ソファに寝ころぶと、ついうたた寝をしてしまいますね。
ソファで過ごす時間は、くつろぎの時間でもあります。
あなたの家のリビングにはどのようなソファが置いてありますか?
本革・合皮革・ファブリックなどさまざまな生地のソファがありますが、毎日使うのですから、気楽に使えてお手入れも簡単な合皮革ソファがおすすめですよ。
ソファの生地は3種類!王道は本革
ソファは座る人の全体重を支え続けなければなりませんので、柔軟性と耐久性にすぐれていなければなりません。
また、リビングに置くのであればデザイン性が高いことも求められますよね。
ほかにも、毎日人が座ることから汚れに強いことやお手入れがしやすいことも大切です。
ソファの生地には大きく3種類あります。
本革・合皮革・ファブリック(布製)です。
それぞれの特徴を見てみましょう。
●本革
ソファの場合、牛皮のものがほとんどです。
高級感があり、座り心地と肌触りがすぐれています。
使い込むうちに肌馴染みし、色合いや肌触りの変化を楽しむことができます。
また、耐久性も高く、お手入れによっては20年以上使い続けることもできるといわれています。
しかし、維持管理やお手入れは手がかかります。
革は生きているといわれていますので、生きものの世話をするようにお手入れをしなければなりません。
湿気に弱く、汚れやすいです。
水拭きできませんので、専用のクリーナーを使用したり、専門業者に依頼してお手入れをしてもらったりしなければなりません。
お手入れ簡単で使いやすい合皮革とファブリック
続いて、合皮革とファブリック生地についてもご説明します。
●合皮革
合皮革は塩化ビニルやポリウレタンを本革に似せて加工したものです。
本革のような質感を持ちつつ、安価に手に入りお手入れも簡単です。
水拭きもでき、汚れも付きにくい特徴を持ちます。
子どもがいるご家庭ではおすすめのソファ生地です。
しかし、本革のような高級感や使い込んで味わいを深めていく愛着感は少なく、本物の高級感を求めている人には安っぽく感じるかもしれません。
耐久性も低く、寿命は3年~5年ほどといわれています。
●ファブリック
ファブリックの中でもさまざまな素材があります。
ポリエステル・アクリル・綿・ウールなどの素材感を楽しむことができます。
また、色や柄などもバラエティ豊かなので、幅広い選択肢から選ぶことができます。
カバーが洗濯機で洗えるものもありますので、衛生的に使えるということからも人気があります。
しかし汚れが付きやすく、ダニが発生する可能性がありますのでこまめなお手入れが必要です。
本革と合皮革、コスパがよいのはどっち?
それぞれのソファ生地には長所と短所がありますが、合皮革は手ごろな値段で高級感が出せて、お手入れもしやすいことから人気が高いです。
近年では技術の進歩により、見た目だけでは本革と区別が付かないものも登場しています。
以前は合皮革のソファというと、安っぽいイメージを抱く人も少なくありませんでした。
しかし、近年の合皮革は進化して、本革に見劣りしないクオリティまで高まっています。
本革の高級感を持ちつつ、価格は抑えられるのですから、人気が高いのもうなずけます。
ただし、本革と比較したときにどうしても耐久性は劣ります。
ところが、場合によっては合皮革のほうがコスパがよいという考え方もあります。
というのは、本革の耐久性がどんなに高くてもソファのクッション部の劣化は避けられないからです。
ソファのクッションはウレタンフォームが一般的ですが、ウレタンは再生しない素材です。
そのため、劣化しヘタってしまうと元に戻すことはできず、入れ替えるしかありません。
本革であれば内部のクッション部を入れ替えて使い続けることはできますが、その分かなりコストがかかると考えておきましょう。
一方、合皮革のクオリティは年々向上していますので、気に入ったものを購入し、劣化したら買い替えるというのもひとつの考えです。
