これから一人暮らしを始めるという方は、部屋にどんな家具を置こうかと考えてワクワクしているのではないでしょうか。
ゆったりくつろげる部屋にするために、ベッドとソファを置きたい方もいるでしょう。
しかし、一人暮らしの部屋の広さでは、その両方を置くのは難しいかもしれません。
そんなときは、一人用のソファベッドを置くのをおすすめします。
部屋が狭くてもOK!一人用ソファベッドのススメ
一人暮らしの部屋は、ソファとベッドをそれぞれ置けるほどの広さがないことが多いでしょう。
仕方なくソファをあきらめ、ベッドのみを置くという方も多いですが、中にはどうしてもソファを置きたい方もいるかと思います。
そんなとき、ソファベッドなら、1台置くだけでソファとしてもベッドとしても使えるため、とても便利です。
一口にソファベッドと言ってもさまざまな大きさのものがありますが、シングルベッドになる一人用のソファベッドならコンパクトなものが多いので、部屋に置きやすいでしょう。
ソファとベッドのどちらにも使えるうえに、それぞれを別で購入するより費用を抑えられることが多いのも、嬉しいポイントです。
もし将来、結婚などでより広い家に引っ越し、大きなベッドを購入したときには、ソファベッドはソファとしての役割をメインにすることで、処分せずに長く使い続けることができます。
これから一人暮らしのための家具を購入する方は、このようにさまざまなメリットのあるソファベッドを検討してみてはいかがでしょうか。
ソファベッドにはどんな種類がある?
ソファベッドは、その変形の仕方によって主に3つの種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
●折りたたみタイプ
フラットなベッドの状態から、三つ折りのようにして折りたたむことで、ソファに変形するタイプです。
ベッドの頭側がリクライニングになっていて、起こすことで背もたれができ、足側を折りたたんでソファの座面とすることが多いです。
背もたれを起こして足側はたたまずに使えば、足を伸ばして座れる一人用のカウチソファにもなりますよ。
●リクライニングタイプ
横長のソファの背もたれや肘置きを倒すことで、フラットにしてベッドにするタイプです。
ベッドとしては一人用の大きさでも、ソファの状態なら二人以上座れるくらいの横幅があり、ゆったり座れます。
●引き出しタイプ
ソファの座面を引き出して伸ばし、ベッドに変形するタイプです。
折りたたみやリクライニングタイプのように背もたれを倒す場合は、ソファベッドの後ろにある程度のスペースを確保しておく必要がありますが、引き出しタイプなら前に座面を伸ばすので、壁にくっつけて配置できます。
ソファベッドの素材の違い
先ほどはソファベッドの、変形の仕方の違いについてご説明しました。
他にも、ソファベッドに使われている素材にもさまざまなものがあります。
●ファブリックor合成皮革
ソファベッドは、主にファブリック素材のものと、合成皮革素材のものがあります。
ファブリック素材のものは、布の温かみと柔らかい雰囲気が特徴で、どんなインテリアにも合わせやすいでしょう。
カバーを外して洗濯できるタイプもあるので、お手入れもしやすいです。
一方、合成皮革素材は、レザーのスタイリッシュな雰囲気が特徴的です。
本革と比べてリーズナブルなのが嬉しいですね。
ただし、通気性や吸湿性はイマイチなので、ベッドとして使うときには注意が必要でしょう。
●ウレタンフォームorコイル
ソファベッドの座面に使用されているクッション素材は、ウレタンフォームかコイルが多いでしょう。
ウレタンフォームは柔らかくてクッション性に富み、軽いのが特徴です。
値段も安めですが、耐久性は高くないため、長く使うのにはあまり向いていません。
コイルを使用したソファベッドは、たくさんのバネを並べており、そのひとつひとつに体重を分散するため、弾力性があります。
価格は少し高くなりますが、耐久性も高くへたりにくいです。
一人用ソファベッドを選ぶ際は、どれくらい使うのかを考え、耐久性も考慮すると良いでしょう。
ソファベッドにもデメリットがある?
