枠組みから座面や背もたれが取り外せるソファなら、カバーを作り直すだけで簡単にソファのDIYができると言われています。
準備するものやカバーを作る際の手順を簡単にまとめました。
また、カバーに使用する生地の選び方についても取り上げています。
背もたれや座面のクッション部分から作る方法や、既製品のクッションを利用する方法など、ソファのDIYを幅広くご紹介していますので参考にしてください。
取り外し可能なソファクッションでDIYしてみよう!
ソファを長く使用していると、クッション部分の汚れが目立ってきたり、中のクッション材がへたってきてしまいますよね。
また、引っ越しなどの際に、新しいお部屋のインテリアの雰囲気に今お使いのソファが合わないこともあります。
まだまだ使うことはできても、デザインやカラーに飽きてしまっている方も少なくはないでしょう。
ソファには様々な種類のものがあります。
1人掛けソファやラブソファと呼ばれる小型のもの、足を伸ばせるシェーズロングソファ、大型のコーナーソファをはじめ、背もたれの高いハイバックソファや座面の高さが低く設定されたローソファなどが挙げられます。
これらの中で、背もたれや座面のクッション部分が枠組みから取り外せるものであれば、手軽にDIYすることができると言われています。
クッション部分のカバーにファスナーがついて取り外せるタイプなどでしたら、そのカバーのみを作り変えるだけでもいいですよね。
ソファの買い替えをお考えの方に必見のDIY方法についてご紹介します。
簡単にソファクッションをDIY!用意するものは?
枠組みから取り外しの可能なタイプのソファクッションでしたら、カバー部分を取り外せるようになっているのが一般的です。
基本的には、ファスナーが付いているタイプと付いていないタイプに分類されます。
カバーのみをDIYする場合は、ファスナーを取り付ける作業を省くことでより簡単に仕上げることができます。
カバー作りに取り掛かる前に、まずは、準備しておくものをまとめておきましょう。
●ミシン
●糸
●生地
たったこれだけで、カバーを作ることができます。
ミシンをお持ちでない方はもちろん手縫いでも構いませんが、サイズの大きなソファのカバーを作るため、ミシンを使用した方が楽に作業を進めることができると言われています。
仕上がりも既製品のように美しくなりますよ。
生地に関しては、もとのソファクション部分のパーツを参考に採寸し、ぬいしろ分を考慮して少し大きいサイズのものを準備するといいですね。
カバーに使用する生地の種類でソファの雰囲気が変わる!
今お使いのソファを手軽にDIYする方法としてカバーの作り替えをご紹介していますが、ここで仕上がりを左右する生地選びについて考えてみましょう。
まずは、インテリアの雰囲気に合わせて生地の素材やカラーを選んでみることをおすすめします。
例えば、ナチュラルテイストのお部屋ですと、コットンやリネンなどの優しい印象を与える生地などが合いそうですよね。
このような生地は、洗って使用できることも魅力の1つと言えます。
また、機能性を考慮して生地を選ぶのもおすすめです。
撥水、防水、吸汗速乾性などの高機能な生地がたくさん販売されています。
このような種類の生地を選ぶことで、中のクッション材まで汚れが染み込んでしまうことを防ぐことができ、ソファのメンテナンスがとても楽になりますよ。
さらに、ご家庭にあるものでうまくリメイクしてみるのも1つの方法です。
履かなくなったデニムパンツをリメイクしてデニム生地のカバーを作るのもいいですよね。
ソファクッションのカバーに使用する生地選びから楽しんで、自分だけの素敵なソファDIYにチャレンジしてみましょう。
背もたれも部分のクッションも作ってみよう!
カバーの取り外しが難しいタイプのソファでしたら、背もたれ部分のクッション自体からご自分でDIYに挑戦してみるのもいいですよね。
もとのソファのサイズを参考にできるので、意外と簡単に仕上げることができるでしょう。
また、より手軽さを求められる方にはソファの背もたれ部分に、既製品のクッションをそのまま使用する方法もおすすめです。
好みの柔らかさのクッションを購入し、ソファの枠組みの上に並べて設置するだけですので、あっという間にソファの背もたれが出来上がります。
クッションに取り付けるカバーにこだわって手作りすると、素敵なソファができるでしょう。
クッションカバーを数個作るだけなので、ミシンがなくても手縫いで仕上げることもできます。
手芸がどうしても苦手という方でしたら、既製品の可愛いクションカバーをそのまま使用してももちろん構いません。
座り心地のよいクッション材やカバーの生地選びなどにこだわって、世界に1つだけのソファを作ってみましょう。
座面は中のクッション材から新調してもOK!
長い間使用しているソファの座面はどうしてもへたりやすいため、座面内のクッション材から新調するのもおすすめです。
座面部分を枠組みの上に載せているタイプのソファの場合、材料さえ揃えることができれば、座面自体を作り直す作業はそれほど困難なものではないと言われています。
DIY用のウレタンが販売されていますので、枠組みに合わせてカットし、座面の中材として使用してみるといいですね。
座面の厚みが足りないようなら、ウレタンを2枚重ねて使用してみましょう。
こちらも、もとのソファの座面サイズを参考に採寸すれば作業をスムーズに進めることができます。
座面内のクッション材のサイズが分かれば、あとはカバーを作るだけです。
基本的には、背もたれ部分のクッションのカバーの生地と同じものを選ぶことをおすすめします。
異なる生地を選ぶ場合は、背もたれ部分のクッションカバーの素材やデザインとのバランスをしっかりと考慮しておきましょう。
ソファクッションの簡単DIYにチャレンジ!基本的なカバー作りの手順は?
最後になりましたが、ソファの背もたれや座面部分のクッションに取り付けるカバーの作り方の手順を、簡単にご説明します。
①お好みの生地をソファのクッションをもとに採寸し、カットしていきます。
折りしろや縫いしろなどを加えたサイズを採寸し、各パーツごとに生地の裏側に線を引いてからカットしていきましょう。
②クッションの中材を出し入れする口部分には、生地の重なり分を足して採寸しカットしておきます。
この部分にファスナーなどを取り付ければ、より使いやすいカバーになります。
③②で余分に採寸しておいた生地の両端の口部分をそれぞれ2つ折りし、折ったところの真ん中をミシンで縫っておきましょう。
④①でカットしておいた各パーツを、③に中表にして合わせ固定しておきます。
口部分は、生地の長い方を上にして重ねて固定しておきましょう。
カバーのマチ部分は、パーツの1辺ずつを立体的にきちんと固定することで仕上がりが美しくなります。
⑤各パーツをしっかりと縫い付けていきます。
生地がほつれないように、端をジグザグ縫いしておくといいですね。
⑥ミシン掛けが終わったら、生地をひっくり返してクッションの中材を入れて完成です。
背もたれ、座面部分のクッションサイズに合わせて上記の方法を参考にカバーをリメイクするだけで、簡単にソファをDIYすることができます。
今あるソファにひと工夫!ソファのDIYにチャレンジしてみよう
家具の中でも大きいソファをDIYするというと、どうしても大掛かりな作業をイメージしてしまいますよね。
しかし、枠組みから背もたれや座面部分のクッションを取り外せるタイプのソファなら、意外と簡単にDIYが可能です。
クッションの中材から作りかえてもいいですし、既製品のクッションをそのまま使用しても、カバーを自作すれば新品のようなソファの完成です。
自分だけのソファ作りを楽しんでみましょう。