どちらがコスパがよいと考えるのかは人それぞれですが、自分のライフスタイルに合うほうを選びましょう。
ソファは汚れがつきやすい!お手入れのしやすさも大切
ところで、ソファではほとんどの人がリラックスして過ごしますよね。
テレビを見たり、うたた寝をしたり、おやつを食べたり、それぞれのゆったりした時間を過ごしていることでしょう。
毎日家族がさまざまなことしながら長い時間を過ごすソファですから、汚れもつきやすいといえます。
ソファにはどのような汚れがつきやすいのか見てみましょう。
●食べもの
ソファに座りながらおやつなどをを食べると、食べかすが落ちたり隙間に入り込んだりします。
●飲みもの
お茶やジュースをこぼすと、本革のソファには大ダメージです。
またファブリックですと、染み込んでシミになる可能性もあります。
合皮革であれば、拭き取ったあと水拭きするだけでOKです。
●皮脂・汗
暖かい季節は、薄着や素足でソファに座ることもあります。
皮脂汚れは蓄積し、ソファが薄汚れたようになります。
子どもがいる家では、このようなソファの汚れを避けるのは難しいですよね。
合皮革のソファはお手入れが楽なので、子どもがいる家には特におすすめです。
合皮革ソファのお手入れ方法
それでは、合皮革ソファのお手入れ方法をご紹介していきましょう。
日常的なお手入れは、乾拭きだけでOKです。
もし、食べものや飲みものをこぼしてしまったなど、特に汚れたときは以下のようなお手入れをしましょう。
●衣類用中性洗剤を使う
乾拭きのあと、ぬるま湯で中性洗剤を溶かして洗剤液を作ります。
いらない布を浸して、ソファをたたくように汚れを落とします。
仕上げは水拭きのあと乾いた布でやさしく拭き、洗剤液が残らないようにしましょう。
●重曹を使う
洗剤液で拭いても汚れが落ちない場合、重曹を使ってみましょう。
重曹を水に溶かしたものを布につけて、汚れたところを拭いてください。
仕上げに水拭きし、洗剤液や重曹が残らないようにしましょう。
●消毒用エタノールを使う
乾拭きのあと、消毒用エタノールを柔らかい布に含ませて軽く拭きます。
●クレンザーを使う
エタノールで拭いたあと、クレンザーを併用するとさらにきれいになります。
色落ちする可能性があるため、目立たないところで試してからおこないましょう。
上記でご紹介したお手入れは特に汚れたときにおこなってください。
毎日おこなうと、かえってソファを劣化させてしまう可能性があります。
また、洗剤などを使うため合皮革の種類によっては色落ちする可能性がありますので、必ず目立たないところで試してからおこなうようにしましょう。
合皮革ソファを長く使い続けるための工夫
合皮革のソファは、水汚れにも強く普段のお手入れも乾拭きだけなので気楽に座ってくつろぐことができますね。
耐久性が低いのが難点ですが、使い方によっては長持ちさせることができるかもしれません。
合皮革のソファを長く使い続けるためのポイントをご紹介します。
●直射日光を避ける
直射日光に当たると、劣化が早くなります。
日光が当たらない場所に配置しましょう。
●エアコンの風を避ける
暖房の風などが直接当たるとソファの劣化につながります。
日光にもエアコンにも当たらない場所となると難しいかもしれませんが、カーテンを使用するなど工夫しましょう。
●座る場所を変える
毎日同じ場所に座り続けていると、その場所だけ劣化が進んでしまいます。
座る場所を変えて、一部だけに負担がかからないようにしましょう。
これだけでもかなり劣化を遅らせることができますので、ぜひ実践してみてくださいね。
合皮革ソファでリラックスして過ごそう
本革のような高級感が欲しいけど、お手入れは面倒というワガママをかなえてくれる合皮革ソファ。
近年では本革に近い質感を再現したものも多く登場していますので、探してみてくださいね。
合皮革ソファであれば、気楽に毎日使えて、お手入れも簡単です。
リラックスしてソファで過ごせますよ。