カーテンを束ねるときに使うカーテンタッセル。
カーテンを購入するとセットで付いていたり、市販のものがあったりしますが、手作りすることもできます。
この記事では、カーテンタッセルの作り方についてご説明します。
カーテンタッセルの使い方
カーテンタッセルとは、カーテンが広がらないようにまとめておくための、ひもや帯などのことです。
朝起きてカーテンを開けたときや、昼間に暖かい日差しを部屋へ取り入れたいときなど、使用される方も多いのではないでしょうか。
「タッセル」はもともと、衣類やカーテンの端に付けられる房飾りのことを指します。
しかし、「カーテンタッセル」というとカーテンをまとめるためのものを指し、房飾りの付いていないものも含むため、より広い意味で使われています。
このように実用性のあるカーテンタッセルですが、カーテンをまとめる機能だけでなく、インテリアとしての装飾機能にも注目されているのです。
おしゃれなカーテンタッセルを付けるだけで窓際が華やかになり、部屋の雰囲気を変えてくれるでしょう。
また、カーテンを開けてそのままにしているよりもカーテンタッセルで留めた方がきちんとした印象になります。
来客や家庭訪問など、人をお招きするときにも安心です。
カーテンタッセルは自分で簡単に作ることができるので、この記事でご紹介する作り方を参考に、オリジナルのカーテンタッセルを作ってみましょう。
カーテンタッセルにはどんな種類がある?
作り方を説明する前に、まずカーテンタッセルの種類について解説しておきます。
カーテンタッセルは、カーテンを束ねる方法によって4つのタイプに分けることができます。
一つ目は、フックタイプです。
窓際に取り付けられた「ふさかけ」という金具に掛けることでカーテンを束ねるカーテンタッセルです。
ふさかけがない窓の場合は、市販のふさかけを取り付けることができます。
木製や樹脂製のものもあり、粘着テープで簡単に付けられるので便利です。
二つ目は、クリップタイプです。
カーテンをクリップで挟んで留めるタイプのカーテンタッセルです。
手軽に使うことができ、カーテンを閉じているときはカーテンの端に留めておくこともできるので場所を取りません。
ただし、厚手のカーテンの場合は留めきれない可能性があるので不向きとも言えます。
三つ目は、マグネットタイプです。
カーテンタッセルの両端にマグネットが付いており、マグネットをくっつけることでカーテンを束ねられます。
強度のあるマグネットであれば、厚手のカーテンでもしっかり安定して束ねられるでしょう。
こちらも使わないときはカーテンの端に留めておくことができます。
四つ目は、ワイヤータイプです。
ワイヤーを曲げることによってカーテンをホールドするカーテンタッセルです。
自由に曲げて調整できるため、どんなカーテンでも束ねやすい万能タイプになります。
クリップやマグネットと異なり、カーテンに跡が付かないのも特徴です。
カーテンタッセルの作り方!どんな素材で作れる?
カーテンタッセルを自分で作るには、どのような素材を用意すれば良いのでしょうか。
最も簡単な作り方としては、リボンやひもを結んでカーテンを留めるという方法があります。
ラッピングに使われるリボンにも素敵なデザインのものがたくさんあり、それを蝶結びにしてカーテンを留めれば簡単にカーテンタッセルにすることができます。
麻ひもを編んで作ればカントリーな雰囲気でおしゃれになりますし、革ひもを使うのもシンプルでクールな印象になります。
また、布を使う作り方もあります。
元々カーテンを購入したときにセットになっているカーテンタッセルは、カーテンと同じ布で作られた幅広の帯であることが多いでしょう。
ここで、あえてカーテンとは違う素材や色の布を使うことによって、カーテンタッセルを印象的なものにすることができます。
編み物が好きという人には、レース編みで作るカーテンタッセルもおすすめです。
帯状に編んで、ふさかけに掛けるためのループを両端に付けるだけで、上品なデザインのカーテンタッセルができるのです。
また、ホームセンターなどで売っているワイヤーを折り曲げて作ることもできます。
黒いワイヤーを使うと、シックでおしゃれになりますよ。
ワイヤーを使う場合は端の始末をしておかないと、体やカーテンに引っ掛けてしまうので気を付けましょう。
おしゃれなカーテンタッセルの作り方は?
カーテンタッセルをおしゃれにするための作り方のポイントは、ワンポイントを付けることです。
例えば、カーテンタッセルの定番である房飾り。
これを手作りのカーテンタッセルに付ければ、豪華でフォーマルな印象になります。
他にも、大きめのボタンを付けるのもワンポイントになります。
カーテンタッセルの片端にボタンを付けて、もう片方の端をループにすれば、ループをボタンに掛けるだけでカーテンを留められ、使いやすさも抜群です。
花などのコサージュを付けてみるのも良いでしょう。
「結婚式で使った造花のコサージュを取っておいているけれど、使い道がない・・・」という方は、カーテンタッセルに付けてみてください。
とても華やかな上に思い入れの深いカーテンタッセルになりますよ。
また、ビーズをひもに通したり布に縫い付けたりするのもおしゃれです。
部屋に差し込む光を受けてキラキラと輝くアクセサリーのようなカーテンタッセルができるでしょう。
便利なマグネットタイプのカーテンタッセルの作り方
「窓際にふさかけがないけれど、賃貸なので自分で取り付けることができない」という方もいるでしょう。
そんなときに便利なのが、マグネットタイプのカーテンタッセルです。
なんと、これも手作りすることが可能です。
作り方としては、まずホームセンターや手芸用品店などでマグネットと、マグネットを裏に貼り付けられるものを2つずつ用意します。
マグネットを貼り付けるものには自分の好きなものを選べば良いのですが、木やボタンなど、広くて平らな面が多いもののほうが、マグネットを接着しやすいのでおすすめです。
マグネットを接着剤で貼り付けたら、それがカーテンタッセルの両端になるようにひもを取り付けて繋げば完成です。
ひもも接着剤を使えば簡単に取り付けられます。
カーテンを留めるときに外れてしまわないよう、強力な接着剤で取り付けてください。
部屋に合うカーテンタッセルを作るためのポイント
作り方がわかって、いざカーテンタッセルを手作りしても、実際に使ったとき部屋の中で浮いてしまい、ちぐはぐな雰囲気になってしまったら悲しいものです。
部屋に合うカーテンタッセルを作るにはどうすれば良いのでしょうか。
まずは、そのカーテンタッセルを使う部屋の雰囲気を元にしたデザインを考えることです。
例えば、子供部屋に豪華な房飾りの付いたカーテンタッセルを付けたり、寝室に元気で明るい色のカーテンタッセルを付けたりすると、ミスマッチになってしまうかもしれません。
部屋の用途やテイストを考え、それに応じたカーテンタッセルを作ることが大切です。
カーテンタッセルの色の選び方にもポイントがあります。
失敗しにくいのは、カーテンと同系色にすることです。
同系色ならカーテンとまとまってすっきりした印象になり、部屋の中に馴染みやすいでしょう。
もしくは、黄色のカーテンなら紺色のカーテンタッセルというように、思い切って反対色にするという方法もあります。
反対色にすることではっきりとした色の対比が生まれ、窓際を印象的に飾ることができます。
アイディア次第で個性あふれるカーテンタッセルに!
この記事では、カーテンタッセルの作り方についてご説明しました。
「この作り方が正解!」ということはなく、様々な素材を使って自由に作ることができるのが手作りの魅力です。
余り布や使い道のないボタンなどをおしゃれなカーテンタッセル作りに生かすこともできるでしょう。
ぜひ自分だけの、オリジナルなカーテンタッセルを作ってみてください。