すのこを使えば、ローテーブルや脚付きテーブル、ミニテーブルも簡単に作ることができます。
すのこの構造を理解したうえで、すぐにでもできる手軽なテーブルの作り方や準備するものをご紹介しています。
基本的な作り方をマスターすれば、ほんのひと工夫加えるだけで使い勝手も良く、デザイン性も優れたテーブルが完成します。
プラスアルファのアイデアもご紹介していますので、是非、自作テーブルの参考にして下さい。
テーブル作りにすのこが使える!
押入れなどの湿気対策として使用されるすのこは、DIYの材料として重宝されています。
様々な家具作りに利用される中で、特におすすめしたいのがテーブル作りの材料としての使用方法です。
すのこテーブルの作り方をご紹介するにあたり、すのこの構造がテーブル作りに適している理由を考えてみましょう。
●サイズ展開の幅が広い
大きなサイズのものからミニサイズのものまで色々なサイズのものがあるだけでなく、板の間隔も様々なものが販売されています。
自分の好みの大きさや、使いやすい高さのテーブルを作るのにとても便利です。
●カットや組み立ての手間が省ける
様々なサイズがあることから、ノコギリなどでカットしなくてもそのまま組み立てて使用できますし、分解してパーツごとの利用も可能です。
水平であることや、がたつきやグラつきがないことがとても重要なテーブル作りには、最小限の採寸やカットで済ませることができるすのこの特性はとても嬉しいものです。
●木目を利用しやすい
すのこには基本的にスギやヒノキ、キリが使用されています。
どれも明るい色味で木目の美しい木材ですので、ナチュラルな木製テーブルとしての材料にぴったりです。
滑らかな質感から、塗装しやすいこともテーブル作りに重宝される理由として挙げられます。
すのこ2枚でテーブルができる!準備するものは?
すのこテーブルの作り方の基本として、2枚のすのこで作るシンプルなローテーブルをご紹介します。
まずは、準備するものを挙げておきましょう。
・すのこ 2枚
・仕上げ塗料 ニスやペンキなど
・塗装用ハケ
・サンドペーパー
・木工用ボンド
テーブル作りの基本とも言えるのものをご紹介していますので、木工用ボンドで固定するというシンプルな方法になります。
しっかりと固定したい場合は、釘やビスなどを用意しておきましょう。
その他、あると便利な道具類も挙げておきます。
・ノコギリ
・電動ドリルやドライバー
すのこ2枚だけでは少し高さが物足りないと感じる方には、テーブルの底部分にキャスターなどを付けるのもいいですね。
可動式のローテーブルは使い勝手もよくおすすめです。
この場合は、キャスターや取り付けネジなども用意しておきましょう。
簡単!すのこ2枚で作るテーブルの作り方は?
すのこ2枚を使って、簡単にできるテーブルの作り方の手順をご説明します。
すのこを活用した様々なテーブルの作り方がありますが、こちらは、DIY初心者でもすぐに試せる方法になります。
ノコギリで木材を切るのは難しいとお考えの方や、釘を打つ経験が少ない方、電動ドリルなどの道具が手元にない方に特におすすめです。
これから、すのこを使って様々なものを作ってみたいとお考えの方も、手始めにこちらのテーブルを作ってDIYに慣れてみるというのもいいですね。
手順は以下の通りです。
①サンドペーパーを使ってすのこの表面を滑らかにします。
②用意したニスや塗料を①のすのこを塗り、しっかりと乾かしておきましょう。
③2枚のすのこの外側を表にして、下駄部分を木工用ボンドで貼り付けます。
この3ステップで素敵なローテーブルが完成です。
2枚のすのこの真ん中部分は、雑誌や小物の収納スペースとして利用できます。
補強として釘を打つ場合やキャスターの取り付け作業は、木工用ボンドが乾いてから行いましょう。
脚部分にもすのこを使用!高さのあるテーブルの作り方
すのこを使えば、高さのあるテーブルも簡単に作ることができます。
手軽な方法として、すのこを2分割してそのまま脚部分に使用するテーブルの作り方をご紹介してみます。
