上品なイメージの「グレーソファ」ですが、そのデザインや素材、質感によってマッチするインテリアスタイルは異なります。
そこで今回は、グレーソファを使ったインテリアコーディネート例を中心にご紹介していきます。
人気スタイルばかりを集めましたから、きっと気になるコーディネートが見つかるはずですよ。
それではまず、グレーカラーの特徴からお話ししましょう。
グレーカラーの特徴とは?
白と黒の間にある色、その全てが「グレー」にあたります。
明るくなると白に近づき、暗くなると黒に近づくのですが、基本的なグレーカラーからイメージされるのは、「上品さ」や「知的さ」だと言います。
マイナスイメージとしては、「無気力さ」や「曖昧さ」が挙げられるでしょうか。
一昔前までは、あまりパッとしない色という見方をされていたようですが、今では人気色のひとつです。
合わせ方次第で、ナチュラルにもスタイリッシュにも傾くため、振り幅の広さが魅力となっています。
また、中間色ということで協調性が高く、インテリアコーディネートでも大変重宝する色味でしょう。
白や黒のみを基調にしたスタイリングは、シックで堅苦しくなりがちですが、グレーを投入することでやわらかい雰囲気が加わります。
今回特集する「グレーソファ」は、シンプルながらに絶妙な存在感を放つはずです。
チョイスするグレーソファの系統によって、インテリア空間の表情は左右されますから、次項では選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
グレーソファを選ぶときのポイントをチェック!
ここでは、グレーソファの選び方についてご紹介します。
それぞれのチェックポイントを確認してみましょう。
①色の濃淡
グレーカラーの濃淡によって、ソファの雰囲気は変わります。
明るい(白っぽい)とナチュラルテイストや北欧テイストのインテリア空間と相性が良く、反対に暗くなる(黒っぽい)とモダンテイストやラグジュアリーテイストのインテリア空間にマッチするでしょう。
②フレームの種類
グレーソファにもさまざまなデザインがありますよね。
その中でまず目をつけたいのが、フレームの種類です。
木製フレームが使用されていると、あたたかみのあるイメージになり、スチール製フレームならクールでスタイリッシュなイメージとなります。
③張り地の素材
続いて注目したいのは、ソファの張り地です。
張り地とは、ソファ表面の生地を意味します。
ここでは、代表的な三種類をピックアップし、簡単に特徴をまとめてみました。
〈ファブリック…カラーバリエーションが豊富で、やわらかい雰囲気〉
〈合成皮革(ソフトレザー)…表現力豊かで天然皮革よりも安価〉
〈天然皮革(本革)…耐久性は抜群で経年変化をたのしむことができる〉
グレーソファのインテリアコーディネート例!温もりあるナチュラルテイストに
ここからは、グレーソファを使ったインテリアコーディネート例をご紹介していきます。
①【ナチュラルインテリア:明るめの色や木材を多く使用しているのが特徴】
温もりを感じられるナチュラルテイストなお部屋の場合、ファブリックのグレーソファを選びましょう。
フレームは木製で、丸みのあるフォルムだとなお良いです。
ファブリック部分の色味は、あたたかみを出すため、グレージュ(グレイッシュベージュ)に近いほうが理想的と言えます。
また、お部屋への圧迫感を減らしたいので、なるべく低めのロータイプを選んでみてください。
目線がすっきりしますから、狭いお部屋にもおすすめです。
ナチュラルインテリアなら、家具も全て木製のもので揃えてみましょう。
そして、グレーソファのサイドには存在感のある観葉植物をレイアウトします。
もしくは、おしゃれな木製スツールでも良いですね。
カーテンやラグなどのファブリック類においては、やはり無難なベージュ系や、オフホワイト系がおすすめです。
ゆったりとくつろげる、心地良いお部屋が完成するでしょう。
ダークグレーのソファはモダンインテリアにぴったり!
続いては、洗練された雰囲気のお部屋を想定してみましょう。
②【モダンインテリア:余計な装飾を施さないシンプルさが特徴】
都会的なイメージのモダンインテリアであれば、ダークグレーのソファがおすすめです。
張り地に関しては、お好みで構いませんが、よりシャープな雰囲気を演出したいときにはレザータイプを選ぶと良いでしょう。
しかしながら、フォルムやデザインはなるべくシンプルなものが好ましいです。
そして、ソファ上のアクセントとして、一点だけ赤いカバーのクッションをレイアウトしてみてください。
すると、スパイスの効いた上級者コーディネートになります。
また、グレーソファのサイドには、個性的なデザインの照明器具を配置すると、よりモダンなテイスト感が増すでしょう。
家具やファブリック類は、白か黒、グレーで揃えていくと統一感が出ます。
ところどころに遊び心を織り交ぜながら、あなたらしいモダンインテリアに仕上げてくださいね。
グレーソファでシャビーシックなインテリア空間に!
引き続き、インテリアテイストごとにコーディネート例をご紹介していきましょう。
ここでは、女性らしさのあるシャビーシックインテリアをピックアップします。
③【シャビーシックインテリア:エレガントながらもヴィンテージ感があるのが特徴】
お部屋をシャビーシックテイストに仕上げていくのなら、ダメージのあるインテリアアイテムを取り入れつつ、現代感をミックスさせていくと上手くいきます。
そこでおすすめなのは、白に近い色味のグレーソファです。
なるべく淡いグレーカラーで、ボタン留めしてあるクラシックなデザインのソファを選ぶと、空間全体が上品なイメージになります。
クルミボタンや飾り鋲などのアクセントが効いていると、より本格的な印象です。
また、重厚感のあるチェスターフィールドタイプで、高級感のあるベロア生地を使っていると、なお良いでしょう。
周辺の家具やファブリック類においては、アンティーク調のもので揃えていき、色味は白やグレーで統一します。
インテリアアイテムの風合いや質感に目を向けながら、現代らしさも一緒に取り入れてみてください。
ソファがスチール脚ならブルックリンインテリアに合わせてみて!
最後にご紹介するのは、根強い人気のブルックリンインテリアです。
④【ブルックリンインテリア:倉庫風のアレンジで武骨な雰囲気を出していくのが特徴】
気取らない印象をアピールしていきたいので、グレーソファにはブラックスチール脚のものを選びます。
ドライなイメージのブラックスチールは、お部屋の雰囲気をグッと引きしめてくれるでしょう。
ファブリック素材の張り地だと、異素材感が生まれておしゃれです。
また、グレーカラーの濃淡は、なるべく濃いめのものを選ぶと馴染みやすくなるはずです。
家具は木製でも構いませんが、脚や金具の部分にブラックスチールを使っていると統一感が増します。
レンガ調のアクセントクロスなどを用いながら、味わいのあるコーディネートにトライしてみましょう。
おしゃれなグレーソファでコーディネートをたのしんで!
この記事では、グレーソファを使ったインテリアコーディネート例などをご紹介してきました。
①「ナチュラルインテリア」、②「モダンインテリア」、③「シャビーシックインテリア」、④「ブルックリンインテリア」と、順にお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
グレーソファの選び方を意識しながら、インテリアづくりの参考としてみてくださいね。