テーブルの材質と種類!それぞれの特徴を知って賢く選ぼう!

最終更新日:2020/02/04

テーブルなどの家具を選ぶとき、みなさんはどんなところを見て判断していますか?

多くの方が、デザインや価格を重視して決めているかもしれません。

もちろんそうした選び方も間違いではないのですが、ぜひテーブルに使われている材質に注目してみてください。

どんな材質でできているかを知ることで、ご自身のライフスタイルに合った物が選べるようになります。

当記事では、テーブルの材質と種類による特徴をお伝えします。

テーブルの種類と用途は?

生活に欠かせないテーブルはいろいろな種類があり、それぞれに用途があります。

ご自身のライフスタイルに合った物を賢く選んでいくためにも、まずはテーブルの種類について見ていきましょう。

【ダイニングで使うテーブル】

●ダイニングテーブル

主に食事用のテーブルとしての役割があります。

●カフェテーブル

1~2人掛け用のテーブルです。

ダイニングテーブルくらいの高さがあります。

●バタフライテーブル

折りたためる補助板がついているテーブルです。

天板の長さを変えられます。

【リビングで使うテーブル】

●センターテーブル

部屋の中心に置かれる、30~45cmほどの高さのテーブルです。

●サイドテーブル

ソファ横に置き、コーヒーカップや照明などを置くためのテーブルです。

●ネストテーブル

同じデザインで少しずつサイズが違うテーブルを、入れ子式に組むテーブルです。

【ベッドルームで使うテーブル】

●ナイトテーブル

ベッドの横に置き、照明などを置くためのテーブルです。

テーブルといっても、いろいろな種類がありましたね。

これらのテーブルは、どんな材質で作られているのか見ていきましょう。

テーブルの材質を大きく分けると2種類あった!

テーブルに使われている材質の種類を大きく分けると、ソフトウッドと呼ばれる「針葉樹」と、ハードウッドと呼ばれる「広葉樹」の2種類があります。

まずは、針葉樹の特徴について見ていきましょう。

真っすぐ縦に伸びていく針葉樹は加工がしやすく、とても軽量です。

建築材として使われることが多いですが、折りたたみ式のテーブルの材質としても使われます。

ただし、やわらかいがゆえに傷が付きやすいという面も持ち合わせているため、10年20年と長く使っていくためには丁寧に使っていくことが求められます。

それでは、テーブルに使われる針葉樹の材質と種類を見てみましょう。

▼ヒノキ

日本が世界に誇るヒノキは、高品質な材質として扱われています。

腐朽しにくいため、耐久性が高い木材といえるでしょう。

気持ちを落ち着かせてくれるヒノキ特有の香りが特徴です。

なめらかな触り心地なので、子供向けのテーブルや家具の材質として人気があります。

針葉樹で作られたテーブルの特徴

ヒノキ以外の針葉樹も見ていきましょう。

▼スギ

こちらも日本の代表といえる木材です。

その特徴は軽量で変形が生じにくく、ほのかな甘い香りが特徴です。

軽いテーブルがいいという方は、スギでできているテーブルがおすすめですよ。

耐水性がよく真っすぐに伸びる材質であるため、家具だけでなく建築材や造船の材料など幅広く使われています。

▼パイン/マツ

テーブルなどに使われるパイン材は50種類以上もありますが、テーブルなどの家具に使われるのは、イエローパインやホワイトパイン、ロッジポールパインです。

扱いやすくお手ごろ価格の材質のため、テーブルをDIYしたい方からも人気を集めています。

一からテーブルを手作りするというのもいいですね。

北欧やカントリーテイストとも相性がよく、ナチュラルで温かみのある質感は、ダイニングテーブルにぴったりの材質です。

ただし、やわらかい材質なので、長期間使うためには丁寧に取り扱いましょう。

広葉樹の種類は?材質は?

続いては、ハードウッドと呼ばれる「広葉樹」について解説していきます。

広葉樹は硬くて重く、耐久性が高いのが特徴です。

目がしっかりと詰まっているため揺れに強く、傷も付きにくいため、長く使っていくテーブルであれば広葉樹で作られている物がいいでしょう。

それでは、テーブルに使われる広葉樹の材質と種類を解説していきます。

▼ナラ/オーク材

厳密にいうとナラとオーク材は違う木材ですが、色味や材質が似ていることから同じ分類として扱われることもあります。

耐水性に優れていることからキッチン周りの家具などに用いられ、重厚で傷が付きにくい材質です。

北欧家具を好む方達からも人気がある木材ですよ。

また、好みは分かれますが、虎斑(とらふ)という虎の毛並みのような模様があるのも特徴の一つでもあります。

「テーブルを買うなら長年使いたい」と思う方は、ナラでできているテーブルがおすすめです。

やわらかい材質のブナと重厚なケヤキ

ナラやオーク材以外の広葉樹の種類を見ていきましょう。

▼ブナ(ビーチ材)

硬いのに曲げやすいブナは、家具の材料としてもよく使われる木材です。

曲げやすいことからテーブルの脚やチェアの背もたれの曲木部分に使われているのをよく見かけます。

繊細なデザインの家具でも、加工がしやすいためブナが採用されていることが多いでしょう。

きめが細かくやわらかな材質のため、ベビー用のおもちゃでも使われていますよ。

白っぽい色味のため、北欧家具との相性もいいでしょう。

▼ケヤキ

大きく育つケヤキは硬くて重厚なため、お寺の建築や大黒柱、餅つきの臼や杵などに使われています。

こうしたことから、耐久性に優れている材質であることが伺えますね。

くっきりとした木目が美しく、多くの方達を魅了してきた木材です。

建築材や家具のほかにも、お椀などの漆器にも用いられています。

いい材質のテーブルにこだわりたいなら世界三大銘木

最後は、世界で良材として扱われている三大銘木についてお話しします。

いい材質でできているテーブルにこだわりたいという方は、ぜひ目を通してみてください。

▼ウォールナット

西洋で富の象徴とされていたウォールナットは高級感があるだけでなく、耐震性や加工性に優れており、今でも根強い人気があります。

反りや曲がりが少ないため、楽器を作る材料としても使われていますよ。

真っすぐな縦縞の木目で、深い色合いが特徴です。

ウォールナットは広葉樹の種類ですが、硬さは標準で手軽な家具にも使われています。

▼チーク

水や湿気に強い材質のため、豪華客船などに使われている高級木材です。

耐久性が高く、丈夫で硬いチークは長く使っていきたいテーブルにピッタリでしょう。

チークは時と共に表面が酸化して、独特な深い色合いに変化していきます。

こうした変化を楽しむことができるのも、チークならではですね。

▼マホガニー

市場にあまり出回らず、貴重な木材として価値があるマホガニーの特徴は、頑丈でありながら加工がしやすく、かつ軽量であることです。

経年劣化によってツヤのある赤みに変化することから、アンティーク家具に使われています。

縦縞模様の木目は「リボン杢」と呼ばれ、上品な雰囲気が魅力です。

材質を見て選ぶ

どんな木材を使い、どんな材質でできているのかを知ると、よりライフスタイルに合ったテーブルが選べるようになります。

水に強い物や耐久性がある物、経年劣化が楽しめる物など、材質によってさまざまな特徴があるからです。

もちろん、デザインや価格を重視しながらも、どんな材質でテーブルができているかを確かめてみてはいかがでしょうか。