一人用ソファベッドは、1台で2役をこなすうえに出費も抑えられるので、一人暮らしを始める方におすすめできるとお伝えしてきました。
しかし、ソファベッドにもデメリットはあります。
●ベッドと比べて寝心地が劣る
やはり、快適に寝ることを最優先に作られたベッドと比べると、ソファベッドの寝心地は劣ってしまいます。
寝心地を重視する方には、ソファベッドは向かないかもしれません。
また、リクライニングタイプのソファベッドは、背もたれを倒してベッドにしたときに、背もたれと座面の間に溝ができてしまうものもあるようです。
このような場合、寝る際に背中に違和感を覚えることもあるでしょう。
●ソファとベッドの硬さを変えられない
ソファは柔らかめ、ベッドは硬めを好むなど、硬さにこだわりのある方もいると思います。
しかし、ソファベッドの場合は硬さを変えられないので、どちらかを妥協しなくてはいけません。
●ソファとして使うときは掛布団などを片付ける必要がある
ベッドとして使う際には、掛布団や枕などが必要になります。
また、寝るときに汗をかくのでベッドパッドも敷くことが多いでしょう。
そうすると、ソファとして使用しているときにはそれらを片付けておかなくてはいけません。
いちいち出したりしまったりするのを、面倒に感じてしまう方もいるかもしれませんね。
一人用ソファベッドを選ぶときのポイント
ここまで読んで「一人用ソファベッドを購入したい!」と思われた方は、ソファベッドを選ぶ際に以下のポイントを押さえておきましょう。
●部屋のスペースに合ったものにする
折りたたみタイプと、リクライニング・引き出しタイプのソファベッドでは、ソファの状態の大きさに違いがあります。
リクライニング・引き出しタイプは、二人以上でも座れるようなゆったりとしたソファになる分、スペースを取ってしまうでしょう。
部屋が窮屈になってしまわないか、事前によく確認しましょう。
●ベッドとして使いやすいサイズを選ぶ
一人用のソファベッドにはとてもコンパクトなサイズのものもありますが、毎日寝るときにベッドとして使用するなら、小さすぎるソファベッドは不便です。
身長プラス20cmの長さがあるものを選ぶと、ベッドとしても使いやすいでしょう。
●収納機能の有無で選ぶ
ソファベッドの中には、座面の下に収納スペースが付いているものもあります。
部屋に収納スペースがあまりないという場合は、収納機能付きのものを選ぶのも良いでしょう。
ソファベッドと床の間に空間がある場合も、収納スペースとして活用できます。
おすすめの一人用ソファベッドをご紹介!
最後に、おすすめの一人用ソファベッドをご紹介しますので、ぜひ購入の参考にしてみてください。
【ニトリ:3WAYソファベッド】
参考価格:18,618円(税込)
折りたたみタイプのソファベッドで、ソファとカウチ、ベッドの3WAYで使用することができます。
背もたれは14段階のリクライニングが可能なので、くつろぎやすいように調整できますよ。
色はネイビーとブラウンの2色から選べます。
【LOWYA:3人掛け ソファベッド【S】 3段階リクライニング 天然木脚 ファブリック】
参考価格:21,990円(税込)
こちらはリクライニングタイプのソファベッドです。
ソファのときは三人で座れるほどゆったりと使用でき、背もたれを倒せばシングルベッドに変身します。
グレーやブラウンなどのベーシックな色の他に、ピンクやミントなどの柔らかいカラーも取り揃えています。
【伸長式ソファベッド 2way 木製伸長式ベッド シングル】
取扱店:neruco
参考価格:29,900円(税込)
こちらは、すのこフレームをスライドさせて座面を伸ばす、引き出しタイプのソファベッドです。
天然木パイン材を使用したナチュラルな雰囲気がおしゃれです。
すのこの上にマットレスを敷いて使用するので、通気性が良く、カビなども生えにくいでしょう。
1台で2役!一人暮らしにはソファベッドがおすすめ
今回は、ソファベッドの特徴やおすすめ商品などをご紹介しました。
1台で2役のソファベッドは、狭い部屋でもスペースを有効活用できるため、一人暮らしにおすすめの家具です。
一口にソファベッドと言ってもさまざまな種類や素材があるので、購入の際はそれぞれの特徴を理解したうえで選ぶようにしましょう。