準備する道具類は、基本的にはすのこ2枚を使ったローテーブルの時と変わりありませんが、すのこは3枚必要になります。
脚のあるテーブルを作成するため、安全性を考慮して釘やネジでしっかり補強するのがポイントです。
作り方をご説明していきます。
①使用するすのこにサンドペーパーを掛け、好みの塗装をして乾かしておきます。
②すのこ1枚を、真ん中からカットします。
③②のカットしたすのこを2枚立て掛け、その間に未加工のすのこ1枚を渡すように配置しましょう。
④③で配置したすのこを、カットしたすのこの下の下駄部分に木工用ボンドで固定します。
⑤木工用ボンドが乾いたら、釘などを打って補強します。
⑥同様に、立て掛けた2枚のすのこの上の下駄部分にも、未加工の3枚目のすのこを固定しましょう。
⑦天板部分のすのこの出っ張りを、ノコギリでカットして完成です。
塗装の色味にこだわって、お部屋のインテリアにぴったりのテーブルを作ってみましょう。
天板にひと工夫!しっかりしたすのこテーブルの作り方
すのこをテーブル作りに使用すると、どうしても天板部分の隙間が気になってしまいますよね。
小物を置くためのテーブルでしたらそこまで問題にはなりませんが、テーブルで軽食や飲み物を楽しみたいとお考えの方や、書き物やパソコン作業などのちょっとしたデスクワークもしたいという方もいらっしゃると思います。
そこで、前章でご紹介した、脚付きのすのこテーブルにひと工夫した作り方をご紹介します。
ここで準備するのは、天板として使用する板と接着剤です。
天板には、カラーベニアや軽量で扱いやすい化粧ボードなどがおすすめです。
これらはホームセンターなどで様々な材質、サイズのものが手軽に購入できます。
ご自分で運ぶのが困難という方は、通販でも1枚から購入できますので、是非利用してみましょう。
薄手のものを選べばカットもしやすく、微調整も可能ですよ。
自作のすのこテーブルに、接着剤で固定するだけで完成です。
また、天板の木材の種類にこだわれば、本格的な木製テーブルに早変わりします。
厚みのあるパイン材などを合わせてみてもおしゃれですし、塗装によって色味を変えることも、ニスを施して艶を出すこともできます。
使いやすさに加えて、デザイン性も考慮してみましょう。
ミニすのこテーブルの作り方
さらにお手軽なすのこテーブルの作り方もご紹介しておきます。
また、釘などを使用しない結束バンドで固定する方法をご紹介しています。
簡単でしっかり固定できるおすすめの方法ですので、是非1度お試し下さい。
準備するものは以下になります。
・プラスチック製の積み重ね収納棚
・ミニサイズのすのこ 2枚
・結束バンド
・ラッカーなど
作り方はとても簡単です。
①ミニサイズのすのこはサンドペーパーを掛け、好みの塗装をして乾かしておきます。
②プラスチック製の積み重ね収納棚も、ラッカーを使って塗装し乾かしておきましょう。
③すのこは1枚をばらしておきます。
④ばらしていないすのこを、積み重ね収納棚の上にのせて結束バンドでしっかりと留め、余分な結束バンドの端はカットしておきます。
⑤ばらしたすのこを④の取り付けたすのこの隙間に、木工用ボンドで留めて完成です。
子供部屋のテーブルにもおすすめですし、ロータイプのソファのサイドテーブルとして、小物や花瓶、グリーンなどを置いてお部屋のアクセントとしても使用できます。
お子さんと一緒に楽しみながらテーブル作りを楽しんでもいいですね。
DIY初心者におすすめ!すのこを使って簡単にテーブルが作れる
ホームセンターなどで手軽に購入できるすのこを使ったDIYに、人気が集まっています。
特に、その構造や加工のしやすさはテーブル作りに適していると言われています。
ノコギリでカットすることもなく、釘も使わないすのこテーブルはDIY初心者にとてもおすすめです。
DIYに慣れてきたら、すのこのサイズや他の素材との組み合わせを工夫して、様々なすのこテーブル作りにチャレンジしてみましょう。