押し入れやクローゼットの湿気対策に使われるすのこには、木製のものとプラスチック製のものがあります。
今回は、木製とプラスチック製の違いやそれぞれの特徴について解説します。
ネット通販で取り寄せが可能なおすすめすのこもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
すのこを使用する目的は?木製すのこには種類がある
押し入れやクローゼットの中に敷いて使うことが多いすのこですが、そもそもどのような目的で使用するものなのでしょうか。
すのこは、押し入れやクローゼットといった湿気の多い場所に敷くことで、発生している湿気を解消することができます。
通気性が悪い場所に布団や衣類などをそのまましまっておくと、湿気によりカビなどが発生しアレルギーの原因にもなってしまいます。
そこで、板と板の間に隙間があり、脚が付いている形状のすのこを敷いた上に寝具類などを乗せて収納することで通気性を確保できます。
湿気を解消することで、ともに発生するにおいも軽減できるためすのこは優秀なアイテムと言えるでしょう。
また、すのこにも木製のものとプラスチック製のものがあります。
一般的なものは木製のものですが、木製すのこの中でも桐やひのき、杉、パイン材といった素材による種類に細分化されます。
次の章では、木製すのこの種類による特徴や選び方について解説します。
木製すのこの種類ごとの特徴
すのこには木製とプラスチック製がありますが、木製すのこには大きく分けて4つの種類があります。
「桐」「ひのき」「杉」「パイン材」それぞれの特徴を見てみましょう。
まず、桐製のすのこは、4つの素材の中で1番軽いのが特徴です。
桐は、日本の湿気が多い気候や風土に合っている木材で、家具にも使われてきた素材です。
湿気に強い素材で、湿度が高くなると膨らみ水分が侵入するのを防ぎ、乾くと収縮して通気性を高めます。
続いて、ひのき製のすのこは桐製のすのことと同様、湿気に強いのが特徴です。
加えて、防虫や防腐性にも優れている素材です。
次に、杉製のすのこは、柔らかいのが特徴です。
杉は、日本で1番植林されている木であり、価格が安価なのも特徴と言えます。
また、木目が真っ直ぐであるため空気をたくさん含み、水分も吸収でき、調質効果も期待できます。
続いて、パイン材のすのこは柔らかく、リラックス効果のある香りを放ちます。
珍しい素材で、押し入れやクローゼットの湿気対策用としてはあまり販売されていませんが、インテリア性も求めたい方におすすめです。
プラスチック製のすのことは?
木製すのこの特徴がわかったところで、ここではプラスチック製のすのこの特徴を見てみましょう。
プラスチック製のすのこは、性質上吸湿効果などはありませんが、水に強いのが特徴です。
カビが発生しにくいため、押し入れやクローゼットへの設置にも向いています。
また、重量が軽く簡単に移動設置ができる点もメリットです。
加えて、木製すのこは、湿気対策にはなりますが、定期的に陰干しをしないとすのこ自体がカビる恐れがありますが、プラスチック製のすのこはその心配が少ないです。
しかし、プラスチック製のすのこには注意点もあります。
プラスチック製のすのこは、軽くて扱いやすい反面、耐久性が弱いのです。
したがって、押し入れやクローゼットの中に敷き、その上に重いものを載せると重さに耐えられなくなって壊れてしまう可能性があります。
購入する際には、耐荷重の表記を確認し、使用する際にはそれ以上の重さのものを乗せないよう注意しましょう。
また、プラスチック製のすのこを選ぶ際には、キャスターが付いているかどうかもチェックポイントです。
底にキャスターが付いているタイプは、取り出しやすく移動が簡単なので、押し入れの奥に何かをしまう際に便利でしょう。
桧らくらくボードはワイドな木製すのこで使いやすい
ここからは、押し入れやクローゼットなどの湿気対策におすすめなすのこをご紹介します。
ネット通販で取り寄せが可能で、木製のものとプラスチック製のものをご紹介するので、参考にしてください。
はじめにご紹介するのは、インテリアオフィスワンで扱っている商品です。
・桧らくらくボード850
こちらは、高級な素材の国産ひのきを贅沢に使ったすのこ板です。
湿気が多く発生する場所に設置することで、除湿や防菌、消臭効果を得られる優れものです。
また、国産ひのきの癒される香りも楽しめるため、湿気のにおいが気になる押し入れに最適でしょう。
ワイドサイズである点では押し入れの湿気対策だけではなく、ベッドの下に敷いて使用することもできおすすめです。
さらに、こちらのすのこはキャスターが付いています。
押し入れの下段に設置して、布団などを収納したときに取り出しやすく、移動しやすいのが嬉しいポイントです。
丈夫なひのき製なので、重い布団を乗せてもしっかりと支えることができ、長く使えます。
サイズは、750×850×58mm(幅×奥行き×高さ)、参考価格はおよそ6,480円(税込)です。
サンコープラスチックのすのこスタンディは多機能
続いてご紹介する押し入れなどの湿気対策におすすめなすのこは、サンコープラスチックの商品です。
・すのこ 押入れ用 スタンディ
こちらは、抗菌や防カビ対策が施されているプラスチック製のすのこです。
木製ではなくプラスチック製であるため、定期的に陰干ししたりお手入れしたりする必要がなくおすすめできます。
軽量で設置しやすく、カビが発生する心配も少ないです。
汚れた際には、さっと拭き取ることができる点もポイントです。
また、こちらのプラスチック製すのこは帯電防止も施されているため、乾燥しやすい冬の時期にも静電気が起きにくく安全で快適に使用することができます。
デザインは、斜めにスリットが入っており、押し入れやクローゼットの湿気を効果的に解消し、通気性を確保してくれます。
また、すのこ同士を組み合わせて接続し、押し入れの壁の湿気対策もできます。
サイズは、360×750×25mm(幅×奥行き×高さ)、参考価格は1,305円(税込です。
和泉化成のプラスチック製すのこはキャスター付き
最後にご紹介する押し入れなどの湿気対策に最適なすのこは、和泉化成で取り扱っている商品です。
・和泉化成 押入れスノコ キャスター付
こちらは、木製ではなくプラスチック製のすのこで、機能性が高くおすすめです。
一般的に、プラスチック製のすのこは真っ白である場合が多いですが、こちらはアイボリーで木製のようなぬくもりがあります。
インテリア性が高い点もポイントで、押し入れやクローゼットの湿気対策に最適です。
また、こちらのプラスチック製すのこの1番の特徴は、キャスターが付いている点です。
押し入れやクローゼットの下段や奥に入れたときに、引き出しやすく移動しやすい点が嬉しいポイントとなっています。
キャスターが付いている点では、少し高さがある点も特徴です。
サイズは、380×750×33mm(幅×奥行き×高さ)、参考価格はおよそ1,380円(税込)です。
すのこはプラスチックと木製でメリットが異なる!
湿気対策に最適なすのこは、木製とプラスチック製があります。
木製のすのこには、さまざまな素材がありそれぞれに特性があります。
今回ご紹介したすのこは、湿気対策に向いており使いやすいものばかりなので、自分に合ったすのこを選んでみてください。