皆さんの家のリビングには、どのような家具が置かれているのでしょうか。
ソファなどくつろげる家具と共に、真ん中にテーブルを置いている家庭は多いと考えます。
テーブルには様々な形がありますが、たくさんの種類の中から今回は丸型のテーブルにスポットを当ててみました。
丸型のテーブルはリビングに合わせやすいのか、そのメリットも含めて様々なタイプの丸テーブルをご紹介しましょう。
リビングに丸型のテーブルはおすすめ?
リビングのテーブルというと、一般的には四角いテーブルを使っている家庭が多いのではないでしょうか。
四角いテーブルは形としてコーナーソファなどと合わせやすいものですし、そこで食事をとるような場合にはお膳を配置しやすい形でもあります。
しかし、意外にも丸型のテーブルにもメリットがたくさんあるのです。
・丸型の家具はやさしい印象がある
・見た目がかわいらしい
・角がないので危険が少ない
・文字通りみんなで丸くなって話ができる
・他の家具との差別化を図る
大まかに分けると、これだけのメリットが考えられます。
丸型のものは角がないことから、やさしくやわらかい印象を与えます。
そして、どことなくかわいらしい雰囲気を持っていると感じる方も多いのではないでしょうか。
そして、角がないことは危険性が少ないことにもなります。
テーブルの角に脚のすねをぶつけた経験のある方もいらっしゃるでしょう。
テーブルは硬いのでぶつけると思っている以上に痛く、赤ちゃんのいる家では角当てをつけて回避する場合もあります。
また、丸テーブルは四角いテーブルと比べて全員で丸くなって話すことができるため、コミュニケーションが取りやすいとも言えます。
さらに、一般的な家具家電は四角いものが多いため、丸型のテーブルにすることで他の家具と差別化を図ることもできるでしょう。
これらの理由から、丸型のテーブルはリビングにとてもおすすめの形だと考えます。
リビングのテーブルは用途によってサイズを考えよう
リビングのテーブルを選ぶ時には、形だけではなく素材やサイズを考える必要があります。
ただインテリアとして使用する場合には、実用性に優れている必要がないので見た目だけでリビングに合うサイズや素材のものを選ぶと良いでしょう。
しかし、実際に食事を取ったり書き物をしたりと使用する頻度が高いのならば、見た目だけではなく使い勝手の良い素材とサイズを選ぶ必要があります。
特に丸テーブルの場合には、四角いテーブルよりもサイズ選びには気を配る必要があります。
テレビを見ながらのんびりとお茶を飲むだけならば、カップを数個置ける程度の小さな丸テーブルでも良いでしょう。
しかし、大人数で食事を取る場合には四角いテーブルよりも若干大きめのテーブルを選ぶ必要があります。
丸型のテーブルは人数でスペースを割ると、自分の使える部分が扇形になってしまうために四角いテーブルよりもデッドスペースが多くなってしまいます。
中華料理店のように大皿を真ん中に置いて取り分ける形であれば便利な一面もあるのですが、個別に料理を置く場合には手狭に感じることもあるので注意が必要でしょう。
また、素材もガラスのように儚いものはインテリアとしては素敵なのですが、食事や書き物の時には気を使うこともあるでしょう。
木製のテーブルの方が気兼ねなく使用できるかもしれません。
丸型といっても種類は様々!脚の形で個性を出してみよう
さて、それではリビングに合う丸型のテーブルをご紹介しましょう。
一口に丸型のテーブルと言っても、実際には様々な種類があります。
天板の素材だけでも木製のタイプやガラス製のタイプ、籐製のように編まれたタイプのものもあります。
そして、脚の形はもっと種類が多いので、脚の形だけでもリビングに個性を出すことができます。
例えば、一般的に一番多いタイプの4本脚テーブルは、洋風和風問わずどのようなリビングにも合わせやすいものです。
一本脚のテーブルだと床を広く使えるので大勢で囲むテーブルとして使いやすくなります。
モノトーンのお部屋には、木製テーブルに黒アイアンの脚が付いたテーブルが似合いますし、籐で編まれたスツール風のテーブルは西海岸インテリアやバリ調インテリアと合わせやすいでしょう。
リビングがあまり広くない場合には、折り畳みの脚が付いているテーブルが良いかもしれません。
他にも姫系のアイアンでできた猫脚や、十字に組んだ脚に天板がのっているテーブルなどもありますから、自宅のリビングに合う素敵なテーブルを見つけてリビングに個性を出していきましょう。
