リビングやダイニングには、だいたいテーブルが置いてありますよね。
テーブルの天板の素材によっては、お部屋の雰囲気がガラッと変わります。
そのため、テーブルの天板選びは慎重に行う必要があるのです。
今回は、テーブル天板におすすめの素材から選び方・それぞれの特徴まで徹底的にご紹介していきます。
テーブルの天板は木材がおすすめ?
テーブルを購入する際に気に掛けることといえば、天板の素材ではないでしょうか。
天板部分は、テーブルの大半の面積を占めるので、大きいものであればあるほど、お部屋の雰囲気を左右するものとなります。
現代ではガラスなどの加工技術が優れており需要が高まっていますが、やはり木材の天板は根強い人気を誇っています。
特に、木材ならではの温かみを求めているという方にはぴったりの素材です。
月日が経過することで一味違った風合いが出てくるという点も魅力のひとつとですね。
もちろん一口に木材といっても、さまざまな種類のものがあり、それぞれ雰囲気や特性が異なります。
昨今では、ネットショッピングなどで簡単に購入できますが、実際に目で見たり手で触ったりしてみることをおすすめします。
購入して家に届いてみたら、なんだかイメージと違ったということを避けるためです。
また、既存のものではなくDIYでテーブルを作る際も、天板選びは実際に見て触れて決めましょう。
テーブル天板の選び方は?
ここでは、テーブル天板の選び方についてお話しをしましょう。
●素材
これから詳しくご紹介しますが、まずは素材を決めます。
どのような雰囲気にしたいのか、予算はどれくらいなのかによっても、選ぶ素材は変わってきます。
●大きさ
大きさを決めましょう。
どのくらいの人数で使うのかを参考にします。
目安としては、横幅60センチ×人数で計算するのがおすすめです。
●厚さ
木材の厚みも決めなければなりません。
テーブルをお部屋のメインにし、重厚な雰囲気に仕上げる場合は厚めのものを選びます。
逆にあまり主張をさせたくない場合は、薄めのものを選ぶといいですね。
●バランス
お部屋のインテリアやカーテンと合わせても違和感がないか、しっかりとイメージしましょう。
大きいテーブルにすると、やはりお部屋のイメージを大きく左右します。
そのため、全体的なバランスを意識してください。
次は、先ほど少し触れた木材の種類についてご紹介します。
自然の風合いがいい!テーブル天板には無垢材がおすすめ
ここからは、木材の種類について大きく二つに分けて詳しくご紹介していきます。
それぞれの特徴を知り、テーブルの天板選びの参考にしてください。
●無垢材とは
無垢材は、自然で育った丸太から切り出したものです。
素材そのものが活かされている風合いが特徴で、自然な雰囲気のお部屋にしたいという方におすすめです。
もちろん、天然の木の香りもほのかにするので、リラックスした気分で過ごせるでしょう。
現代では、以下でご紹介する「集成材」という木材を使用することも多いですが、特別なこだわりがあるという方は住宅の構造材などにも使用しています。
そのほか、断熱性に優れおり、環境に左右されにくいので床材に使用されることもあります。
そして雰囲気や断熱性はさることながら、強度も年数が経つごとに増してきます。
しかし、反りや割れが起きやすい素材ともいえるので、その点は把握しておくといいですね。
無垢材の中でも、いくつか種類がありますが、こちらで代表的なものを二つご紹介しましょう。
・杉
自然な雰囲気を出したいのであれば、特に杉がおすすめです。
肌触りがよく、見た目がとてもきれいです。
・ヒノキ
温泉などで、ヒノキ風呂というヒノキでできたお風呂を見たことがありませんか。
自然の木特有の香りを楽しみたいという場合は、ヒノキがおすすめです。
集成材ってなに?DIYにおすすめのテーブル天板!
さきほどは、無垢材について詳しくご紹介をしました。
ここでは、集成材についてみていきましょう。
●集成材とは
集成材は、読んで字のごとく「集めて成り立つ木材」です。
ある程度の大きさの木材を接着剤で貼り合わせることで、一つの木材として成り立っています。
特徴としては、品質にばらつきがなく、強度が安定しているということが挙げられます。
また、無垢材と比べ安価なので、住宅の構造材など幅広く使われているものです。
加工がしやすいため、DIYでテーブルを作りたいという場合には、集成材の天板がおすすめでしょう。
もちろん、無垢材と同じような木の香りを感じることはできませんが、木材の自然な風合いを楽しむことは可能です。
では、集成材に使用される主な木材の種類を解説していきます。
・パイン材
家具選びをしている中で、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
日本では、松と呼ばれる木です。
中でも、北米産のものをパイン材と呼びます。
パイン材と一口にいっても、いくつか種類があるのが特徴です。
色味は白っぽい黄色で、やわらかい雰囲気です。
ナチュラルな雰囲気だけでなく、北欧チックな雰囲気が好きな方にとてもおすすめの木材でしょう。
木材によって雰囲気が違う?木材別の特徴
・ラバーウッド
ラバーウッドは、ゴムの原料となる樹脂が採れる木です。
本来は、樹脂のみが必要とされていたので、木そのものは廃材として扱われていました。
しかし、近年ではテーブルなどの家具にも多く使用されるようになっています。
また、成長が早いため、安価で手に入れることができます。
くせのない見た目で触り心地がよく、子どもの勉強机などでも人気が高い木材です。
あたたかみがありながらも、どのような雰囲気にも溶け込むという特徴もあります。
加工もしやすいので、DIYにもおすすめの天板素材でしょう。
しかし、少々耐久性に劣る面がデメリットといえます。
・ホワイトアッシュ
ホワイトアッシュは、広葉樹です。
運動用具の材料として多くとして使われてきました。
衝撃に強く、重硬なのが特徴です。
白く淡い風合いは、自然な雰囲気を存分に醸し出します。
北欧やヨーロッパのような雰囲気のお部屋にぴったりの木材でしょう。
買い替える前に!テーブル天板をリメイクしてみる?
テーブルの買い替えを検討している方もいるのではないでしょうか。
また、リサイクルショップなどで好みの大きさのものを見つけたけれど、どうしても天板が気に入らないということもあるかもしれませんね
そのような方は、DIYで天板をリメイクすることをおすすめします。
●カッティングシート
これは、とても簡単なリメイク方法です。
カッティングシートを貼るだけで簡単に雰囲気を一新できます。
テーブル天板に傷がついてしまったという方にもおすすめですね。
昨今は、とても安価で購入できるので、一度試してみてください。
●再塗装
まず、もともとの天板の塗装やニスを、ヤスリで剥がすところから始めるリメイク方法です。
好きな色に塗って、乾いたらニスを塗ったら完成です。
文章にするととても簡単に感じるかもしれませんが、想像以上に手間と時間が掛かるので、どうしても自分好みにしたいという方にはおすすめでしょう。
このほかにも、リメイクする方法はいくつかあります。
処分する前に、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
テーブルの天板選びは慎重に!
今回は、テーブル天板を選ぶポイントや木材による特徴などをご紹介しました。
テーブルは、どのようなものを選ぶかによってお部屋の雰囲気を大きく左右します。
自分のイメージがはっきりとある方は、今回ご紹介したことを参考にしてみてはいかがでしょうか。
まだはっきりとしたイメージができていないという方は、実際にいろいろなテーブルを見に行ってみるのもいいですね。