木材を使って家具にリメイクしたり、木製の家具をペイントしたりして、自分の理想の家具にしたいと思っている人も多いかと思います。
しかし、「どうすれば上手にリメイクできるのかわからない」という人は、なかなか手を出しにくいものです。
そこで、今回は木材を利用した家具作りのやり方、木製の家具をペイントするときのコツや方法などを、ご紹介していきます。
木製パレットをリメイクして家具にしてみよう!木製パレットとは?
DIYが趣味という人は、木材をリメイクして様々な家具を作り出しますが、DIY初心者には少し難しい部分もあります。
今回は、1から木材を使っていくのではなく、組みあがっている状態のものに少し手を加えることで、家具にリメイクできるような素材をご紹介していきます。
使う素材は「木製のパレット」です。
木製パレットとは、物流などで用いられている、荷物を載せて運ぶための荷台のことです。
よくフォークリフトなどで荷物を運ぶ際に使われています。
実際に見たことがない人も、テレビなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。
この木製パレットは、海外では多くの人がリメイクして家具として使っています。
日本でも近年では、木製パレットをリメイクして家具としている人が増えてきています。
木製パレットを使ったリメイクには、DIY初心者でも気軽に始められるような簡単なものも多くあります。
そこで、木製パレットを利用したリメイクを幾つかご紹介していきましょう。
木製パレットを利用して家具へリメイク
木製パレットを使った家具のリメイク例をいくつかお伝えします。
作り方もお伝えしていくので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
【木製パレットを使ったおしゃれなベッド】
最も簡単にできると思われるものからご紹介していきます。
木製パレットを使ったおしゃれなベッドになります。
北欧風の雰囲気も感じられるので、部屋に変化をつけるのに最適なのではないでしょうか。
それでは作り方をご紹介していきます。
●手順①
木製パレットを2枚、床の上に並べて、ベッドの下部分を作ります。
●手順②
ベッドのヘッド側に木製パレットを1枚立てて置きます。
しかし、不安定なため、下に敷いた木製パレットと壁で挟むようにして設置しましょう。
●手順③
2枚並べた木製パレットの上にマットレスなどを敷けば、おしゃれなベッドの出来上がりです。
高さがほしい場合は、下に敷いている木製パレットの使用枚数を増やし、重ねるといいでしょう。
【木製パレットで作る便利なマガジンラック】
次は、木製パレットに少しだけ手を加えたリメイク方法をご紹介します。
木製パレットを使った、マガジンラックになります。
同じく作り方をご紹介していきます。
用意する道具ですが、釘、釘抜き付きとんかち、の2点になります。
なお、使う木製パレットは1枚です。
今回は、「二方差パレット・両面使用タイプ」と呼ばれる比較的一般的な木製パレットを用意してご紹介していきます。
この「二方差パレット・両面使用タイプ」は、サイズは様々ありますが、ほぼ全て正方形になっています。
フォークリフトの爪が2方向から差し込めるタイプで、正方形の向かい合う2辺が差し込めるように空洞があります。
他の向かい合う2辺は、板で塞がれていて、本来荷物を乗せる部分は、細長い板が打ち付けられています。
また、両面使用タイプなので、この板は表面と裏面に同じように打ち付けられているのが特徴です。
このマガジンラックは、板が表面7枚、裏面7面あるタイプで、ご紹介していきます。
●手順①
まずは、本来荷物を乗せる部分の板が縦になるように、木製パレット自体を立てます。
これで、正面から見たときに、板が縦に7枚並んでいる状態になるかと思います。
そして、両端の板と中央の板を残し、板を取り外していきます。
左端から板に番号をつけてご説明していきましょう。
左端から「①、②、③、④、⑤、⑥、⑦」とします。
この内取り外すのが、②、③と⑤、⑥になります。
裏面はそのままにしておきましょう。
●手順②
手順①で板を取り外せたら、本を入れることのできる部分が、上段と下段に入れることができるようになっていることでしょう。
しかし、このままでは、本を入れたときに前に倒れて落ちてきてしまいます。
そこで、本の前に仕切りを作ります。
取り外した板2枚を利用していきましょう。
まず、正面から見て一番下に①から⑦の板を渡るようにパレットの外側から板を釘で固定していきます。
このときの板の向きは、元々付いていた板の向きと同じ(平たい面が正面になる向き)で、一番下にある板と取り付ける板の下のラインが合うように釘を使って打ち付けて固定します。
次に、パレットの真ん中の高さの板(上段の本を置く底板)と、取り付ける板の下のラインが合うように、もう1枚の板を外柄から固定していきます。
その後、ガタツキがないか確認して、マガジンラックの完成です。
このマガジンラックは、本の表紙が見えるように収納できるタイプになります。
そのため、本のサイズに囚われることなく収納できます。
このように、木製パレットを利用すれば、DIY初心者でも意外と作れてしまうので、1度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
木製パレットはどこで手に入る?
