近年は素材にビーズを使用したクッションが人気を集めていますが、その筆頭でもあるのが無印の「体にフィットするソファ」ではないでしょうか。
こちらのソファは、SNSなどでその快適さが急速に広まり「ヒトをダメにするソファ」として認知されるほどになりました。
ここでは、無印の体にフィットするソファが本当におすすめの商品なのか、ヘタリが出た時にはどうすれば良いのかをご紹介します。
ビーズソファの購入を考えている方は必見です。
無印の体にフィットするソファは種類がたくさん!
無印の体にフィットするソファというのは、その名の通り体をもたせかけると形が変形して体にしっかりとフィットしてくれるビーズソファのことです。
座り心地はとても良いのに、置き型の一般的なソファとは違い簡単に手で持って移動することができるので、ソファを置けない狭いお部屋の方にも人気の高い商品です。
ウレタンでできた極小の微粒子ビーズがふんだんに入っていて、ストレッチ性のあるニット地で包まれているので良い具合に沈み込んで体をしっかりとホールドしてくれるのです。
こちらのビーズソファは、座った時にちょうど一人掛けのソファサイズになるタイプが一番知られていますが、実はサイズ違いの小タイプとクッションタイプもあります。
全身を預けて使用したいのであれば、やはり一番大きなサイズのものをおすすめしますが、小柄な方や座って使用する方は小タイプでも十分にくつろぐことができます。
ただし、小タイプとクッションタイプはカバーのカラー展開が少なくシンプルな色味なので、インテリアとして楽しむことは難しいかもしれません。
その点、一番大きなサイズは緋色やけしずみなど絶妙な色味のものもありますのでインテリア性が高く楽しむことができますね。
次の項では、無印のビーズソファの様々な使い方についてご紹介します。
中がビーズだから様々な使い方ができる!
無印のビーズソファが人気の高い理由は、その多様な使い方にあります。
一般的な置き型のソファも座ったり寝転んだりと自由な使い方ができるのですが、ソファ自体の形が変わるわけではありません。
しかし、中がビーズのソファだと体の預け方によって形が変わるので、様々な使い方ができるのです。
無印のビーズソファにはかたい面とやわらかい面があり、横置きにするとかたい面がサイドにくるので広がりすぎず、座った体勢をしっかりと支えてくれます。
一方で、縦置きにするとこんどはやわらかい面がサイドにくるため、ソファがゆるく円状に広がるので体を預けると深く沈み込むことになります。
のんびりと仮眠をしたい時などは、完全に体を預けられるほうが気持ち良さそうですね。
また、無印のビーズソファには小タイプやクッションタイプがあることをさきほどご紹介しましたが、これらとセット使いをするのも人気の高い使い方です。
例えば、大きなソファに体を預けて小タイプのソファをオットマン代わりにする方法や、クッションを肘置きにする方法などもあります。
完全にベッドのようにくつろぎたい方は、大きなソファをふたつ繋げて寝転がるという使い方をしている方もいます。
リビングで使っても良し、自室に持って行って使っても良しの万能アイテムともいえますね。
無印のソファの寿命は?ヘタリが出た時の対処法
さて、無印のビーズソファが使いやすく快適なことは分かりましたが、気になるのはその寿命です。
無印のビーズソファはブログでも度々紹介されていますが、使っている方を悩ませているのが経年劣化による「ヘタリ」といえるでしょう。
中が微粒子ビーズであることに加えて伸び縮みする生地であることもあり、ビーズソファはだんだんと形が崩れてきて最終的には床への底付き感が出てきてしまうのです。
もちろん、使用の仕方によってヘタリ具合は変わってきますが、早い方だと「1年くらいで座りにくくなった」という方がいれば、「5年以上使っていたら底付き感が出た」という方もいらっしゃいます。
しかし、これは何も無印のビーズソファに限ったことではありません。
一般的な置き型のソファでも寿命は3~6年ほどだといわれていて、使える長さは金額と比例するともいわれています。
何十万円もするソファであれば10年以上使用しても劣化しにくいものもありますが、数万円程度のものならば10年はもたないと考えられています。
つまり、金額的に考えても数年の使用でヘタってしまうことは仕方のないことだといえます。
できるだけ長く使用するためには、使い方に工夫をする必要があるでしょう。
次の項では、無印のソファにヘタリが出た時の対処法をご紹介します。
無印のソファのヘタリにはどう対処する?ビーズの補充はできる?