リビングで床座生活なら丸型のこたつで冬も暖かに
さて、冒頭でリビングにはソファとテーブルの置かれた家庭が多いことに触れましたが、リビングが狭くなってしまうとの理由でソファを置かない家庭も少なくはないでしょう。
近年は大型のビーズクッションが流行ったこともあり、家具ではなくクッションや座布団などを敷いて床で過ごす床座生活を選ぶ方も多いと考えます。
リビングにソファを置かない場合には、丸型のローテーブルではなく丸型のこたつを置くことをおすすめします。
こたつと言えば、やはり長方形や正方形を想像する方のほうが多いかと思いますが、近年は丸型のこたつも需要が高くなっています。
丸型のこたつはこたつ布団も丸いので、まるでフレアスカートを履いているかのようにふわりと等間隔で広がって、どこから入ってもこたつ布団が足りないということがありません。
そのため、隙間から暖かさを逃すことがありません。
また、見た目としても丸いテーブルと丸く広がったこたつ布団は何ともかわいらしく、丸いラグを合わせればリビングが明るくやわらかい印象になることでしょう。
丸型のこたつは、基本的には4本脚のポピュラーなテーブルですから、置く場所を選びません。
夏にはローテーブルとして、冬にはこたつとしてリビングをかわいらしく彩ってくれることでしょう。
重ねられる丸型のテーブルは用途を広げることができる
ここまでは丸型の一般的なタイプのテーブルをご紹介してきましたが、ここでは重ねて使えるネストテーブルをご紹介します。
ネストテーブルとは、サイズの違うテーブルを入れ子式に収納することができるタイプのテーブルです。
入れ子式なので当然全てサイズだけではなく高さも違いますが、使い分けるととても便利なものだといえます。
例えば、テーブルがひとつだと当然何をするにもそこで行うわけですが、中に小さなテーブルが収納されているとソファサイドにコーヒーを置くテーブルとして使用することができます。
コーヒーを飲むために座り直す必要はなく、のんびりとくつろぎながら飲食できるのは意外に便利なものです。
また、小さなテーブルは観葉植物などを置く飾り棚としても使うことができます。
一番小さなテーブルを出して時に観葉植物や花を飾ると、テーブルと飾り棚が同じ形なのでリビングに統一感が生まれます。
また、高さやサイズが違ってもお茶を飲むだけならば特に支障がないので、人がたくさん集まる時などは全てのテーブルを出して使うのも良いでしょう。
ネストテーブルはもちろん四角いタイプもたくさんありますが、丸型のテーブルは重ねて使用しても角がないので、やはりやさしい印象を与えてくれます。
3つ以上の入れ子式ならば少しずつ重ねて使用するとまるで花模様のようで、より一層リビングをおしゃれに見せてくれることでしょう。
リビングの形によっては楕円形のテーブルもおすすめ!
最後に、丸型のテーブルの中でも少し変形の楕円形のテーブルについてご紹介しましょう。
丸型のテーブルが四角いテーブルと比べてデッドスペースが多くなることは前述しましたが、そのために用を足せるサイズを購入すると、縦にも横にもスペースを広げることになります。
家の形によってリビングの形も違うものですから、縦長のリビングでは丸型のテーブルよりも長方形のテーブルのほうが合わせやすいということもあるでしょう。
そんな時には、丸型と長方形の両方の良さを併せ持つ、楕円形のテーブルをおすすめします。
楕円形のテーブルにも形は色々とあり、長方形の角を落としたような楕円や小判型、レモンのように少し細身の楕円もあります。
奥行きの長さを変えることで、幅の狭いリビングでも合わせやすいものを選ぶことができます。
また、一般的な丸型のテーブルのように丸く囲むことはできませんが、その分デッドスペースを減らすこともできます。
ソファに大人数で座っていても丸型より横長な分、座っている全員から手を伸ばしやすいこともメリットのひとつです。
長方形テーブルの使いやすさと、丸型テーブルのやわらかさや危険性の少なさという両方を併せ持っている楕円形のテーブルも、どのような家でも合わせやすいテーブルと言えるでしょう。
丸型のテーブルであたたかみのあるリビングに
リビングのテーブルは、ダイニングテーブルと比較するとテーブル全体を使用することは少ないと言えるでしょう。
そのため、丸型のテーブルを選んでも使い勝手がそれほど悪くなることはないでしょう。
やさしくあたたかみのある丸テーブルをリビングで使用して、素敵なお部屋作りをしてみてはいかがでしょうか。