カラーボックスでソファやベンチができる?作り方をご紹介!

最終更新日:2020/01/25

カラーボックスをご存知の方は多いでしょう。

一般的な使い方は、ものを収納するために縦に置いて収納しますよね。

こちらの記事では、安価で便利なカラーボックスを使って、ソファやベンチの作り方をご紹介していきます。

必要なツールや、作り方のポイントなどにも触れますので、ご自宅にぜひDIYで取り入れてみてはいかがでしょうか。

カラーボックスとは?種類や材質・購入場所について

カラーボックスと聞いて、その使い方は本棚であったり、細々としたものを収納するものであったり、人によって思い浮かぶ用途は様々だと思います。

カラーボックス自体にもいろいろ種類があり、サイズ、色、材質、棚の数、扉の有無なども選べます。

よく使われるサイズは、棚が2段か3段のもので、高さが60cm前後か88cm前後のものです。

また、棚が固定されて完成の状態で売っているタイプや、自分で組み立てて金属製のダボを用いて棚板を好きなところに設定できる可動棚タイプがあります。

組み立てる場合でも作り方は簡単なので、女性でも楽にできるでしょう。

カラーボックスが安価な理由は、細かい木のチップを圧縮して固め、板に形成したものが使用されているためです。

軽くて扱いやすいものの、普通の木材でできた板よりも柔らかくて崩れやすいので、釘やビスを使用するときには注意しなければなりません。

DIYの素材としては、棚が固定されているタイプのほうが強度面でより安心でしょう。

身近なところでは、ホームセンターや家具店、インテリア系の量販店で簡単に手に入れられます。

昨今では、ネット通販店も豊富に取り扱っているので、好みのものが見つかるでしょう。

こちらの記事では、このカラーボックスを使ったソファやベンチの作り方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

カラーボックスでソファを作るなら!簡単DIYに必要なツール

カラーボックスを使ったソファの作り方に触れていく前に、DIYするにあたって手元に必要な道具があるかチェックしていきましょう。

1.ドライバー、電動ドライバー、キリ

カラーボックスに使われる素材は前述の通り柔らかくて崩れやすいので、ビスを締めたり緩めたりする道具にプラスして、下穴をあけるためのキリを用意することをおすすめします。

2.ビス

カラーボックスを組み立てる用に添付されていることが多いですが、手元にいくつかビスがあると便利です。

ビスの選び方としては細く、ネジの目が粗いもので半ネジのものを選ぶとよいでしょう。

木ネジでも大丈夫ですが、コーススレッドと呼ばれる粗目造作ビスであれば、下穴が不要なうえに堅いため電動ドライバーにも向いていておすすめです。

3.はさみ、タッカー、のこぎり、カッター

ソファやベンチの座面を作る際に必要なツールです。

はさみとカッターは座面の布やスポンジといった柔らかいものを切る際に、のこぎりは板を切る際に必要です。

また、タッカーは大きいホッチキスといったツールで、布や木などを留めるときに役立ちます。

4.木工用ボンド

布や木を接着したいときに使います。

向きにもこだわる!ソファやベンチの作り方のポイント

カラーボックスを活用したソファやベンチの作り方において、いくつか覚えておきたいポイントがあります。

早速ご紹介していきましょう。

●向きによって強度が変わる

カラーボックスを使ってソファやベンチを作るなら、強度を考える必要があります。

使用する人間の体重によっては、耐荷重が十分でないことが予想されます。

そのため、カラーボックスを横にしたソファの作り方では、収納面を横向きにするより収納面を上に向けたほうが、より強度があるのでおすすめです。

●向きによって「見せる収納」か「隠す収納に」

先に述べたように耐荷重を考える必要がありますが、収納面を横にした場合のソファは見せる収納として活躍します。

子供部屋のおもちゃを片づけられたり、本を収納してその上で座って本を読んだりもできます。

収納面を上に向けた場合は、隠す収納の機能が付いたソファやベンチとして活躍します。

子供が一人で片づけたり、ものの出し入れがしやすくなったり、人の出入りが多い場所で使いやすかったりと使い方に幅が出ますね。

このようなポイントから、ご自宅での使用目的によって作り方も変わってくることが分かります。

子供部屋におすすめ!カラーボックスソファの作り方

では早速、簡単にできるカラーボックスを使ったソファの作り方をご紹介していきましょう。

はじめに子供部屋におすすめしたい、2段のカラーボックスを使ったソファベンチの作り方です。

【材料】

・カラーボックス(できれば棚板が固定されているタイプ、2段のもの)
・ジョイントマット8枚
・座面の布
・合板(カラーボックス側面の大きさと同じサイズのもの)
・ビス(2.5mm以下のもの)

