個性的なソファもおしゃれに!北欧ブルーとイエローの使い方

最終更新日:2020/02/14

北欧風インテリアは、近年日本でも人気が高く、インテリアショップなどでも多く見かけるようになってきました。

北欧風インテリアは、ブルーやイエローなどのアクセントカラーを上手に使いこなすことが大切ですが、ソファや壁紙などに使うのは勇気がいりますよね。

北欧風インテリアに欠かせないブルーとイエローの使い方をご紹介します。

北欧風とはどんなインテリア?

インテリアや家具のことを調べると、「北欧風」と目にすることが多くありませんか。

「北欧風インテリア」とよく聞くけれど、どんなインテリアなのか詳しくわからない人も少なくないかもしれません。

北欧風インテリアは、英語では「スカンジナビアンスタイル」といいます。

スカンジナビア半島付近の、主にスウェーデン・ノルウェー・フィンランド・デンマークの4つの国で育まれてきたインテリアのスタイルのことです。

北欧風インテリアとはスカンジナビア半島で見られるインテリアのスタイル、といわれても具体的にピンとこないですよね。

では、その特徴を見てみましょう。

北欧風インテリアの基本的なスタイルは、「シンプル」と「ナチュラル」です。

合理的で機能的、かつ大量生産ができるように、シンプルなデザインのものが多いです。

しかし、冷たさを感じさせないぬくもりを持ちます。

北欧の国は自然に囲まれており、家の中でもナチュラルな雰囲気を重視する傾向にあります。

よって、木材を使用した家具が多く、それがあたたかみにつながっていると考えられます。

また、北欧の冬は長くて厳しい寒さのため、室内で過ごす時間が長くなります。

冬でも室内で楽しく過ごせるよう、明るい色や動物柄のファブリックなどを活用するのが北欧風インテリアなのです。

そのため、北欧風家具の中には、日本ではあまり見られないような鮮やかな色使いのものもあります。

北欧風インテリアのアクセントカラーとしてよく使われるのがブルーとイエローですが、カーテンなどのファブリックからソファなどの大物家具にも見られます。

ブルーやイエローなどのアクセントカラーを使おう

それでは、どのようなお部屋づくりをすれば、北欧風インテリアに近付けるのでしょうか。

北欧風インテリアにするポイントをご説明します。

シンプルな家具にワンアイテムをプラスするだけで、北欧風インテリアに近付けられるかもしれません。

まず、アクセントカラーを1つ決めましょう。

例えば、「ブルー」をアクセントカラーにするとします。

グレーやホワイトのシンプルなソファに、ビビッドなブルーのクッションカバーなどをプラスすると、クールな印象の強い北欧風インテリアに近付くでしょう。

同じブルーでも、明るめのターコイズブルーを選ぶと、かわいい印象が強くなります。

ブルーだと少しクールすぎるという人は、イエローはいかがでしょうか。

イエローをアクセントカラーにすると、光を感じさせてくれてあたたかみが強くなります。

きっと、スタイリッシュでありながら遊び心のある空間に仕上がるでしょう。

そして、インテリア選び上級者さんは、二色使いで強いコントラストを付けるのはいかがでしょうか。

反対色であるブルー×イエローの二色使いは強い対比が生まれ、お部屋に主役級のインパクトを生み出します。

壁紙にブルーやイエローを使って北欧風に

ブルーやイエローなどのアクセントカラーは北欧風インテリアに欠かせません。

一般的にこのような挿し色は小物に使われることが多いのですが、壁紙クロスやソファなどの面積の大きなものに使うのもおしゃれです。

おすすめなのは、お部屋の一面だけ壁紙の色を変え、アクセントウォールにすることです。

大きな面積なので失敗が怖い人は、貼って剥がせる壁紙クロスを活用すると良いですよ。

飽きたら張り替えることもでき、賃貸住宅でも使えます。

北欧風インテリアにおすすめのアクセントウォールカラーは、ブルーグレーです。

寒々しい印象になると思われるかもしれませんが、木製の家具と合わせるとやさしさとクールを両立したスタイルに仕上がります。

ブルーグレーは個性を主張しすぎない色味なので、もともとお持ちの家具にも合わせやすいでしょう。

ほかにも、黄みが入った明るいブルーであればかわいらしさがあるので子ども部屋にぴったりです。

そして、濃いブルーのアクセントウォールは大人の落ち着いた空間を演出してくれます。

