お部屋のソファは、テレビや映画を観たり読書をしたりと、リラックスする空間には欠かせない家具と言っても過言ではないでしょう。
座ったときや、床に座ってもたれたときにソファがずれてしまうと、元の位置に戻す手間が掛かりますし、床面への傷も気になります。
今回は、ソファの滑り止めについてまとめてみました。
たくさんの滑り止めが販売されている中から、100均の滑り止めを取り上げていきます。
ソファに滑り止めは必要?
お部屋の中でゆっくり寛ぐスペースとして、ソファを配置されている方は多いと思います。
ソファはどんな状況でずれやすくなるのでしょうか。
同じ家具でも本棚などはずれませんし、4本脚でソファとよく似た形状のベッドも、使用する度にずれて困るということは少ないですよね。
ソファがずれやすいのは重量が比較的軽いことと、腰かけたり横になったり、1日で使用する頻度が多いことが要因であると言われています。
また、ツルツルとしているフローリングはどんなソファでも滑りやすいと言われています。
重量も関係しますが、床面に直置きタイプのソファでしたら畳やカーペットを敷いた床面でも、勢いよく座ったときや床面に座ってもたれたときなどに、ずれてしまうことももちろんあります。
ソファがずれると、もとに戻す手間も掛かりますし、フローリングはもちろん、畳やカーペットが傷む原因にもなってしまいます。
このようなことからも、かなりの重量のソファであったり、壁に寄せて配置している場合以外は、基本的にソファには滑り止めを使用することをおすすめします。
さて、ソファに使用する滑り止めは、100均やホームセンター、家具店やネット販売とあらゆる場所で販売されています。
たくさんある商品の中から、今回は100均の滑り止めについて考えていきます。
ソファの滑り止めにはどんな種類があるの?
前章で触れましたが、ソファに使用できる滑り止めには100均で手軽に手に入るものから、少し値が張るものまで様々なものが販売されています。
まずは、その代表的なものを素材別にご紹介してみます。
●ゴムマット・・・ゴム素材でソファの脚の下に置いて使用し、滑り止め効果に優れています。
粘着テープなどがなくても置くだけでしっかりとソファがずれるのを防げるため、床の素材を選ばず、賃貸のお部屋などでも利用できるとされています。
●シリコンマット・・・シリコン製で滑りにくく、床面に色移りすることもありません。
花柄などのデザインが施されたものもあり、お部屋のインテリアに馴染みやすいとされています。
また、様々な形状の滑り止めがありますので、こちらも簡単にご紹介しておきます。
●シートタイプ・・・メッシュ状のシートタイプが代表的とされています。
サイズが大きいのが特徴で、好みのサイズにハサミなどでカットして使用します。
●シールタイプ・・・ウレタン樹脂やポリエチレンなどを素材としたものが多いとされていて、裏面に接着シールが付いています。
ソファの脚部分に貼り付ける小さなものから、15cmほどの正方形や長方形のものまで、様々なサイズ展開があります。
ソファに100均の滑り止めを使用するメリットは?
たくさんある商品の中から、ソファのずれ防止のために100均の滑り止めを選んで使用するメリットは、どんなところにあるのでしょうか。
まず、考えられるのが低価格であることです。
100均では一部の商品を除くものの、ソファの滑り止めが100円で購入できることは言うまでもありませんよね。
たとえ購入後使用してみて、あまり効果がなくてもそれほど悔やまずに済みますし、「とりあえず」の急場しのぎのアイテムとして利用できます。
どのタイプのものがいいのかをまずは100均の滑り止めで試すというように、手軽に購入できるのが利点と言えるでしょう。
また、1つのアイテムに対して、カラーやサイズ、デザインなどのバリエーションが豊富なこともメリットとして挙げておきます。
100均の滑り止めと言っても、各販売店によって少しずつ特徴があることも魅力の1つと言えますね。
ソファに100均の滑り止めを使用するデメリットは?
100均で購入できるソファの滑り止めを使用するデメリットも考えてみましょう。
ホームセンターや家具店、ネット販売などで販売されている商品の中には、高価格と感じるものもたくさん出回っています。
このような商品は、素材へのこだわりや高い技術を伴って開発、製造されているとされ、滑り止めとしての高い効果を発揮できるものと考えられます。
やはり、ある程度の価格で販売されている商品と比較すると、100均の滑り止めの効果が低いと感じる方も少なくはないということが1つのデメリットになります。
また、シールタイプの滑り止めが剥がれやすかったり、ゴム製やシリコン製のマットの効果がだんだん薄れてきたりというように、耐久性が低いというデメリットも挙げられます。
しかし、「そこそこの値段で購入した商品より、100均で購入した滑り止めの方がソファのずれ防止に役立った」という意見もあります。
お部屋の床面の素材や、お使いのソファの形状、素材、重量、ソファの使い方や頻度によっても滑り止めの効果は様々ですので、これらのデメリットは参考までに把握しておきましょう。
ソファに100均の滑り止めを使ってみよう!
ここでは、実際に100均の滑り止めにはどんなものがあるのか、ということをご紹介しておきましょう。
まずは、滑り止めの定番とも言われているメッシュ状の滑り止めシートです。
カラーやサイズ展開が幅広いことが特徴で、好みの大きさにカットして使用できるため、ソファ以外にもカーペットやキッチンの食器棚から車のダッシュボードにまで、あらゆる場所で利用することができます。
次に、滑り止めマットもソファのずれ防止アイテムとして人気の商品です。
正方形や長方形、角をとったものなど様々な形状のものがあり、サイズが小さめなので、そのままソファの下に置いて使用できます。
こちらもハサミなどで簡単にカットできますので、さらにサイズを微調整することも可能です。
滑り止め付きのフェルトクッションなども、ソファの滑り止めに便利なアイテムです。
素材に柔らかなフェルトを使っていることから、フローリングなどに重宝し、滑り止め且つ、傷防止効果も期待できます。
100均のこんなグッズもソファの滑り止めに使える!
100均には、滑り止めアイテムとして販売されていない商品でも、ソファのずれ防止に役立つものがたくさんあります。
その中のほんの一部をご紹介してみましょう。
1つ目は耐震マットです。
本来は地震で倒れるのを防ぐために、本棚や食器棚など重量のある家具の下に敷いておくアイテムになります。
この耐震マットは熱可塑性のポリウレタンを使用していて、粘着性がありながらも貼り直しができ、ご自分でのカットも可能とされています。
この特徴から、ソファの滑り止めにも適したアイテムだということが分かりますよね。
また、水洗いができるのも、埃が溜まりやすいソファの下に使用する滑り止めとしては嬉しい特徴と言えます。
2つ目は、裏面に接着テープが付いたマジックテープです。
手芸用として使用されることが多いマジックテープですが、裏面に接着テープが付いていることで、ソファのずれ防止としても使用することができます。
使い方としては、接着テープ部分を床面とソファの下に貼り付け、それぞれをマジックテープで固定するだけです。
接着テープを床面に貼ることに抵抗があるようでしたら、先に弱粘性のマスキングテープを貼り、その上から使用する方法をおすすめします。
まずはお手軽な100均の滑り止めを試してみよう!
ソファの滑り止めをいざ購入しようと思っても、たくさんの種類があって悩んでしまいますよね。
購入したものの、使ってみたら効果があまりなかったというような、苦い経験をされた方も少なくはないでしょう。
100均の滑り止めは種類が豊富なだけでなく、サイズやカラーも豊富でお部屋のインテリアに合わせやすいうえに100円と魅力がいっぱいです。
まずは、100均の滑り止めで試してみることをおすすめします。