「ユニットバスの床や浴槽は、よく掃除しているけど、扉を掃除したことはない!」という人は、多いかもしれません。
「気づいたら、扉の汚れが酷くなっていた!」ということも多くあるかと思います。
浴室の汚れは、放置していると頑固になってしまい、落とすのも大変ですよね。
今回は、ユニットバスの扉の掃除方法とコツをご紹介していきます。
汚れを落として、綺麗な浴室を保ちましょう。
ユニットバスの扉には種類がある!タイプを把握して掃除しよう!
ユニットバスの扉には、種類があります。
主に3つのタイプに分かれていて、タイプによっては、汚れの溜まりやすい箇所が違うこともあるので、自宅のユニットバスの扉がどんな種類なのかチェックしてみましょう。
その上で掃除すると、より掃除が効率的にできるのではないでしょうか。
では、ユニットバスの扉のタイプをご紹介していきます。
●開き戸タイプ
開き戸タイプは、一般的な扉の形をしていて、ある程度の大きさや広さのあるユニットバスで採用されていることが多いです。
●中折れ戸タイプ
中折れ戸タイプは、縦に分割された扉の中央の部分が折れることで、扉を開け閉めできるようになったものです。
最近のユニットバスでは、多く採用されているタイプになります。
●引き戸タイプ
引き戸タイプは、横にスライドするように引くことで、扉の開け閉めできるようになったものです。
ユニットバスの広さが限られている場合などに、よく採用されています。
扉の汚れは、レール部分などによく溜まりますが、これらの扉のタイプで、微妙に汚れやすい箇所も違うことがあるので、自宅の扉を確認して掃除していきましょう。
ユニットバスの扉の汚れの原因は何?
ユニットバスの扉の汚れの主な原因は、カビや石鹸カス、カルシウム汚れや埃になります。
しばらく掃除をしていなかったことなどにより、これらの汚れが重なり「頑固な汚れ」になっていることが多いですよね。
それぞれの汚れについて、詳しくみていきましょう。
カビは、扉のアクリル板周辺のパッキンに発生することがよくあります。
石鹸カスは、石鹸の中にある脂肪酸ナトリウムが水に溶けることにより、水道水の中に存在しているカルシウムイオンやマグネシウムイオンに反応して、脂肪酸カルシウムであったり、脂肪酸マグネシウムに変わります。
これらが、石鹸カスと呼ばれる汚れになります。
石鹸カスは、扉の内側やアクリル板であったり、周辺のサッシにみられますね。
カルシウム汚れは、水道水の中のカルシウムと入浴の際に出た、垢や石鹸などの脂肪酸と反応して出来る、炭酸カルシウムのことを指します。
このカルシウム汚れは、ユニットバスの淵や鏡でよくみられます。
そして埃ですが、ユニットバスの扉には、通風口がありますよね。
その部分に埃が溜まっていき、汚れとなります。
これらの汚れを綺麗に除去できれば、ユニットバスの扉は清潔になります。
ユニットバスの扉の掃除で使うもの
ユニットバスの扉の掃除で必要になるものをご紹介していきます。
1つ1つ取り上げてみていきましょう。
●カビ取り洗剤
代表的なものだと「カビキラー」になります。
これは、パッキンのカビを除去するのに必要になります。
●キッチンペーパー
パッキンの汚れが酷い場合には、これがあると便利です。
必ず必要というわけではありませんが、用意しておくといいでしょう。
カビ取り洗剤と組み合わせると、より汚れを落としやすくなることもあります。
●浴室用洗剤
代表的なものに「バスマジックリン」などがあります。
これは、扉のアクリル板を掃除するのに必要になります。
●使い古しの歯ブラシ
これは、様々な掃除で活躍するアイテムですよね。
細かい部分の掃除には必要になるので、用意しておきましょう。
●掃除機
扉の通風口の埃を除去するのに必要になります。
●スポンジ
普段掃除で使っているもので構いません。
●割り箸
扉の通風口の汚れや埃を除去するのに使います。