無印のソファがヘタる時は、主にふたつ理由が考えられます。
ひとつは長く使っているカバーが伸びきって広がってしまうこと、もうひとつは中のビーズが何度も潰されたことによってカサが減っていることです。
まず、簡単な対処法としてはカバーを洗濯することから始めてみましょう。
日常の洗濯でも、洋服が伸びてしまった時に洗濯をすることで元に戻るということはよくありますよね。
洗濯をしてもあまり効果がない時は、すでにカバーが耐用年数を超えていることが考えられますので、新しいカバーに交換してみましょう。
交換時は、綿デニムのカバーを選ぶとヘタリが改善されやすい傾向にあります。
そして、もうひとつの方法としては潰れたビーズの補充をすることが挙げられます。
ただし、ビーズの補充はヘタリを直すために効果的な方法ではありますが、無印のソファではおすすめできません。
無印のソファは、元々ビーズを補充できる商品として作っていないため、中身を補充するためのファスナーなどが付いていません。
縫い目をほどいてむりやり補充することはできなくもありませんが、中の微粒子ビーズは静電気によりすぐに舞い上がって部屋中に散らばることが予測されます。
また、苦労をしながら補充をしたとしても、補充するビーズ自体は思ったよりもたくさん必要になりますし、その分の金額と手間のわりに完全に復活することは難しいといえます。
中がビーズのソファの場合、交換に対応していない商品は買い替えたほうが安心でしょう。
外側のカバーはそのまま使用できることもありますので、処分しないでとっておきましょう。
無印のビーズソファのお手入れ方法は?
無印のソファをできるだけ長く使用するために、普段からこまめにお手入れをするようにしましょう。
無印のソファはその特性から、人の体が広範囲で密着します。
そのため、付着した汗や皮脂により劣化が早まったり、汚れてしまうことが考えられます。
定期的に風通しの良い場所へ移動し、クッション本体を陰干ししてカバーは洗濯するようにしてください。
日当たりの良い場所で使用したり干したりすると、紫外線により劣化が早まることも考えられます。
日当たりの良い場所は避けて使用するようにしましょう。
また、普段使用する時もずっと同じ面を使用していると、その部分の生地だけ劣化が早まり伸びきってしまいやすくなります。
毎日使用する面を変えたり、座り方を変えることで一部の生地に負担が掛かることもなくなりますので、意識して使い方を変えてみるようにしましょう。
そして最後にもうひとつ、できるだけ丁寧に取り扱うようにすれば劣化を抑えることができます。
移動する時に投げ落としたり、乱暴な扱いをすると当然ビーズが潰れたり生地が劣化することは考えられます。
特に、小さな子どもがいる家庭では、サイズを考えると子どもの遊び道具になってしまう心配があります。
くれぐれもソファの上で飛び跳ねたりジャンプして座ったりしないように、注意が必要でしょう。
無印のビーズソファは総合的に見てやはりおすすめ?
ここまで、無印のビーズソファの種類や使い方などをご紹介してきました。
こうして総合的に見ると、無印のビーズソファは快適で、ほとんどの方におすすめできるビーズソファだと考えます。
例えば、一人暮らしだと置き型のソファのような大きなものは必要でないことが多いものです。
搬入や搬出の手間も考えると、無印のビーズソファを選んだほうが快適に過ごすことができそうです。
また、リビングがそれほど広くない家の場合には、移動できて気持ち良く座れるビーズソファのほうが使い勝手が良いでしょう。
前述した通り、ヘタリについてはどの商品にも見られる自然な劣化ですので、金額と併せて考えても決して損をする買い物ではありません。
では、無印のビーズソファが向いていない方というのはどんな方なのでしょうか。
それは、特に大柄な方や平均以上に体重の重い方が挙げられます。
ビーズソファの中身に使われている微粒子ビーズは、その名の通りとても小さなビーズです。
純粋に体重の重い方が使用することで、どうしてもビーズは潰れやすくなりますし、底付き感も出やすくなります。
置き型のソファと比べて変形する分、生地に掛かる負担も大きくなります。
筋肉質で体格の良い方などは、置き型のソファを選んだほうが良いかもしれません。
無印のビーズソファを長く大切に使おう
無印のビーズソファは、一度使ったら立ち上がるのが困難になるほど快適で気持ちの良いソファです。
サイズ感も丁度良く、お部屋のインテリアを損なうこともありません。
日々のお手入れをしっかりと行い、無印のビーズソファをできるだけ長く大切に使うことができるようにしましょう。