上記でご紹介した、木製パレットをリメイクする家具作りにチャレンジしてみたい人は、どこで木製パレットが手に入るのか、気になるかと思います。
木製パレットがどこで手に入るのか、ご紹介していきます。
「倉庫などで使っていた木製パレットが古くなった」という理由で無料でもらえることもありますが、衛生面が気になるという人も多いはずです。
現在では、ネット通販でも木製パレットが購入できます。
もちろん、新品の状態でも販売されているので、衛生面は安心できるのではないでしょうか。
価格も手頃なものが多くあるので、興味を持った人は、1度探してみるのもいいでしょう。
今回は、木製パレットを使った簡単な家具をご紹介しましたが、慣れればさらに手の込んだ家具も作れるようになります。
これを機会に、DIYを本格的に始めてみるのも楽しいかも知れません。
木製家具をリメイクしよう!ペイントで雰囲気を変えるために準備からスタート
次は、木製の家具をリメイクしていく方法についてご紹介していきます。
木製の家具は木目を活かしたデザインであることが多いです。
今回は木目を活かしたペイントでリメイクし、家具の雰囲気を変えていく方法をお伝えします。
まずは、ペイントで必要になる道具をご紹介しましょう。
●カラーオイル
木目を活かしたペイントをするのに適したものになっています。
●はけ
カラーオイルを塗るのに使います。
●紙やすり
リメイクする木製家具をペイントする前に、やすりがけするのに使います。
●布
カラーオイルを塗った際に、拭き取りに使います。
●マスキングテープ
もし、塗りたくない箇所などがある場合に、養生するために使います。
続いては、実際にペイントしていく手順についてご紹介していきます。
木製家具をペイントしてリメイクしよう!手順の紹介
では、実際に木製家具をペイントしてリメイクする手順をご紹介していきます。
木製家具といっても様々な家具がありますが、今回は「椅子」を例にしてペイントの手順をお伝えしていきます。
●手順①
まずは、椅子の座面を取り外しておきましょう。
ペイントする際に座面があると、作業の邪魔になったり、塗料が付着してしまう可能性があるからです。
●手順②
次に、ニスが塗られている場合には、つやがなくなるまで紙やすりでやすりがけしていきましょう。
●手順③
実際に塗り始める前に塗りたくない場所、または別の色にする場合にマスキングテープを貼ります。
●手順④
はけを使ってカラーオイルを塗っていきます。
その後、10分ほど放置します。
●手順⑤
10分ほど放置したら、布を使って丁寧に拭き取っていきましょう。
数回塗り重ねることで、色が濃くなっていくので、好みの濃さを目指して作業していきます。
リメイクする際の注意点は?
今回ご紹介した、木製パレットを使った家具作り、木製家具をペイントするリメイク方法での注意点についてお伝えしていきます。
まずは、木製パレットを使う際ですが、その木製パレットにもよりますが、ささくれが飛び出している場合もあるので、取り扱いには注意しましょう。
不用意に触ると、ささくれが手に刺さってしまうことがあります。
特に、倉庫などから無料で手に入れたものだと、衛生面でも不安があるので、よく確認することです。
また、とんかちや鋸を使う際には、指を打ってしまうことや、切ってしまうこともあるので、十分に注意して作業する必要があります。
次に、ペイントをする際ですが、必ず換気を行いながら作業をしましょう。
もし、作業中に具合が悪くなることがあった場合には、すぐに作業を中止します。
これらを予防するために、保護具の着用は大前提になります。
マスクや手袋、軍手など、作業する前にしっかりと準備しておきましょう。
また、作業するときには、汚れてもいい服装を選ぶようにします。
自分の理想的な家具にしてみよう!
今回は、木製パレットを使ったリメイク方法、木製の家具をペイントするリメイク方法をご紹介していきました。
購入してみたものの、部屋の雰囲気と合わなかった家具などがあった場合には、是非リメイクしてみてはいかがでしょうか。
また、木製パレットは近年リメイクで人気も高くなりつつあるので、取り入れておしゃれな部屋にしてみるものいいですね。