こちらもキッチンペーパーと使うことで、汚れをより取りやすくなります。
●雑巾
こちらも普段掃除で使っているもので構いません。
この他には、ゴム手袋、めがね、マスクなどがあればいいでしょう。
ユニットバスの扉の掃除方法
それでは、ユニットバスの扉を掃除していきましょう。
掃除の手順をご紹介してきます。
●手順①
まずは、扉のパッキン部分を掃除していきましょう。
パッキン部分にカビ取り洗剤を数回スプレーしていきます。
そのまましばらく放置して、その後、洗い流しましょう。
もし、パッキンの黒ずみが取れない場合には、パッキン部分にキッチンペーパーを当てて、その上からカビ取り洗剤をスプレーしてみましょう。
そして、またしばらく放置して、洗い流します。
●手順②
扉のアクリル板の部分を掃除していきます。
比較的簡単な汚れの場合には、スポンジに浴室用洗剤を染み込ませて、擦り洗いしましょう。
その後、洗い流します。
汚れが酷い場合には、上記と同様にキッチンペーパーを当てて、その上から浴室用洗剤をスプレーします。
そして、その後洗い流しましょう。
●手順③
次に、扉のサッシ部分やレール部分を掃除していきましょう。
扉のサッシ部分は、浴室用洗剤をつけたスポンジで擦り洗いします。
レール部分は狭いことも多いため、歯ブラシを使って浴室用洗剤で擦り洗いしましょう。
洗剤を落とす際には、雑巾を使うと、脱衣所などを濡らさずに済みますよ。
●手順④
最後に扉の通風口を掃除していきましょう。
通風口の埃は、まず掃除機を使っておおまかに埃を吸い込んでいきます。
その後、歯ブラシを使って、細かい部分の埃を除去していきます。
それでも汚れが取りきれない場合には、割り箸にキッチンペーパーを巻きつけ、溝に入れ込んで汚れを落としていきましょう。
扉の汚れを落とすコツは?
なかなか落ちにくいユニットバスの扉の汚れを落とすコツをご紹介していきます。
掃除する際に、これらのことに気をつけて掃除すると、汚れもより落ちやすくなりますよ。
黒ずみやカビの汚れは、カビの根本までカビ取り洗剤を浸透させることがコツになります。
スプレーしても、洗剤が垂れてしまうことが多いので、キッチンペーパーを当ててしっかりと浸透させるようにしてみましょう。
浴室の黄ばみは、主にプラスチック部分に多く発生します。
この黄ばみには、メラミンスポンジやクエン酸が効果的です。
「落ちにくいな」と感じたら、上記のメラミンスポンジやクエン酸で掃除してみましょう。
頑固な汚れには、上記の方法で掃除してみてください。
なかなか落ちなかった汚れも、落としやすくなるはずですよ。
ユニットバス掃除での注意点は?
最後に、ユニットバスでの掃除の注意点をお伝えしていきます。
扉掃除に限ったことではありませんが、しっかりと確認しておきましょう。
まずは、使う洗剤、使おうと思っている洗剤をよく確認しておくことが重要です。
浴室のカビ取り洗剤の中には、酸性と混ざることにより、塩素ガスが発生するものもあります。
この塩素ガスは有毒です。
非常に危険なものであるという認識を持ちましょう。
また、掃除中は必ず換気をしながら、掃除することを忘れないようにしてください。
そして、もしも掃除中に具合が悪くなった時には、すぐに掃除を中断して休憩しましょう。
それでも改善されない場合には、病院へ行く必要があるかもしれません。
また、ご紹介した保護具もしっかりと装着することが大切です。
日頃から扉まで綺麗にする習慣をつけよう!
ユニットバスの扉の掃除は、普段なかなかすることもありませんが、今回の記事をきっかけに日頃から掃除する習慣をつけてみましょう。
普段から少しずつ掃除をするだけでも、汚れが頑固になる前に落とすことができるので、大変な思いをすることも減りますよ。
清潔なユニットバスで、気持ちいい入浴ができるように、普段から意識してみてはいかがでしょうか。
今回の掃除方法やコツを参考にしてみてください。