テーブルを新調したい!おすすめの木材はどれ?選び方は?

最終更新日:2020/02/07

木製のテーブルを購入するときは、単なる価格やデザインだけでなく、使用されてる「木材」にも注目してみましょう。

木の選び方次第で、見た目や耐久性は大きく変わります。

また、なにを優先させるのかにより、おすすめの木材も変わってくるものです。

この記事では、テーブルに使用されることが多い木材の種類についてお話ししていくので、ぜひ参考にしてみてください。

木材の種類!「広葉樹」と「針葉樹」の違いとは?

木材の基礎知識として、樹木のタイプについて把握しておきましょう。

樹木を大きく分けると、「広葉樹」と「針葉樹」の二種類です。

それぞれの特性を知り、テーブル選びに役立ててください。

【広葉樹(別名:ハードウッド)】

〈代表的な種類〉

・ナラ
・ブナ
・ケヤキ
・サクラ
・カエデ など

広葉樹の幹は太く、平らな葉っぱをたくさん枝につけています。

そして、樹木にはたっぷりと水分を蓄えているのが特徴です。

細胞の密度が高いことから、重くて硬い木材となります。

【針葉樹(別名:ソフトウッド)】

〈代表的な種類〉

・ヒノキ
・アカマツ/クロマツ
・スギ
・モミ
・ヒバ など

一方の広葉樹は、まっすぐ伸びた幹の枝に、細くて尖った葉をつけています。

広葉樹に比べると、水分量はそれほど高くなく、空気の隙間(孔)が目立ちます。

このことから、軽くて柔らかい木材になると言えるでしょう。

広葉樹と針葉樹の特性について、簡単にお話ししてきましたが、いかがでしたか?

細胞レベルの違いにより、見た目や特徴に変化があらわれます。

木材の重量や硬さに目を向けることで、木製テーブルが選びやすくなりますね。

求めている機能性や見た目により、おすすめの木材は異なりますが、参考の一部としてとらえていただけると幸いです。

おすすめ木材はどれ?テーブル選びで大事なポイント「重量」

ここでは、木材の「重量」に着目してみましょう。

もし、軽くて持ち運びしやすい木製テーブルをお求めなら、針葉樹の木材がおすすめです。

・別の部屋に移動させることがある
・掃除のときには動かしたい
・簡易的な目的で使用したい
・一人暮らしをしている(引っ越しする予定がある)

このような場合です。

重くて大きい木製テーブルは、少し動かすのにも苦労しますよね。

折りたたみテーブルやインテリア性重視の小テーブルならば、軽い木材を使用しているもののほうが、のちのち便利でしょう。

ただし、安定性や重厚感を求めているのなら、広葉樹の木材がおすすめです。

重いぶん揺れには強く、地震などの災害が起きても倒れにくくなります。

そのため、重いものをのせるテーブルやタンス、飾り棚、食器棚を選ぶときは、広葉樹の木材に着目してみてください。

キッズ用なら針葉樹がおすすめ!木製テーブルの「硬さ」について

次は、テーブル木材の「硬さ」について取り上げます。

硬さで木材を選ぶときは、使用シーンをよくシミュレーションしてみましょう。

もし、子供部屋にテーブルを置くなら、なるべく安全性を確保しておきたいですよね。

動き回る子供が大きな怪我をしないためにも、なるべく柔らかい木材を選んだほうが良いでしょう。

そうなると、針葉樹を使用したテーブルがおすすめです。

針葉樹は肌触りにも優れているため、子供用テーブルとして適しています。

ただし、その柔らかさから傷がつきやすいとも言われているため、耐久性にはやや劣るかもしれません。

耐久性に重きを置くとなれば、広葉樹のテーブルがおすすめです。

筆跡が残りにくいため、テーブルやデスクによく使われています。

人気の広葉樹としては、ウォールナット、チーク、マホガニーが挙げられます。

世界三大銘木と呼ばれ、世界的需要が高い木材です。

「色」や「木目」でテーブル木材を選ぶなら!

