収納は、あればあるだけ便利ですよね。
ちょっとした腰掛けにもなり、収納もできる「収納スツール」は今人気の家具です。
この収納スツールを自分で作ってみませんか?
DIY初心者でも、意外と簡単に作れます。
この記事では、カラーボックスで作る収納スツールのアイデアやDIY法などをご紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
カラーボックスをDIYで収納スツールにする様々なアイデア
収納スツールを作りたいのなら、「カラーボックス」を使うと簡単です。
手をほとんど加えなくても出来上がるものから、工具を使って加工するDIYのやり甲斐があるものまで、アイデア次第で様々なタイプのスツールが作れます。
まずは、DIYの簡単なものから、そのアイデアをご紹介していきましょう。
●クッションを置くだけ!簡単収納スツール
カラーボックスの組み立ては、付随の組立説明書どおりにDIYします。
あとは、出来上がったカラーボックスを横倒しにして置き、側面にクッションをのせるだけです。
クッションには弾力性のあるウレタン素材などを使うと、座り心地もしっかりし、へたりも防げるでしょう。
また、クッションのカバーを工夫するとスツール全体の印象が変わります。
布製にすれば温かみのあるスツールに、合皮にすればモダンでシックな印象になるでしょう。
収納空間には、ぴったり収まるバスケットや布製・紙製のインナーボックスを利用する方法があります。
インナーボックスは、カラーバリエーションも豊富でおしゃれなものがたくさん販売されているので、部屋のインテリアに合わせて選んでください。
また、扉つきのカラーボックスにステッカーやプレートなどを貼って、おしゃれにアレンジするのもおすすめです。
そのほか、空間に何も施さず、収納物をおしゃれにレイアウトして「見せる収納」にするのも一つの手です。
少し手の込んだDIY!カラーボックスに蓋をつけるタイプの収納スツール
ここでは、カラーボックス自体の組み立てのほかに、別途に用意した木材を使って作る収納スツールをご紹介しましょう。
●DIYで大きな蓋をつけて仕上げる収納スツール
収納面が上向きになるように、カラーボックスを横倒しにして置き、上面全体を覆う「蓋」をつけた収納スツールです。
既製品の収納スツールとして多く見られるのもこのタイプで、人気があります。
既製品の収納スツールでは、全面布張りや合皮張りのものが多く見られます。
ソファの足置きで使われるオットマンとして商品紹介されている場合もあります。
この蓋つきの収納スツールを、自分でDIYで作れたら嬉しいですよね。
DIYでの詳しい作り方は後ほどお伝えするので、ここではまず「アレンジ術」を見ておきましょう。
カラーボックスをDIYで作り変える収納スツールなら、天板や側面を自由にアレンジすることができます。
例えば、側面全体にレンガ調や木目調のリメイクシートを貼るだけでも、おしゃれ度がグッと上がります。
また手間はかかりますが、側面に木板を一枚一枚貼り合わせれば、高級感が出るでしょう。
さらに、選ぶ木材の色によってナチュラルやモダンなど、いろいろな印象にアレンジできます。
DIYに取りかかる前に!必要な道具を揃えておこう
ここからは、実際に蓋つきの収納スツールをDIYする方法についてご説明していきます。
まずは、収納スツールのDIYで必要な「道具」をご紹介しましょう。
【基本の道具】
・ビス
・プラスドライバー(電動ドライバー)
・きり
・ハサミやカッター
・タッカー
・えんぴつ
・定規
ビスとは、らせん状の溝があり先端が尖っているねじのことです。
ビスは回ながら締めていくので、抜けにくいのが利点です。
長さやサイズなど種類が多いですが、スツール作りでは「スリムな形状」でねじ山の間隔が「粗目」のものを選びましょう。
カラーボックスの板材は、柔らかめで薄いものが多いため、ビスをねじ込んでも板が割れにくい細いビスが合っています。
また、粗目のビスを使うことでしっかり食い込み、板から抜けにくくなります。
きりは、ビスを差し込む下穴開けに使います。
ハサミやカッターは、クッションのウレタンや布のカット用です。
タッカーは、ホッチキスの形状で、主に布を木などに固定するときに使います。
