窓をしっかりと閉めているはずなのに、隙間風と一緒に砂までもが入ってくる、ということありませんか?
この問題に、悩んでいるという人も多くいるのではないでしょうか。
なぜ窓を閉めていても隙間風や砂が入ってきてしまうのか、原因と対処法をご紹介していきます。
この機会に、窓の隙間風対策を行ないましょう。
窓の隙間風対策を考える前に!砂が入る理由とは
まずは、なぜ砂が入ってきてしまうのかについて考えていきましょう。
砂による問題は、家の周りの環境も少なからず関係しています。
例えば、家の周りや近くに畑などがある環境では、窓の隙間から砂も入りやすくなってしまいます。
さらに家の中には意外と砂も多く存在しているのです。
家に住んでいれば必ず発生するのが埃ですが、この埃に含まれる土砂の割合としては、3割ほどであると言われています。
砂は、窓の隙間から入る場合もありますが、その他にも玄関の開閉によっても入り込みます。
また、外から持ち込んでしまうことも多くあります。
このように、砂はわりと容易に家の中に進入してしまうことがわかります。
今回は、この窓の隙間から入ってしまう砂を防ぐ方法についてご紹介していきます。
窓の隙間風と共に入ることが多いので、しっかりと隙間風対策をしていきましょう。
次項では、窓から隙間風が入ってきてしまう原因についてご紹介していきます。
その後、実際に有効な隙間風対策を取り上げていきます。
隙間風を防ぐことで同時に砂の侵入も防ぎましょう。
窓から隙間風が入る原因は?
砂の侵入経路については先ほど述べたとおりですが、窓からの隙間風は何が原因なのでしょうか。
窓から入ってきてしまう砂、隙間風対策をするために、その原因についてご紹介していきます。
まず、考えられるのが、窓にわずかな隙間があることが挙げられます。
そのため、その隙間から風が入ってきてしまい、砂も同時に入ってくることが考えられます。
隙間が発生してしまう原因の1つに、窓のガタツキなどが関係していることがあります。
窓がガタついていると、隙間が発生しやすくなります。
その他には、窓の構造によっては、隙間風が入りやすいことも考えられます。
建物の戸などに隙間がある場合には、窓の隙間から風が入ることもあるので、窓以外にも注目して隙間風対策を行なう必要があるでしょう。
では、実際にどのような方法で隙間風対策をしていけばいいのか、次項からご紹介していきます。
窓から砂が入るのを防止しよう!簡単にできる隙間風対策
窓から入る砂や隙間風を防ぐ方法としては、隙間テープを使った隙間風対策が有効です。
隙間テープは、100均ショップなどでも購入することができるので、簡単に手に入れることができます。
しかし、100均ショップの隙間テープでは、効果が薄い場合もあるので、「まずはお試しで」という気持ちで購入してみたほうがよいかもしれません。
100均ショップの隙間テープでは、期待した効果を得られなかった場合には、ホームセンターなどで少し高いものを購入することをおすすめします。
また、ホームセンターなどでは、多くの種類の隙間テープを購入できるので、様々なものを試してみるのも1つの方法です。
隙間テープは、使い方も非常に簡単で、窓枠の当たる部分に貼り付けるだけで隙間を埋めることができます。
ただし、注意しなくていけないこともあります。
テープなので、その跡が残ってしまうことがあるということです。
賃貸物件などの場合には、跡の残りにくいタイプの隙間テープを使うなどの配慮が必要になります。
また、窓の形状などによっては、隙間テープを貼る箇所を考えて貼る必要もあります。
隙間テープを貼る箇所によっては、窓の鍵をかけられなくこともあるので、注意が必要です。
簡単にできる隙間風対策ですが、上記のような注意点もあるので、気をつけて貼り付けましょう。
窓が歪んでいる場合の隙間風対策は?
窓枠の歪みが原因となっている場合、砂や隙間風対策はどのようにすればいいのでしょうか。
窓の下部両端部分には、窓がレールに乗ってスムーズに開閉できるようにするための車輪が付いています。
窓の開閉の時に、窓がガタついている場合には、隙間ができていると考えていいでしょう。
実は、窓枠はある程度の調節ができるようになっています。
窓枠の下のほうに、1つか2つ小さな穴が空いていませんか?
この一番下の穴が、窓枠の高さを調整できることが多いです。
調整する際は、この穴にプラスドライバーを差し込み、時計回りにネジを回すと窓枠が上に持ち上がり、反対方向に回せば窓枠が下がります。
また、窓とレール部分の隙間を塞ぐ部品である「下部摺動片」というものがありますが、この部分に隙間が空きすぎていると、やはり隙間風の原因に繋がります。
ただし、この隙間を埋めすぎると窓を動かしにくくなることもあるので、素人では調整が難しい場合も多いです。
そのため、この調整は専門の業者に行ってもらうといいでしょう。
窓のガタツキや傾きといったことは、素人では判断も難しく、適切な調整の方法も難しい場合が多いので、無理をせずに専門の業者に依頼するといいでしょう。
引き違い窓では構造的に砂も入りやすい?
自宅の窓に、引き違い窓を取り入れている人も多くいるかと思います。
引き違い窓は、窓を閉め切った時、隙間を塞ぐために窓枠や障子部分にパッキンなどの部品を取り付けています。
そのため、基本的には砂や隙間風が入らないような隙間風対策をとっています。
しかし、外で風が吹くことで、外と室内との間に気圧差が生まれて、そのパッキンなどの部品の接触部分から空気と一緒に砂も入ってしまうことがあります。
引き違い窓の場合は、構造上レールの上にサッシが乗っているため、隙間風が入りやすくなっていることが多いのです。
しかし、一般的には、そこまで隙間風が入ることはありません。
多くの場合は、サッシの調整不足の可能性があるので、この場合も専門の業者に依頼して、調節してもらうといいでしょう。
また、新築を考えている人は、隙間風対策として引き違い窓を少なくしたりすると、後々隙間風や砂の侵入といったことに悩むことも少なくなるのかもしれません。
他の部屋の戸に隙間がある場合は?
窓だけではなく、他の部屋の戸に隙間が開いている場合にも、窓から隙間風や砂が侵入することもあります。
この隙間風対策としては、他の部屋の戸に隙間があるか確認して、ある場合には先程ご紹介した隙間テープを使った隙間を塞いでいく方法がおすすめです。
各部屋の戸に隙間テープを貼っていくだけですが、上記でも触れたように隙間テープには様々な種類があります。
最近では、戸当たりの音を軽減することのできるタイプのものや、冷暖房も効果を高めてくれる効果のあるタイプのものあります。
窓に貼る隙間テープとは違った効果のあるものを使ってみるといいでしょう。
また、玄関の戸の隙間を埋めることで、隙間風以外にも虫の侵入を予防することにも繋がります。
その他にも、各部屋の音漏れ、防音効果が期待できるものもあるので、隙間風対策をしながら他の気になる部分の対策も同時に行なってみましょう。
砂の侵入経路を遮断することで、今までよりも格段に砂の侵入を減らすことに期待できます。
もちろん賃貸物件の場合には、跡が残りにくいタイプのテープを積極的に使っていきましょう。
窓の隙間を塞いで隙間風・砂の侵入を防ごう!
今回は、窓の隙間から侵入してしまう風や砂についての原因、対処法をご紹介してきました。
簡単な方法では、隙間テープを使った方法が手に入れやすく、一般的でお手軽です。
しかし、窓枠の歪みがある場合には、専門の業者に見てもらいしっかりと調節してもらいましょう。
今回のご紹介を参考に、窓からの隙間風、砂の侵入を防いでみてください。