木製テーブルを選ぶときは、見た目で判断することもありますよね。

ここでは、木材の「色」と「木目」に注目してみましょう。

機能性よりもインテリア性を重視したいときは、ぜひ参考にしてみてください。

◯木材の色

木には「茶色」というイメージがありますが、黒に近いものから白に近いものまで、実にさまざまです。

ここでは、樹種別の濃淡をご紹介していきましょう。

〈濃い色〉

・ウォールナット
・チーク
・マホガニー
・ブラックチェリー
・ニヤトー
・ケヤキ など

〈中間色〉

・ユーカリ
・タモ
・ナラ
・クリ
・クルミ
・ノースパイン など

〈薄い色〉

・ホワイトアッシュ
・ホワイトリンバ
・バスウッド
・ポプラ
・ゴム
・ビーチ など

◯木材の木目

美しい木目は、木製テーブルならではの良さですよね。

ここでは、木目がはっきりとしているおすすめの樹種をご紹介します。

・チーク
・ケヤキ
・タモ
・クリ
・スギ
・ノースパイン など

木製テーブルには、木目を活かす仕上げ方と木目を隠す仕上げ方がありますから、ニスや塗料にも注目してみてください。

「無垢材」と「集成材」を理解しておこう!

木製テーブルを購入するときは、「無垢材(むくざい)」と「集成材(しゅうせいざい)」の意味についても理解しておきましょう。

そもそも無垢材とは、無加工の木をそのまま使用した木材のことを指します。

加工品にはない無骨さや味わいが魅力で、木目の表情も豊かに出ているのが人気の秘訣です。

集成材については、小さくした木板を乾燥させてから、接着剤で組み合わせたもののことを言います。

つまり、人工的につくられた木材ということですね。

集成材は扱いやすく品質も安定しているため、いろいろな製品に使われています。

どちらがおすすめとは言い切れませんが、高級感や重厚さ、インテリア性を重視したいときには無垢材が向いているでしょう。

無垢材なら経年変化を楽しむこともできます。

しかしながら、見た目に細かいこだわりはなく、低価格なテーブルでも構わないということならば、集成材を選んでみてはいかがでしょうか。

集成材のテーブルには、割れや反りが少ないというメリットがあります。

落ち着いた雰囲気がお好みなら「古材」テーブルがおすすめ!

ここまで、いろいろな観点からおすすめの木材やテーブルの選び方をご紹介してきました。

最後に取り上げるのは、「古材」です。

古材というのは、古い民家から取り出された木材のことを指すのが一般的で、近年のリノベーション人気から、その需要は高まっています。

また、エイジング加工された木材のことを「古材風」と表現することもありますね。

古材テーブルの魅力は、深みのある素材感でしょう。

傷や割れのある古材ですが、それさえも価値のあるものとしてとらえられます。

和モダンインテリアやナチュラルインテリアと相性が良く、落ち着いた雰囲気の空間を演出してくれることでしょう。

そのほか、優れた強度もおすすめポイントです。

古い木材ということで、一見もろいようにも思えますが、長い年月を経て乾燥した古材は、強くて頑丈です。

もし、古材に敷居の高さを感じるなら、古材風に加工されたテーブルからはじめてみても良いですね。

テーブルはインテリア空間の雰囲気を大きく変えるアイテムなので、妥協せずに選んでみましょう。

テーブル選びでは木材の種類をチェック!

テーブルには、いろいろな種類の木材が使用されていました。

木材の特性を学ぶことは、今後の家具選びにも役立つのではないでしょうか。

基本的に、広葉樹は重くて硬く、針葉樹は軽くて柔らかいのが特徴です。

また、奥深い古材のように、お好みの風合いで選ぶこともできますね。

どうかこの記事が、テーブル選びの参考となれば幸いです。