【道具】

・電動ドライバー、キリ
・タッカー
・はさみ、カッター
・木工用ボンド

【作り方】

①ジョイントマットを2つつなげて合板の下にし、はみ出る余分なところをはさみやカッターでカットします。

場合によって角や端が欠けるときはボンドで接着します。

②カット済みのマットを計4つ作ります。

③座面の布、マット4枚、合板を重ねていきます。

④布でマットと合板を包むようにし、布の重なった部分などをタッカーで固定していきます。

⑤「④」でできた合板の上にカラーボックスをのせ、キリで下穴をあけ、電動ドライバーでビスをつけて固定していきます。

⑥ひっくり返して完成です。

大きさがコンパクトで子供部屋向けですが、玄関などに設置すれば靴を履くときにも便利に使えるかもしれませんね。

座面が開閉できるソファベンチ!簡単な作り方をご紹介

こちらでは隠す収納ができる、カラーボックスを使ったソファベンチの作り方をご紹介します。

【材料】

・カラーボックス(3段タイプ)
・すのこ(カラーボックスの座面に合うような大きさのもの)
・カットウレタン(すのこの大きさより少し大きめのもの)
・座面の布
・蝶番2つ(できればビスの付いたもの)

【道具】

・電動ドライバー、キリ
・タッカー
・はさみ、カッター
・定規など

【作り方】

①ウレタンをカッターや定規を使ってカットします。

カットの際はすのこより少し大きめにカットするとよいでしょう。

②布、ウレタン、すのこの順に置き、座面の布をはさみやカッターで適度な大きさにカットします。

③布でウレタンとすのこを包み、タッカーで布をすのこに固定していきます。

④「③」でできたすのこの座面に電動ドライバーやキリを利用して蝶番を取り付け、その後さらにカラーボックスに取り付けて完成です。

なお、座面に使用する材料は、すのこ以外にも厚みのある天板を用意すれば代用可能です。

さらにキャスターを付けたら、より使いやすそうですね。

また、ウレタンは選ぶ素材や枚数でも座り心地が変わり、板とウレタンの間にシリコンゴムを挟むと、座ったときにずれにくくなりますよ。

カラーボックスで色々作れる!そのほかのアイディアは

カラーボックスはアレンジ次第では、大きいソファや、他の家具へとDIYで変えられます。

いくつかDIYのアイディアをご紹介していきます。

●大型ソファ

作り方は前項のソファを大きくしたようなイメージです。

2段タイプのカラーボックスを5つほど組み合わせ、2×4の木材7本を天板に使用します。

背もたれ側の木材をカラーボックスに固定して、残りの木材は一枚板にして蝶番で固定し蓋にします。

座面は布団カバーにマットや座布団などを入れてもいいですし、お好みのクッションなどを置いてアレンジができます。

●チェスト

カラーボックス2つと、天板、扉、ネジ付き蝶番、一文字金具、強力両面テープ、取っ手を用意します。

カラーボックスを2つ縦に並べて裏を一文字金具で連結して固定し、天板を強力両面テープで貼り付けます。

扉にはあらかじめ取っ手を付けておき、その扉をカラーボックスにネジを使って蝶番を取り付けたら完成です。

蝶番は段数分使用すると強度面でより安心でしょう。

●ベッド

ソファの作り方と同じように、強度面を考慮して収納面を上向きにしたほうがよいでしょう。

ベッドをDIYする際には、湿気に弱いカラーボックスを守るためにも、すのこを間に挟むようにします。

好みの幅と長さのカラーボックスを用意し、そのサイズに合わせてすのこをカットしましょう。

除湿シートを併用すると、より湿気対策ができるのでおすすめです。

カラーボックスの上にすのこを置いて、布団を敷けば完成です。

カラーボックスはアイディア次第で様々な家具に!

安価に購入できるカラーボックスを使った、ソファの作り方をご紹介してきました。

思っていたよりも簡単にDIYできることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

カラーボックスの数を増やせば、長くしたり、幅を広くしたり、アレンジが可能です。

アイディア次第でソファ以外の家具も作れるので、挑戦してみてはいかがでしょうか。