家具を買い替えたり模様替えをする時には家具の置き方を考えないと、せっかく気持ちを新たにしようとしても生活しにくくなってしまうことがあります。
家具の配置にはコツがあります。
部屋を広く見せたり、生活するための動線を作ることで、スッキリとした部屋を作ることができます。
自分の生活様式に合わせた家具の配置方法を模索することで、住みやすい快適な部屋になります。
部屋を広く見せる家具の配置方法
家具の配置の仕方で、部屋の見せ方や使いやすさが変わってきます。
まずは、部屋を広く見せるための家具の配置を考えます。
・部屋の奥の壁と家具の長辺が垂直になるように配置する
家具の中にはいろいろな形のものがありますが、部屋の奥の壁と家具の長辺が垂直になるように配置することで、目の錯覚を利用して部屋を広く感じさせることができます。
言いかえると、家具の短辺と奥の壁が平行になっている配置です。
また、様々な大きさの家具の辺の向きを揃えることでも部屋を広く見せることができます。
・家具の背丈を低くするのがコツ
部屋を広く見せるコツとして、家具の高さを低くすることもポイントです。
背丈の大きな家具は、それだけで圧迫感を感じさせてしまいます。
家具の高さを目線よりも下げることで、見える空間が広くなり、部屋を広く見せることができます。
ちょっとしたコツがわかれば、部屋の雰囲気は大きく変わります。
部屋に落ち着きを出す家具の置き方のコツ
部屋に対するイメージは人それぞれです。
部屋に落ち着きを出したい場合の家具の配置としては、統一感を出すことが重要です。
・線対称を意識した家具の配置
家具を置くコツとしては、線対称を意識するとまとまりのある部屋を作ることができます。
線対称の配置は、寺社などで良く見かける方法です。
一本の線を引いたときに、左右が対称になることで、まとまりが出ます。
窓の真ん中とダイニングテーブルの真ん中を合わせて、左右に椅子を同じように配置するとそれだけで1つの絵のように見せることができます。
・部屋に対して斜めに家具を置かない
部屋に対して家具が斜めにならないようにすることもコツです。
部屋の形に対して家具を斜めに置くと部屋の壁の面と家具の面が交差するようになり、目が疲れるような印象を受けることがあります。
部屋に落ち着きを出すには、家具の並びや面、線として見たときに同じ方向に向けると良いでしょう。
部屋を広く見せるコツは部屋の隅に家具を配置すること
部屋に家具を置く時に、真ん中にデスクやベッドを配置する人もいるかもしれませんが、大抵は壁などの隅に家具を寄せるでしょう。
隅に家具を寄せることのメリットは以下です。
・部屋の真ん中を広くとる効果
部屋の隅に家具を寄せると、真ん中に広い空間を確保することができます。
中心が広く空いている部屋であれば、ゆったりとくつろぐためのスペースを確保することが可能です。
部屋の大きさにもよりますが、寝転んだり、体を動かしたりと様々な使い方ができます。
・無駄な空間を作らないコツ
部屋の真ん中に空間をあけるために、とにかく端から家具を配置すれば良いというものではありません。
必要な家具を使いやすさも考えながら、部屋の壁につけることが使いやすい部屋を作るコツです。
事前に壁の長さを測り、コンセントの配置なども確認しておけば、使いやすい部屋にすることができます。
今ある家具の大きさや購入する予定の家具の大きさを把握しておくことで、無駄なスペースを減らすことに繋がります。
大きなものから配置するのがスッキリさせるコツ
部屋に家具を配置するときには、大きな家具から場所を決めていくのがスッキリした部屋作りのコツです。
大きな家具の配置を決めて広さを確保できるようにしてから、他の家具を配置しましょう。
・ベッドの位置
ベッドは家具の中でも1番と言えるような面積を取りますから、置く場所は重要です。
1番良いのは、入り口から遠くて壁の隅に角を合わせるように置く方法です。
この配置であれば、部屋を広く保つことができます。
・机の位置
仕事や勉強用の机を置いている場合には、この机も配置場所を考えることが重要です。
机は作業をするためのものですから、壁に向かって置くことで使い勝手が良くなります。
机の場合はイスも必要になりますので、座った時のイスの位置を考慮しておく必要があります。
狭いスペースに机が入るとスッキリさせることはできますが、使い勝手が悪くならないように気を付けることも重要です。
ベッドと机を置くのであれば、2つが並んだ状態で壁の1つの面を使うことができれば、部屋をスッキリとさせることができるでしょう。
動線が良くなるように家具を配置しよう
家具を配置する時に気を付けたいこととして、動線を意識することが挙げられます。
動線を確保することで、過ごしやすい部屋を作ることができます。
生活する時の動きやすさで部屋の使いやすさ、住みやすさが変わるからです。
・動きやすさを考えた配置
動線を考えることは、動きやすさを考えることです。
例えば、部屋の真ん中にベッドを置くとします。
寝室として使用する部屋であれば、寝るために1番広い場所にベッドがあれば快適です。
しかし、ワンルームの部屋で、他にも色々な家具を置くのであれば、真ん中にベッドがあると動きにくくなります。
このように、自分の生活でどこをどのように動くのかを考えて家具を配置するのも過ごしやすい部屋を作るコツです。
・広い空きスペースを確保する
部屋の大きさはそれぞれ違います。
しかし、その部屋の中でできる限り広いスペースを確保するように家具を置けば、自然と動線を確保できるはずです。
家具を配置する時に、隅を意識していくことで、スペースの確保に繋がります。
生活をしていく上で、過ごしやすさはとても重要なものです。
動線を意識した家具の配置が過ごしやすい部屋作りのコツとも言えます。
生活空間を区切る配置方法
家具を配置する時に、1つの方法として空間を広く取るやり方があります。
しかし、あえて空間を区切るように家具を置くのもやり方の1つです。
上手に空間を区切る家具の配置ができれば、おしゃれな部屋を作ることもできます。
・リビングとダイニングをさり気なく区切る方法
家を建てるときに、リビングダイニングを繋げて広い空間を意識した部屋作りをしたり、そういった間取りの部屋に住む人もいます。
しかし、生活の中で部屋に仕切りをつけたいと思うこともあるはずです。
このような時には、背面のない棚を利用することで、奥行きのある空間を意識しながら、部屋に仕切りを作ることができます。
・ワンルームでリビングとベッドを区切るコツ
ワンルームの部屋でも、家具の配置方法を工夫すれば、ベッドスペースとリビングスペースを分けるようにすることができます。
ワンルームの部屋を区切る時には、高さのあまりない家具で行うのがコツです。
視線を遮らないようにすることで、圧迫感を減らすことができます。
家具の配置はやり方次第で空間を広く取るだけでなく、空間を区切ることにも利用できます。
家具は生活スタイルを考えて配置するのがコツ
家具には色々な種類のものがあります。
それらを生活スタイルに合わせて配置することが重要です。
家具配置のコツは、自分が落ち着く部屋をイメージして配置することです。
落ち着く部屋の基準は人それぞれです。
ものがあふれている方が落ち着く人もいれば、スッキリと何もない方が落ち着く人もいるからです。
自宅の部屋では、生活する時間が長いからこそ、自分が1番落ち着くスタイルを考えることが大切といえます。