塗装がはげた机を目の前にして「この机はもう捨てるしかない」と考えている人もおられるでしょう。
しかし、ちょっと待ってください。
もしかしたら、工夫次第で塗装がはげた机を補修できるかもしれません。
この記事から、塗装のはげた机を補修するメリットや、補修する具体的な方法について詳しく解説します。
机を処分してしまう前に、読むことをおすすめします。
机を塗装するメリットとは?
塗装がはげた机に再び塗装をするメリットはいくつかあります。
・見た目が良くなる
・防水効果
・虫やカビの予防
上記の三つの点は、塗装がはげた机に再び塗装するメリットです。
一つ目のメリットとして挙げられる「見た目が良くなる」は、多くの人が再び塗装する時の動機としてあげられるでしょう。
一度塗装がはげた机は、見栄えが悪くなってしまいます。
そして、お客さんが通る場所や、友達が頻繁に訪問する部屋に置いてある場合では、気を使ってしまう人もいます。
そのため、塗装がはげた部分に再び塗装をして、新品のような机の状態にすることによって、堂々と友達を家に呼ぶことができるようになります。
また、机全体にしっかりと塗装がされていることにより、防水効果を期待することができます。
塗装がはげた部分に水がかかってしまうと、机が水を吸収してしまう可能性があります。
しかし、はげた部分にしっかり塗装されていれば、コーティングの役割を果たしてくれます。
さらに最後のメリットとして、「虫やカビ」の予防をあげることができるでしょう。
塗装のはげた部分には水気がたまりやすいため、カビや虫が発生してしまう可能性もあります。
特に、食事をしたり料理をするための机であれば、カビや虫は天敵となりますので、はげた部分にしっかり塗装をすることが大切です。
そうすれば、なるべくカビや虫が発生しにくい状況を作り出していることになります。
では、どのようにはげた部分に塗装することができるのでしょうか。
机の塗装がはげた時にしてはいけないこと
机の塗装がはげた時に、再び塗り替えることには問題がありませんが、してはいけないことがあります。
・シールを貼る
塗装がはげた部分にシールを貼ってしまうと、後から補修するのが大変です。
粘着性の低いシールであれば問題はありませんが、シールの種類によっては粘着性が非常に強いです。
そのため、シールをはがした時に机まで傷つけてしまいます。
もしくは、シールをはがした時の勢いで別の部分がはげてしまう可能性もあります。
シールをはがすことが原因ではげた部分の補修には、通常以上の手間がかかります。
シールのベタベタが残っている部分をしっかり掃除しなければなりませんし、深くなってしまった傷を塗装ではカバーできないこともあるからです。
「簡単だから」という理由だけでシールを貼らないようにしましょう。
まずは、はげた部分の塗装ができるかどうかを考えてみて、どうしても難しい場合にのみ、最終手段としてシールを貼ることをおすすめします。
机の塗装が軽くはげた場合の補修方法
この項では、机の塗装が軽くはげた場合の補修方法をご紹介します。
その場合には、以下のものを用意すると良いです。
・ウッドパテ
・サンドペーパー
・フローリング補修材
ウッドパテでまずは塗装がはげた部分の穴埋めをしましょう。
この作業でなるべく凹凸がなくなるように心がけてください。
そして、その後にウッドパテを使用した部分が乾燥するために時間をおいてください。
しっかりと乾燥したのであれば、サンドペーパーで綺麗にします。
この際にも、なるべく平らな状態になるように心がけると良いです。
基本的にはどの過程でも、綺麗に凹凸をなくすことを目的としているので、「平らな状態に近づけると良い」と考えてください。
最後にフローリング補修剤を使います。
机の木目に合わせるように、補修材をなじませると良いです。
なるべく最後の工程では、「自然な仕上がり」を意識してください。
この机の塗装のはげた部分に、フローリング補修剤をなじませる段階で、補修作業は完了したと言えます。
しかし、机の塗装のはげた部分が「もっと自然になってほしい」と感じるのであれば、ウエスやワックスでツヤが出るようにすると良いです。
その際、机の塗装がはげた部分と、塗装がはげていない部分にワックスでツヤが出るようにしましょう。
このように一まとまりで塗ることで、補修した部分としてない部分の違いが現れにくくなります。
最後の仕上げの一工夫になります。
机の塗装がはげた時に「みつろうクリーム」を使う
机の塗装がはげた時に「みつろうクリーム」を使うことができます。
みつろうクリームの成分には天然素材だけが使用されているため、肌の弱い人やお子さんであったとしても使用することができるクリームです。
しかし、他の塗装を施すわけではないため、木製の机の塗装が軽くはげた場合にのみ、使用できる方法だと捉えておきましょう。
その他には、フローリングやドアの塗装が、コップの水滴などによってはげた場合に使用することもできます。
方法は簡単で、みつろうクリームを布を使いながら塗装がはげた机の部分に染み込ませるだけです。
みつろうクリームを木材の机の部分に染み込ませていくと、徐々にクリームが馴染んでいきます。
クリームのない状態だと目立っていた傷の色も目立ちにくくなるため、試してみたい方法の一つです。
非常に簡単な方法ですので、時間とお金の節約になるでしょう。
マニキュアを使って机の塗装を補修する!
塗装がはげた机を補修する別の方法は、まだあります。
それは、マニキュアを使用する方法です。
最近ではホームセンターなどでいろんな種類のマニキュアが安価に販売されています。
方法は簡単で、塗装がはげた机の色より、少し薄い色のマニキュアを購入して重ね塗りするだけです。
この方法は、簡単に塗ることができることがメリットですが、色の選択を誤ってしまうと補修部分が目立ってしまうことがデメリットになります。
そのため、補修部分が目立たないための工夫として塗装がはげた机の色より「少し薄い色」を選ぶことがポイントとなります。
さらに、徐々に重ね塗りをしていくことにより、色の濃さを増すことができます。
補修した部分と補修していない部分の色の濃さをできるだけ近づけて、完成です。
塗装のはげた机を再利用するアイデア
塗装のはげた机を再利用するアイデアもあります。
例えば、机と棚がセットになっているタイプがあります。
しかし、塗装がはげたことによって、使用をためらっている人もいるでしょう。
この場合おすすめなのは、塗装のはげた机と棚を別々に使用することです。
切り離すことができるタイプの机であれば、机と棚を別々にすることができます。
そして、塗装がはげた机は補修が終わるまで物置に保管しておき、それまでの間、切り離した棚だけを使います。
このようにして、塗装がはげた部分とそうでない部分を効率よく使うことで、他の家具を購入せずに済むこともあるでしょう。
塗装のはげた机を補修して長持ちさせよう
机などの家具の値段は安くありません。
そのため、なるべく塗装がはげた机であったとしても補修して、長持ちさせる工夫をすることで費用の節約になるでしょう。
また、愛着を持った机も長年にわたって使用することができます。
塗装がはげた机を持っている人は、今回ご紹介した補修方法をぜひお試しください。