組み合わせれば、アウトドアグッズでも個性的な雰囲気をプラスすることができます。
ワイヤーネットを使った壁面収納は、ホコリがついたり落ちたりする可能性もあるので、壊れやすいものや貴重なものには向きませんが、いろいろな使い道があります。
ワイヤーネットを使いこなそう!
一見、「何に使うんだろう?」と疑問に思うようなアイテムも、使い方が分かれば、便利な収納グッズとして手放せなくなるかもしれません。
ワイヤーネットもその一つで、パソコンのケーブル収納の他にも、多くの活用方法があります。
ケーブル収納をする際には、くれぐれもきつく結んだりまとめたりしないようにしましょう。