ドライバーは、ビスをねじ込む際に使います。
固い木材を使うときなど、女性の場合は特に、電動ドライバーがあると活躍するでしょう。
えんぴつや定規は、布やウレタンなどの裁断時に使えるように用意しておくとよいでしょう。
DIYの簡単な収納スツール!まずは材料を調達しよう
今回こちらでご紹介するのは、「すのこ」を利用した収納スツールです。
DIYの際には、以下の材料が必要です。
【蓋付き収納スツールの材料】
・3段のカラーボックス 1個
・木製のすのこ 1枚
・カットウレタン 適量
・布や合皮(クッションカバーに使う素材) 1枚
・蝶番 2個
カラーボックスは、シンプルなタイプを用意しましょう。
すのこは、蓋と座面の兼用部分となるため、カラーボックスのサイズに合うものを選びます。
サイズをぴったり合わせたい場合は、ノコギリを使って余分な部分を切り落としておいてください。
カットウレタンやカバーにする布も、すのこのサイズに合わせてカットしておきましょう。
蝶番は、扉などの開閉に使われる金具ですが、今回は収納部分の蓋に利用します。
収納スツールの場合、取り付けるすのこの厚みや幅に合わせて蝶番のサイズを選びましょう。
普通は、蝶番にねじが付属されていますが、ワンポイントとしてアクセントになる色を選びたいときは、別に用意して遊び心を加えてもよいでしょう。
カラーボックスとすのこを使った収納スツールの作り方
各種道具や収納スツールを作る材料が揃ったら、次の手順でさっそくDIYに取り掛かりましょう。
【作り方】
1.収納スツールの「蓋」の部分を作る
まず、カットしておいた布を敷き、その上にウレタン、すのこの順に乗せます。
このとき、どれも裏が上面にくるように置いてください。
布を、すのこの端に巻きつけるようにしてタッカーで留めます。
座ってもウレタンクッションがずれないように、タッカーは多めに留めましょう。
布にシワが寄らないように、伸ばしながら留めてください。
四つの角は、布を折り込んでしっかり留めるのがポイントです。
2.蓋をスツール本体に取り付ける
出来上がったすのこの蓋を、蝶番でカラーボックスに取り付ける作業です。
蝶番を留める位置を決めたら、ビスをねじ込む前にきりで下穴をあけておきましょう。
下穴をあけておくだけでビス留めも簡単になり、仕上がりもきれいです。
蝶番の取り付けは、蓋のほうから先に行います。
蝶番の付いた蓋をカラーボックスに重ね合わせ、位置を確認しながら取り付けましょう。
蓋を取り付ければ、収納スツールの完成です。
収納スツールにカラーボックスを使うときの注意点
これまで、カラーボックスを使った収納スツールのアイデアや作り方をご紹介してきました。
最後に、カラーボックスを使うときの注意点をお話しします。
カラーボックスは本来、「収納」を目的に作られた家具なので、人が座ることを考慮した設計ではありません。
そのため、強度も十分とはいい難いです。
あまり大人数で座ったり、座面で飛び跳ねたりしてしまうと、負荷が大きく壊れてしまうこともあるでしょう。
また、カラーボックスは設置する向きによって「強度」が変わってきます。
収納面を「横向き」に設置するより、「上向き」に設置するほうが強度が増します。
横向きは、上からの力に弱い構造となるため、グラグラしやすいでしょう。
それにより、カラーボックスのビス留め部分もゆるみやすくなってしまいます。
これに対して収納面を上向きに設置すると、4つの側面で支える構造になるため、上からの力に強くなります。
このようなことから、カラーボックスを腰掛けに利用する場合は、収納面を上向きに設置する蓋付きの収納スツールを選んだほうがより安心といえるでしょう。
カラーボックスを利用して収納スツールをDIYする際は、「強度」についても考慮し、どのようなタイプにするか決めましょう。
簡単DIYでおしゃれな収納スツールを作ってみよう!
収納もでき、ちょっとした腰掛にもなる収納スツールは、一つでも部屋にあると重宝するでしょう。
既製品を購入してもよいですが、好きなテイストにアレンジできるDIYで作る収納スツールもおすすめです。
カラーボックスに少し手を加えるだけで、おしゃれな収納スツールを作ることができます。
この記事を参考に、ぜひチャレンジしてみてくださいね。