濃いブルーはイエローの小物と相性が良いので、この相性を活かすと素敵なインテリアの空間になることでしょう。

イエローをアクセントウォールにする場合は、少し暗めのイエローを選ぶのがおすすめです。

イエローが強めの色なので、床や家具、ファブリックをホワイトやブラックで統一するとうるさい印象になりません。

ブルーのソファは北欧風インテリアに合わせやすい

続いて、北欧風インテリアでよく見かけるブルーやイエローのソファの使い方を見てみましょう。

まずはブルーのソファを色別に3種類ご紹介します。

■濃いブルー

濃いブルーは北欧の雰囲気を持ちつつ、悪目立ちしないためソファの色味としておすすめです。

濃いブルーグレーのような中間色が良いでしょう。

重めのカラーなので、床の色は明るくして重心の低いソファを選ぶのがポイントです。

そうすると圧迫感が減り、お部屋が広く見えます。

■ブルーとネイビーの中間色

デニムカラーに似た濃さのブルーのソファは、お部屋の主役になる存在があります。

色を使いすぎるとごちゃごちゃしてしまうため、同じカラーで統一するか、同じ素材の家具でまとめるのが良いでしょう。

ラグは目立たせずにライトブラウンやベージュを選ぶのが無難です。

■ターコイズブルー

ブルーの中でも印象の強いターコイズブルーは、ソファの色味として選ぶのに勇気がいるかもしれません。

カラーの印象を強くし過ぎないためにも、脚部に木が使われているものを選ぶのがおすすめです。

デザイン性が高いものを選び、あえて印象付けるのもアリでしょう。

イエローのソファは際立たせるのがポイント

ブルーのソファよりも難易度が高いのがイエローのソファですが、それをおしゃれな空間の一部にできるのが北欧風インテリアです。

イエローのソファはお部屋に入ったときまず目に付きやすいため、それを際立たせるインテリアを選ぶとまとめやすいでしょう。

それではイエローのソファを色別に2種類ご紹介します。

■マスタードイエロー

イエローの中でもマスタードイエローは落ち着きがあり、ほかの家具とも調和を取りやすいです。

ダークブラウンと合わせるとさらに落ち着きが出るため、フローリングやほかの家具、ソファの脚部はダークブラウンで合わせるのがおすすめです。

また窓の近くに配置すると明るさを増してあたたかみが感じられます。

窓を背にして配置するとマスタードイエローの良さを際立たせられるでしょう。

■レモンイエロー

ビビッドなレモンイエローのソファは、置き方を間違えるとうるさい印象になるため注意が必要です。

壁紙の一部を暗めのグレーにして、落ち着きを取り入れましょう。

ホワイトのラグやガラステーブルなど、存在感の少ない家具と組み合わせると、レモンイエローがくっきりと浮かび上がり、北欧らしいスタイリッシュなインテリアを置いた空間になるはずです。

ソファなどの家具を変えるより照明から始めよう

北欧風インテリアに取り入れたいアクセントカラー、ブルーとイエローについてお話ししてきました。

ところで、北欧風インテリアを取り入れたいと思ったとき、ソファやチェアなどの家具やラグを変えることが第一だと考える人もいるかもしれません。

しかし、家具を買い替えるのは大変ですしお金もかかります。

そこで、もっと簡単に北欧風スタイルを生活に取り入れませんか。

それは「照明」を変えることですぐにできます。

照明は北欧風インテリアにとってとても大切な存在です。

室内を明るく照らすという基本的な機能だけでなく、デザイン性やあたたかみなど、お部屋の中で担う役割は大きいのです。

特に、北欧風インテリアでは間接照明を上手に使います。

ライトを壁に当てて反射させたり、光から生じる陰影を楽しんだり、小さな明かりをたくさん灯したり、その楽しみ方はさまざまです。

明るすぎるシーリングライトを消して、北欧風テーブルランプやフロアランプをいくつか置いてみましょう。

それだけでぐんと雰囲気が北欧風に近付くはずです。

アクセントカラーを決めておけば失敗しにくい

北欧風インテリアは木をふんだんに使っていたり、やわらかいデザイン性であったり、日本の家具にも合わせやすいです。

はじめからすべてを揃えるのではなく、照明から始めて徐々にお気に入りを増やしていくのも楽しいですね。

ブルーやイエローなどのアクセントカラーは、どのように使うのかを決めておくと良いでしょう。

アクセントカラーに合わせて、周りの家具を揃えていくと失敗しにくいですよ。